結果を生み出す事業計画を作る方法

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「融資を受けるには、
銀行に対して『事業計画』を見せる必要がありますから、
すぐにでも作りましょう」

あなたはこの様なことを、
言われたことが一度や二度はあると思います。

これでは、事業計画を作る意図がズレています。

本来、事業計画を作る意図、目的は何なのか。
今回はこの点をお伝えします。

心の中で叫ぶ!

時々ファミレスでランチを摂ることがあります。

パソコンを開いて仕事ができるし、
訪問先の予習や復習をしたり、
ちょっとした打合をすることもできるし、
ドリンクを飲みながら長居ができますから、
とても都合が良いためです。

ただし、食事をするときは、
心の中で叫んでしまうことが少なくありません。

席に案内されると、

「本日のランチはDのチキンの唐揚げです。
お決まりになりましたら、お知らせください。
水とおしぼりをお持ちしますね」

と口早に言うと、スタッフは立ち去ります。

残されたメニューを見ます。

日替わりランチは、
まぁ、こんなだよね、という写真です。

他のページをめくると、そこには、
ちょっと美味しそうな料理が並んでいます。

ときには、TVのCMを思い出して、
「あの(TVCMの)美味しそうに見えた料理って、
このファミレスだっけ」とメニューの中を、
探すこともあります。

なんとか料理を決めて注文をします。

しばらく、仕事をしたり、
本を読んだりしていると、
「お待たせしました」と
スタッフが料理を運んできました。

眼の前のテーブルに料理が置かれた瞬間、
「ウッソやろ!」と思ったことが、
本当に多いです。

「えぇーっ!違うじゃないか!」と
心の中で叫んだことが何回あったでしょうか!

メニューの写真
(あるいはTVCMで流れていた料理の画像)と比べて、
あまりにも違うからです。

写真のように、
目の前の皿の上は鮮やかではないです。
皿の上の料理の色合いがくすんでいます。

盛り付けも、写真のようにはなっていません。
崩れて、とっちらかっています。

「こんな量だったっけ?」と思うほど、
眼の前の皿の上の料理は少なく見えます。

メニュー写真のあの量は、
一体どこにいってしまったのかと目を疑います。

メニューを見て抱いていた美味しさへの期待は、
一気にしぼんでしまいました。

あなたにも同じ様な経験がありませんか。

「ウッソやろ。全然違うじゃんか」と
料理を眼の前にして思ったことがありませんか。

 

事業計画書を作る目的

これはファミレスの話だけではありません。

ビジネスでよく出てくる、
「事業計画」も全く同じ状況にあります。

「事業計画」は、
どの様な事業をどの様に行ない、
その過程で収支がどうなるのかを示すものです。

これを書類に整理したものが「事業計画書」

現実に出来上がる「事業計画」あるいは「事業計画書」は、
事業の収支状況を表計算で整理したものが主、
だと思っている人が少なくありません。

しかも、事業計画を使う用途は、
融資、出資を受けるためと考えています。

実際に「事業計画書」でネット検索をしても、
作る目的、用途は、融資、出資を得るため、
とされるものばかり。

そこにもってきて、
事業計画書づくりを勧めるのが、
顧問税理士の先生なんですね。

だから、どうしても、
事業の収支を表計算で整理したもので、
なんとかしてしまおうとします。

融資を受けることが目的ですから、
事業の継続性と収支をよく見せる必要があります。

「お金を借りても、
事業は続くし、収益もバッチリ上がるから、
しっかり借りた分は返せますよ。

ただ、事業の最初はお金が必要だから、
その分は貸してくださいね。」

ということをアピールする、
そのためだけの資料を作ります。

見栄えを良くするために、
鉛筆をなめて、数字合わせをして、
着飾った「事業計画」の中身を作ります。

数字の辻褄を合わせるために、
事業戦略や施策の文言が並びます。

私もかつて、
実際にやったことがあるから、
よっくわかりますよ。

 

事業計画で銀行に絞られた

融資目的を主にして事業計画書を作り、
実際に銀行から融資を受けたとします。

半年、一年が過ぎ実績がでます。

銀行に、実績の報告・説明に行きますよね。

すると、
「なんで実績が計画からこんなにズレるんだ」
と銀行からしつこく質問をされます。

「これからどうやって挽回するんだ」と問われます。

銀行の融資担当からしてみると、
ファミレスで料理が運ばれてきたときと同じ、
裏切られた感が心に満ち溢れています。

行内や上司への立場を考えたら、
”今だけ状況が悪いだけ。
これから充分挽回できように、
先方もよく考えているし、
それを確認したから大丈夫”
と報告したいところだからです。

「どうやって挽回するのか?」と正されても、
借りた側は、しどろもどろになるばかりです。

背中に冷や汗をぐっしょりかき、
返答に窮します。

ますます、融資担当は問い詰め、
借りた側は答えられずにオロオロします。

こんなことを繰り返している社長、
経営者は少なくありませんよ。

あなたの周りでも、
「銀行に絞られたよ」
なんてボヤいている社長、経営者が、
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

事業計画の本当の目的

この様な融資・出資目的の「事業計画」が、
実際には少なくありません。

私自身、過去にこの様に事業計画書を作って、
とんでもなく痛い目を見たので、よっくわかります。

実際に、このような「事業計画書」を
たくさん見てきました。

これでは事業計画を作る目的がズレています。

「事業計画」は、
どの様な事業をどの様に行ない、
その過程で収支がどうなるのかを示したもの
です。。

ということは、
お金を借りるから作るとか、
お金を借りるために作る、
というものでは無いことがわかります。

お金を借りるために事業計画を作る、
というのは、そもそも意図がズレています。

お金を借りようが、借りなかろうが、
事業を行う限り事業計画は必須です。

その中身は、
事業を実現するための具体的な行動と
それを実施する内容を計画として作ることです。

事業の実現を具体的に記載した事業計画を元に
金融機関向けにわかりやすくく、
整理し直して見せることで、
融資につなげるだけのことです。

事業を実現するための、
具体的な内容を充分に検討せずに、
見栄えの良い、お金を借りるだけの中身を作っても、
それが実績と乖離するのは当たり前のことです。

融資を手に入れたとしても、
後々金融機関に突っ込まれるのは当たり前です。

「どうやって挽回するんですか」との問いに、
答えられずにオロオロするのも、当たり前です。

そりゃそうです。

なぜ計画からズレたのかも、
お金をかりるために着飾った「事業計画」からは、
まったくわからないですからね。

事業を行う実態に沿った「事業計画」ではないのですから。

事業を実現するための具体的な行動、
何をどうするのかという具体的な方針、スケジュール、
施策、資源配分が検討された事業計画ならば、
予算、計画と実績との乖離の原因が把握できます。

挽回策を検討することができますから、
融資担当者からの質問に、
答えることができます。

冷や汗を書く必要もありません。

「逆でズレている状況」から、
もう脱出しましょう。

本当に事業で成果を出すための、
事業計画を作ることに専念しましょう。

 

事業計画の正しい作り方に(編集後記)

本当に事業で成果を出す事業計画を作ると、
売上増、事業成長は、
驚くほど早くに実現に向かいます。

90日後に売上123.8%のような成果がラクラク出ます。

本当に事業で成果を出す事業計画と言われても、
中身も作り方もハッキリとしない。

もしそのようなことで悩んでいるなら、
以下のセミナーに参加してみてくださ。

最小限の労力で、
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「事業計画」の検討方法がわかります。

ファミレスの料理は、
「ウッソやろ!」とか「マジか!」
と心で叫ぶことが、少なくありません。

でもですよ、
ついつい入ってしまうんですよね。

そしてまた「ウッソやろ!」と心の中で叫んでいます。

同じことを繰り返しているなんてアホなことです。

そろそろ脱出したい、今日このごろです。(笑

同時に、「事業計画」作成でも、
同じことの繰り返しから脱出しましょうよ。

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