「経営理念」を事業の成果につなげる使い方

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営、ビジネス、事業に関する用語に、
「経営理念」という言葉があります。

あなたも何度か耳にしたことがあると思います。

「経営理念」はどうやって使うと、
実際の成果につながるのか、という点をお伝えしますね。

 

「経営理念」を活かすヒント

「ひとつ聞いてええか?」

「今野、そこに愛はあるんか?
そこに愛はあるんか?」

「信じられる愛はあるんか?」

大地真央さんの顔のアップが、
テレビの画面に映し出され、
上のセリフを独特のイントネーションで言っています。

ここに、「経営理念」を
事業の成果につなげる、
大切な理由・要素が潜んでいます。

別バージョンのCMでは、
老舗料亭の薄暗い座敷らしきところで、

板長らしき俳優の今野さん(元キングオブコメディ)に向かって、
料亭の女将らしい設定の太地真央さんが
上のセリフを問いかけます。

それを言われた板長の今野さんは、

「女将さんおおきに。もう一回やりなおしや」

と側にいるらしい板前に言います。

最近良くTVで流れている、
某消費者金融のテレビCMです。

あなたも目にしたことがあると思います。

見終わって、

「太地真央さん、
相変わらず(年齢の割に)綺麗だけど、
独特の言い回しだなぁ」

と思います。同時に、

「このセリフで消費者金融って、
どういうこと!?

愛と金融会社の名前の一部が
かぶっているだけじゃないか」

と突っ込みたくなります。(笑

それはそうなのですが、
「そこに愛はあるんか」には、
「経営理念」を活かして成果を手にするための、
使い方と深い理由があります。

その理由とは?

「経営理念」をわかっている!?

お伝えする前に、
事業で用いる時には、
少し言い換えが必要なので、その点から。

「そこに愛はあるんか」ではなく、

「そこに「経営理念」はあるんか?
信じている「経営理念」はあるんか?」でした。

 

ビジネス、経営に携わると、
「経営理念」という言葉を耳にする機会が増えます。

あなたも何度も耳にしたと思います。

「経営理念」とは、

企業の個々の活動方針のもととなる基本的な考え方
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より)

と解説されています。

もう少し詳しくすると

経営、事業活動をおこなうについて、
基本となる考え方、思い、存在意義を示すもの

となります。

中期経営計画や年次計画をつくるときに、
計画書の最初の方で、
「経営理念」を記載するように、
作り方マニュアルや関連書籍に記載されています。

この様なときになって、
「経営理念」を思い出す、
ということが現実には少なくありません。

「経営理念」を、日頃はあまり意識していない、
ということで、よくあることです。

あなたは、いかがですか?

 

「経営理念」を毎朝唱える、
忘れないようにしている会社があります。

私も以前、毎朝の朝礼で、
「経営理念」を社員全員で唱える会社に
居たことがあります。

その時の周りの社員を見回し、
自分自身を振り返えって、
確信をしていたことがあります。

「経営理念」を毎朝唱えると
決められているから、
だから唱えていただけでした。

そうなのです。
単に唱えていただけでした。

経営陣は、それで社員が、
「経営理念」をわかっていると、
思い込んでいただけでした。

 

「経営理念」を常に問いかける

先程の説明からも明らかなように、
「経営理念」は、
企業活動のもと、企業活動の根幹を構成するものです。

事業に関する何かを行うときの、
基準となるものです。

この点を考えると、
毎朝、唱えればよい、
社員が唱えれられば良い、
とはならないことは、
直ぐにわかります。

計画書を作る時に、
どこかから引っ張り出してきて、
書類に書き込むものではないことも、
容易にわかります。

経営に関して、
事業に関して、
業務に関して、

何かを検討したら、
「そこに「経営理念」の実現はあるんか?」
と問う必要があります。

施策を検討したら、
「それで「経営理念」の実現はできるんか?」
と確認する必要があります。

経営、事業として何かを行うなら、
「そこに「経営理念」はあるんか?」
なのです。

この問いかけへの答えが、
「うーん」だとか、
「自信がない」とか、
「充分じゃないかもしれない」とか、
「よくわからない」ならば、

板長役の今野さんと同じ様に、
「おおきに。もう一回やりなおしや」なのです。

「そこに「経営理念」はあります」
「それで「経営理念」が実現できます」
と即答できるまで、

「おおきに、もう一回やり直しや」と、
何度でも検討し直す必要があります。

何度でも、検討内容の改善を
やり続ける必要があります。

日頃から、「経営理念」を、
経営、事業、業務の根幹だ
と思って活用しているからこそ、

「経営理念」が機能します。

「経営理念」が活きます。

「経営理念」が本当に実現します。

もし「経営理念」を年に一回、
計画書に記載するだけ、

だとか、

毎朝、社員で唱えて満足しているなら、

「経営理念」を掲げるのは止めたほうが良いですよ。

「そこに「経営理念」はない」からです。

経営にも、個々の活動にも、
「経営理念」は影響を及ぼさないからです。

「経営理念」の文章が在ったとしても、
永遠に実現することもないですし、
実現に近づくことは期待できないからです。

経営をおこなうときに、
事業をおこなうときに、
会社の活動、業務をおこなうときに、

そしてこれらに関する検討を行うときに、
必ず問いかけましょう。

「そこに「経営理念」はあるんか?
それで「経営理念」は実現するんか?」と。

そして、
「そこに「経営理念」がある」と、
言えるようにしましょう。

「経営理念」の使い方のまとめ

多くの会社に一応は存在する「経営理念」

どのように「経営理念」を使うのか
どのタイミングで、どの様に使うのか
今回はお伝えしました。

もし、今回お伝えした「経営理念」の使い方を
あなたがやっていないならば、
あなたができていないならば、

どんなに素晴らしい内容の「経営理念」であっても、
その「経営理念」は役立たずになっています。

事業の成果を手に入れたいならば、
「経営理念」を日々の活動で活用してください。

 

いやー、それにしても、太地真央さん。
お綺麗ですよね。

そこにあのイントネーションですから。
そのインパクトは凄いです。

「そこに愛はあるんか?
信じられる愛はあるんか?」

このフレーズと太地真央さんのどアップ顔が、
脳裏から離れません。(笑

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