事業計画書の中身より知りたい事

公開日:2014/05/14

更新日:2019/04/09


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

ある経営者の方から、
「相談したいことがある」と
連絡がありました。

スケジュールを調整して、
お伺いし、通された応接室。

厚いバインダーを目の前にした経営幹部の方。
(以下、経営者の方を”経営”と略します。)

 

事業計画を作ったけれど、、、

降旗:こんにちは。
お久しぶりですね。

経営:「こちらこそお久しぶりです。
忙しいところ、
日程を調整してくださって助かります。」

降旗:「どうされましたか?」

経営:「実は、、、
どうしたらよいのか、
解らなくなってしまって、、、」

降旗:目の前の、この分厚い書類が、
関係する事なのでしょうね?

経営:「えぇ。そうなんです。
この書類についてです。」

降旗:なんとなく察しはつくのですが、
なんの書類でしょうか?

経営:「これは、、、
(と、厚いバインダーを開いて)
うちの今期の事業計画なんです。」

降旗:で、事業計画の、
何についての相談でしょう?

経営:「実は、、、
各事業の計画を作ったのですが、
随分と時間が立つのですが、
成果が出ていないんです。」

降旗:成果が出ていないのですか?

経営:「えぇ、芳しくないです。
で、どうしたらよいのかと。
売上げをアップできないのは
なぜなんだろうか?と思っているんです。」

降旗:計画は作ったが、成果が出ていない。
で、なぜなのか、なんとかしたい、
ということですね?

 

成果物より知りたい事は、、、

経営:「そうなんです。
早速ですが、、、
このバインダーの成果物を見ていただき、
意見を聴かせていただけませんか?」

降旗:ちょっと待ってくださいね。
成果物を見る事は後にしましょう。

経営:「えっ、見ないんですか?
というより、それは、アドバイスできない、
という事でしょうか?」

降旗:いえいえ、
そういうことではありません。
成果物を見て意見を言う事は容易ですが、
それはもっと後だと思うからです。

経営:「もっと後なのですか?
成果がでない理由、どうするのか?については、
どうやって見つけ出すのでしょう???」

降旗:成果物を見る前に、
どのような手順、やり方で、
誰が事業計画を作ったのか
まずその点を教えてください。

経営:「作り方、、、ですか。
成果物ではなく、計画を作ったやり方、、、
ですか?」

降旗:そうです。
その部分から、
お話を聴かせていただけますか?

経営:「なんで成果物そのものではなく、
作り方なのでしょう?

うちがお願いしている会計士の先生は、
同じ話をしたら、成果物を見せてほしい、
とおっしゃっていましたよ。(苦笑)」

降旗:まぁ、人それぞれですから、、、(苦笑)
ただ、やり方、手順を先に知った方が、
成果物の中身の理解が、
深くなると私は考えているんです。

事実、その方が、気づく事が多くなりますし。

経営:「そんなものでしょうか?」

降旗:作る手順とやり方を経て、
この成果物ができあがっていますよね?

経営:「それは、そうですね。」

経営:”手順とやり方”から、
どのように考え、どんな作業したのか、
その結果が成果物の中身でしょう?

経営:「それは、そうですねぇ。(苦笑)」

降旗:では、どうやって検討したか、
そのやり方・手順を教えてください。
事業計画策定の手順、やり方。

結果、成果物に注意が行くこと、
多くありませんか?

確かに、結果、成果は、
大切ですよね。重要ですよね。

しかし、、、

適切な考えと、
それに基づく適切な方法をおこなうから、
結果、成果が出る、
と思いませんか?

いきなり結果、成果は出ないですし、
手にすることはできないですよね。

ある考えに基づいた行動をするので、
結果、成果がでるのですよね。

そして、、、

たまたま結果、成果がでても、
考え方ややり方に注目しないと、
何が良かったのか、
どこが改善できるのか、
良くわからないと思いませんか?

考え方、やり方に注目してみましょう。

結果、成果に注目していた時とは、
異なる気づき、
新たな気づきが、
手に入ると思いますよ。

さて、

この経営者の方から
どんな考え方、やり方が、
示されるでしょうか?

それがどんな風に、
事業計画の成果物に影響しているでしょうか?

事業計画を作ったけれど、
結果が芳しくない原因は何なのでしょうか?

そしてどうしたら良いのでしょうか?

それは、次の
事業計画書を社員に任せない!
に続きますよ。

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