経営者・社長の思考 社員の思考

公開日:2014/06/17

更新日:2019/04/10


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

NHKの大河ドラマ
『軍師 官兵衛』
視聴率はあまり振るわないようですね。(笑

あまり著名ではない黒田官兵衛が、
主人公だからなのでしょうか???

15日の放映を見ていて、

「あぁ、経営の現実が、
如実に現れているなぁ。

むかしむかしから、
変わらないのだなぁ」

と思って観てしまいました。

どの点が、
経営の現実と被っているのか、
というと、、、

 

荒木村重に有岡城の土牢に1年余り、
幽閉されていた黒田官兵衛が、
播磨平定中の秀吉のもとに
戻ったところから始まります。

織田についておきながら、
反旗を翻した播磨の大名、小名、
を平定する戦いに復帰します。

黒田官兵衛のあるじ、
御着城の小寺も反旗を翻し、
毛利の援軍を待っている状況。

播磨の別所氏が滅ぼされたなどで、
御着城内も落ち着かなくなり、
出奔するものも、、、

 

場面は、
黒田家居城の姫路城。

小寺家の家老だった者が、
昔のよしみで、
隠居中の黒田官兵衛の父のもとに。

小寺の殿は、
籠城かどうかも決断できない、優柔不断さ。

愛想を尽かして城外に逃走するもの、
少なからず。

自分たちも、御着城を出て、
(自分の家のために)
息子を黒田家に仕官させたいと。

さらに御着城では、
家老の一人が、別所一族が自害して、
将兵を守ったことを報告。

主君 小寺(片岡鶴太郎さん)の殿に、
切腹を迫りますが、、、

小寺の殿は泣いて自害を拒みます。

それを見た家老。

「今までこのような殿に、
仕えていたとは、、、愛想が尽きた」
のような捨て台詞を残して出奔します。

あぁ、小寺の殿様。
情けない!
城の主、主君なのに!!!

鶴太郎さん、
情けない演技、さすがだ、、、

なんて思うわけです。

ただ、この状況をよっくみて見てると、
経営者の思考と社員の思考が、
くっきり現れていると思えてしまします。

小寺の殿は経営者の姿。

「あそこまで情けなくないぞ!」
という意見もあるでしょうが、
心の根っこは同じでしょう。

道を選んで進んでみたが、
にっちもさっちもいかない状況に
なってしまった。

この状況では、
どのようにしていいのかわからない。

この先、どうなるのかもわからない。

このまま進めば地獄かも。
かと言って、後戻りも地獄。

退場しろと勧告されても
ここでへたばる訳にはいかない。

悩みは深いわけですね。

一方の社員に当たる家老達。

織田についた小寺の殿を、
毛利の所領安堵を餌にお家大事と説得し、
反旗を翻させたのは彼ら家老連中です。

しかし、、、

いざとなると、
我が身可愛さだけで、
主君を捨ててしまいます。

「情けない主君だ」と、
愛想をつかし逃げ出します。

さっさと転職する社員に、
この姿がかぶりませんか?(笑

この様な話をすると、
社員に経営者の感覚を持たせよう!
もっと責任感を持たせよう!
などという話になりやすいですね。

なんとかしようとしても、
なんともなりません。
で、あなたはイライラするわけ。

精神衛生上、よくありませんね。(笑
こんなストレス、
ない方が絶対に良いですよね。

社員に経営者感覚を持たせるとか、
責任感を持たせる、と言った考えは、
適していないなぁと私は考えています。

経営者感覚なんか社員は持てないからです。

責任感より、
我が身の方が可愛いからです。

経営者と社員。

『軍師 官兵衛』の、
殿様と将兵の考え方が異なるように、
経営者と社員はまったく異なる人種です。

考え方も、背景も、
背負っているものも全く違います。

違う人種に、
経営者の自分の考え方を押し付けても、
受け入れられるものではありません。

だから、、、

この状況をなんとしよう、
と考えるよりまえに、
『社員とは、こういうものだ』
と思うことです。

ご恩もなにもなく、
お家、主君が大事という前に、
我が身可愛さなのです。

この状況を受け入れましょう。

受け入れた上で、
そうはいっても、
社員を事業に巻き込むには、
どうしたらいいのだろうか?

それを考えます。

現状を受け入れずに、
経営者感覚だ、
責任感だと論じるより、
よほど建設的だと思いませんか?

とはいえ、
ゼロから考えなんとかするのは、
それこそ時間がかかりますよね。

遠回りをしてしまいます。

かつて、胃がキリキリと痛む様な、
私と同じ思いを、
あなたにはして欲しくないです。

そんな経験、ムダです。

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