当たり前ですが、後継者は経営者です

公開日:2014/11/28

更新日:2019/04/12


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者は経営者です。

まだ、社長にはなっていないし、
代表権もないかもしれません。

しかし、間違いなく何年か先には、
後継者は現社長から会社と事業を引継ぎ、
経営者、社長になります。

後継者は、
社長と同じように経営者の一人です。

当たり前のことですよね。
しかしなのですね。

ある後継者の方の話です。

以前、後継者候補として、
未経験でその事業に取り組みました。

その事業を始めるときには、
ほとんどの場合、新しい設備を用います。

継続している会社でも、
設備を新しくすることで、
復活させる場合が少なくありません。

しかし、彼の場合、
設備は古く、どう見ても良い状況とは、
お世辞にもいえませんでした。

スタッフも未経験者ばかり。

その業界では、
どこもかしこも業績は下向き。
上向く様子はありませんでした。

地の利、人の利、時の利。

どれをとっても、
明らかにマイナスからのスタートでした。

しかし、、、

わずか1年半で、
売上数億にしちゃいました。

その後継者が、
本体の事業に戻ってきました。

いざ後継者となり、
社長についでNo.2として本業に携わり始めると、、、

以前とは変わってしまいました。

成果を出していた時は、
自分で考え、自分で動き、
自分でスタッフを雇い、
社員やスタッフを巻き込み、
ドンドン実行して成果をだしていました。

経営者として、起業家として、
動いていたのです。

ところが本業に戻ると、
発言や行動に遠慮が見られるように感じました。

社長に遠慮している?

それはあるでしょう。

社長が親ですから、
やりにくいと感じている部分があった
とは思います。

それを差っ引いても、
以前のようにグイグイと進めて行けないのです。

後継者が言うには、
「以前は人数が少なかったから、
やりやすかったですよ。
今は大所帯ですからね。
いろいろ思うようにいかなくて」だそうです。

社員数が多くなったから、
うまく考えを伝えられなくなった、
社員を巻き込めなくなった、
ということのようです。

このようなことが、
ないとはいいませんが、、、

どうも、
古参社員、ベテラン社員に遠慮している
ように見えるのです。

古参やベテラン社員の方が、
業務を自分より良く知っている

だから、仕切れない。
言えずに済ませてしまっている。

古参社員やベテラン社員が反対するから、
それを抑えられない。

彼らが自分たちでやるので、
それに任せておくしかないと考えている。

こういうことのようです。

なんか変です。

業務に精通していようが、長く携わっていようが、
そんなことは関係ないです。

会社が傾いた時、
社員は自分たちの懐から、
会社のためにお金を出してくれるのでしょうか?

自ら、給与を返上して、
身を粉にして働いてくれるのでしょうか?

後継者のあなたが遠慮している社員は、
こんな時、直ぐに会社に「さよなら」する人たちです。

自分たちの権利を主張して、
とるものを取ったら去っていく人たちです。

残されるのは、
会社を背負った、
経営者になった後継者の「あなた」です。

これを考えたら、
今、後継者のあなたが、
どのように振る舞うべきかは、
お判りだと思います。

これから社長になるひとりの経営者として、
当然のことを当然のこととしてやりましょう。

社員やスタッフに、
遠慮なんかしている場合じゃないんです。

必要なら強く叱ることも必要です。

強制してでも、
必要なことならやらせましょう。

必要だと考えるならば、
今までのやり方を変えさせましょう。

給与や職位を、
適切な状態にすることだって、
遠慮する必要はありません。

後継者のあなたは経営者なのですから。

あなたが、会社を事業を
動かしていくのですから。

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