外部セミナーを後継者育成に活用する3つのポイント

公開日:2014/12/15

更新日:2019/04/12


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者の育成方法には、
二通りのやり方がありましたね。

ひとつは、自社で働き、
自社の事業に携わることで、
事業、業界の専門的なことを身につける方法。

二つ目は、
経営の課題を解決し、
やり方を変え、発展につなげるため、
経営に関する基本を外部から学ぶ方法。
参照:後継者が事業の理解と経験を深める3ポイント

二つ目の外部のセミナーや講座を活用するときに、
成果につながりにくい5つの理由がありました。
参照:後後継者の育成が成果につながらない5つの理由

今回は、成果につながらないこの5つの理由を回避して、
外部セミナーでの学びを成果につなげる
3つのポイントです。

【1】後継者になった早い時期に、経営の基本・原則を学ぶ

後継者への事業承継までの期間は、
5年、あるいは5年から10年程度、
と考えている現経営者は56.2%もいらっしゃいます。
(出典:「事業承継実態調査報告」平成23年3月 中小企業基盤整備機構)

2から3年と考える方は25.6%。

この期間、ズーッと新しい事を学び続けて、
いきなり社長として実行しよう!
なんてことをあなたはするでしょうか?

いかがですか?

しないですよね。

受験勉強を思い出してくださいね。

受験のときも、3年の夏休み過ぎには、
教科書は一通りやってしまったと思いますよ。

そこから先は、模試や過去問を解き、
わからないところを補講や塾で補ったと思います。

これと同じです。
早い時期に、基本・基礎を学んでしまう事です。

学び、実践して、足りない部分を補う。

学び → 実践 → 補う

このサイクルを繰り返しやり続ける事です。

【2】連続講座を受講する

外部のセミナーや研修を受講しても、
身につかない原因には、

  • 受講間隔が不定期なので忘れてしまう
  • 受講するだけで実践につながらない

ことが挙げられます。

これを回避するには、
3ヶ月、半年間、隔週など、
定期的に開催される連続講座を受講すること
が好ましいです。

強制的に学びの時間が割かれ、
スケジュールされている。

この状況が学びを積み上げ、
関連付けるには向いています。

もう一点は、
受講内容の実践が、
組み込まれている講座を受講することです。

学びのひとつでも良いので、
期間中に実践することと
セットになっている講座です。

教えっ放しは、
どんなに良いことを学んでも、
結局は身につきませんから。

【3】特定の講師から学ぶ

ある期間は、特定の講師から、
集中して学びましょう。

複数人の講師でも構いませんが、
その講師は常に講座に来ていることです。

複数人のチームでサポートしている。

今日の講義は、
この先生がやっているだけ、
ということならOKです。

ある講義の時間だけ来て、
その時だけ教えて帰ってしまう。

そのような講師が組み込まれている講座は
避けましょう。

講座間の連携、まとまりがないので、
学び自体が単発になってしまいます。

学ぶ内容の関係をつくり上げることも、
受講者には難しくなります。

外部の経験者などを招いて、
講義を講演に当てるような講座も、
避けたほうが良いです。

大抵、招かれた講演者は、
話慣れていないですし、
なにを話すかも、
ハッキリしていないことが少なくないからです。

そのような話は、
講義の一部で聴けば充分な内容です。
講義時間を全部当てる必要はありません。

あるいは、講義後の懇親会などで聴くほうが、
深い話が聞けるでしょう。

外部から講師を招いてその時だけ講義をさせる。

これは、主催者の手抜きの現れです。

この3つのポイントを満たすように、
後継者の育成スケジュールと、
学ぶ内容、学び方を計画してくださいね。

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