後継者と事業承継について話せない!?

公開日:2015/02/25

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業承継を迎える後継者は、
経営者・社長のあなたに、
尋ねたいこと、聴きたいことが、
実際にはたくさんあることをお伝えしました。
参照:後継者の気持ちがわかりますか?

社長・経営者のあなたが、
後継者に向かって、
「継いでくれ!」と言えるようにするには、
事業の将来像を描くことでした。

どうやって描くのか?

その方法を身につけ実践する方法は、
明日、メルマガ「社長の講座」でお知らせしますね。

社長・経営者が後継者と
事業承継について話すことがなかなかできない。

社長も後継者も、
それぞれ尋ねたいことはあるのに、
それを言うことができない。

その原因は他にもあります。

そのひとつは「親族だから」です。

社長のあなたの息子、娘が後継者。
娘婿が後継者。

中小企業の事業承継の7割近くは、
親子関係でおこなわれています。

だからこそ、
事業承継について話すことが、
なかなかできません。

親族だからこその、
「甘え」と「遠慮」があるからです。

親族だからわかっている。
親族だからわかってくれている。
親族だからなんとかなる。
という「甘え」。

日頃顔を合わせている親族だからこそ、
却って踏み込んだことを話しにくい。

ケンカになると嫌だ。気分が悪い。
もし喧嘩別れのようになったら困る。
わかっているだろうことを敢えて言うのも気が引ける。
という「遠慮」。

これらの気持ち、考えが複雑に入り混じって、
話すことを躊躇させてしまうのでしょう。

さらにそこに、
「確執」が入ってくることがあります。

無理やりおやじの会社で働くことになった。
おやじのように仕事人間には俺はなりたくない。
仕事、仕事のおやじとは話したくない。
などの親子の対立感情が「確執」となって忍び込みます。

なおさら、立ち入った話、
経営・事業の話になると、
対立してしまうことがわかるから、
事業承継の話を敢えてしない、
という場合も少なくありません。

でもですよ、、、

後継者の本心では、

  • 社長は会社を誰に継がせるのか?
  • いつ頃、事業承継をやる気なのか?
  • どうやって事業承継を進めるのか?
  • 俺は何を身に付ければいいのか?
  • もっと学び、身に付けることは何か?
  • 正直、俺でやっていけるとおやじは思っているのか?
  • そもそもこの仕事をどうしたいのか?
  • なぜおやじはこの仕事を継がせたいのか?
  • おやじはどんな気持ちでこの仕事をやってきたのか?

などを、社長の口から聴きたい、教えてほしいと思っています。

一方、社長、経営者は、

  • 息子は本当に継ぐ気があるのか?やっていく気持ちがあるのか?
  • 本当のところ、継ぐとなったら不安があるのではないか?
  • 事業承継までに、後継者の息子のためにやっておくことはなにか

を後継者の口から聴きたいと、
思っているのではないでしょうか?

正直に言うと、、、

それならば、社長・経営者と後継者で、
話しあえばいいじゃないですか!
質問をし合えばいいじゃないですか!
教え合えばいいじゃないですか!
一緒に考えれば済むのはないですか?

なのですが、、、

「甘え」と「遠慮」と「確執」の感情が入り混じり、
現実には、話しあうと、
言い合いになるか、はぐらかしてしまう、
ということになってしまいます。

社長・経営者、後継者の双方に、
フラストレーションが溜まります。

これを数回も繰り返すと、
次に話し合いをやる気力も湧かなくなります。

知りたいのに、やる気力が沸かない。
そうしているうちに時間だけが過ぎていく。
知りたいという気持ちは強くなるばかり。

しばらくして、
社長・経営者、後継者の間で、
なんとか、あらためて話しあう時間を設けます。

そうすると、
溜まりに溜まったフラストレーションが双方で爆発!

言い合い、口げんかになって、それっきり!
なんてことも少なくありません。

甘えや遠慮を捨て、確執を横において、
社長・経営者と後継者で、
冷静に話し合うようにしましょう!

理屈ではこうなるのですが、
感情が絡んでいるので、
そんなことはできないわけです。

感情を抜きした解決策は、
机上の空論です!(笑

では、言い合い、けんかを回避して
事業承継について、
社長・経営者と後継者の話し合うには、
どのようにすればよいでしょうか?

最も手っ取り早いのは、
第三者に仕切ってもらうことです。

事前に、社長・経営者、後継者、双方の、
事業承継に対する考え、
悩み、不安、そして”ぐち”を、
第三者が個別に聴き出します。

で、ここまでなら、
知人の社長や後継者仲間でも、
できそうですよね。

重要な点は、
その内容を踏まえて、
事前に双方の考えを
整理してもらうようにすること
です。

話し合いの論点を整理して、
それぞれの考え、意見を、
事前に整理させます。

整理した上で、
話し合いの場を設けます。

話し合いの議長は第三者の方です。

議論自体を第三者に仕切ってもらいますよ。

感情的になった時も、
第三者が間に入るから収まります。

その後の調整も可能になりますよ。

で、この第三者の役割は、
経営者の知人や後継者仲間では、
難しいです。

客観的に物事を見て、
冷静に話し合いを仕切れるアドバイザー、
としての役割ですから。

客観的に事業承継を観て、
話し合いの準備が調整でき、
議論を整理できると、
社長・経営者と後継者の話し合いは進展します。

事業承継に向けて、
必要な準備にとりかかることもできます。

外部のチカラを、
有効に活用することを考えてください。

客観的で冷静な目は、
あなたの事業承継を、
冷静に円滑に前進させてくれます。

話し合いの準備、議題としても有効な、

『あなた自身、後継者も、
期待と希望をもてる事業の将来像を描き、
そこに向かって直ぐに実行する』

ために何をどのように考え、おこなうのか。

その点を実践する講座のお知らせは、
あす、メルマガ「社長の講座」で、
お知らせする予定です。

今回お知らせする講座は、
少人数でおこなう「実践道場」です。

単なるワークではなく、
参加した方の事業を題材に、
詳しく掘り下げる時間です。

講座が終了した時には、
あなたの事業について、
期待の持てる将来の姿、
そのために直ぐに取り組むことが、
明らかになるでしょう。

あとは、すぐに取り掛かるだけです。

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