後継者が学ぶための基本の3要素

公開日:2015/03/03

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業を引き継いでくれる後継者が、
あなたが事業引き継げる状態になっている、
ということが重要になります。

「まだ後継者としては頼りない」と、
あなたが思うのならば、
事業承継は難しいでしょう。

事業承継をしたとしても、
あなたが代表権を維持して会長職について、
バックアップし続けることになります。

経営、事業の運営に、
口を出し続けることになります。

その状態というのは、
事業承継の姿なのかというと、
疑問だと思いませんか?

事業承継をおこなった中小企業への調査でも、
事業承継後、元社長が後継社長の経営に、
口を出しアドバイスをするほど、
成果がでなくなったことがわかっています。
出典:中小企業の事業承継 日本公庫総研レポート 2010年3月

事業承継をおこなうということは、
後継社長に、経営、事業運営を任せる、
ということです。

ということになると、
元社長のあなたは「引退か!」と、
思うかもしれません。

実際、第一線を退き、引退して、、、
と考える方もおられるでしょう。

「まだ引退なんて!」と、
考える方もいらっしゃるでしょう。

引退が早いと考えるなら、
腹に温めていた新たな事業を始める、
というのもアリですよね。

いずれにせよ、
現在の経営、事業からは、
あなたは手を引くことになります。

ということは、、、

後継者は、事業承継の時点で、
会社を経営し、事業を継続し、
さらに将来に向かって、
成長させる可能性を持っていることが
重要になります。

実践ができて、
成長させるだけの可能性を持っている
ということです。

「経営者としての『覚悟』が必要だ!」、
なんて精神論ではどうにもなりません。

かといって、
マーケティング理論を知っている、
という知識人でもどうにもなりません。

ブログのやり方とか、
チラシのつくりかといった、
テクニックを知っていても、
これだけではなんともなりません。

精神論ではどうにもならない。
理論・理屈だけでは足りない。
かといって、テクニックだけでも足りない。

理論がわかった上で、
テクニックを使って実践できる、
両者が混じって活用できることです。

そうなると、精神的な側面も、
成長していきます。

で、、、

理論・理屈がわかる、
ということは、
経営者、後継者が、

  • ビジネス、事業の基本が、
  • 身についていることですね。
  • ターゲット顧客とはどんなことか。
  • 戦略とは?戦術との違いは?
  • 理念とはなにか?なぜ必要か?
  • 商売が成り立ち、繁盛する理由は何か?
  • 商売にはなにが必要か?
  • なぜ購買が起きるのか?
  • 社員が自ら動くのはなぜか?
  • 社員のモチベーションとは何か?
  • 社員はなにに対してどのように反応するのか?
  • 事業とはなにか?事業構造とはなにか?
  • 儲かる商売の構造とはどんなものか?

などなどが、
自分の事業を使って考えられることです。

と同時に、

これらの状態を、
何をどうやると実現できるのか?
というやり方、手順、テクニックを、
どのように使うのか理解し、
自らも工夫できることです。

理論と実践。

これが常にセットになっていること。

しかも、
自身の経営、事業でどのように用いるのか、
頭のなかに描かれていることです。

理論と実践をセットで学び、
自身の経営、事業を用いて身に付いている。

ビジネス書を読んでも実現は難しいでしょう。
セミナーを受講しても難しいでしょう。
時々、誰かに相談してもわからないでしょう。

学校での学習と同じです。
塾での学習と同じです。

時間割が決まっていて、
カリキュラムがあるから、
あなたは順番に基礎から応用を学びました。

学んだことを使って、
問題を解くことを身につけました。

自身が受験したい学校の過去問題などに、
当てはめ応用し、解答しましたよね。

そして、テストや模試で、
それを実践して、
合格や高い偏差値などの結果を得ました。

経営、事業について、
後継者が学ぶときにも、
同じことが当てはまります。

整理すると、ポイントは次の3つです。

定期的に学ぶ機会を設ける

大人になり、社会人になると、
機会が定まっていないと、
理由を付けて後回しにするからです。

基礎から応用へと学びましょう

直ぐに成果を出したいから、
テクニックを身につけたい。

わかります。わかりますが、
それでは、いつまで経っても、
テクニックを知るだけで何も身につきません。

テクニックは流行り廃りがあるからです。

流行り廃りに左右されない基礎・基本を身につけ、
実践するためにテクニックを当てはめるほうが、
成果につながります。

自身の経営、事業に当てはめましょう

自分の場合に学びを当てはめられないと、
身につかないものです。
他人ごとになってしまうからです。

自分のことに当てはめると、
疑問も増えますし、理解も深くなります。

実行、そして成果へも近づきますよ。

この3つを後継者が受けられるように、
経営者のあなたが環境を整えてください。

そして、後継者を送り出してください。

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