こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
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事業承継をするには、
後継者を選ぶ必要があります。
あなたは、後継者を、
どのようなことで選ぶでしょうか?
事業承継を向かえる経営者・社長の方へ
この観点で行った調査結果があります。
後継者を選ぶ観点は、
1位:経営能力の優秀さ(56.3%)
です。
これダントツです。
参照:三菱UFJリサーチ&コンサルティング
2005年12月 「事業承継」「職業能力承継」アンケート
自分の身内だから後継者に選ぶ、
というのは、
3位:血縁・親戚関係(39.3%)
です。
ちょっと意外ですね。
現実には、息子、娘婿が、
後継者になる事が少なくないですから。
この調査結果だからではないでしょうが、
コンサルタントの中には、
素質の有無で後継者を選ぶように、
アドバイスする方、少なくないです。
「素質の有無」で選ぶという事に、
あなたは「なるほど!」と思うでしょうか?
以前は、私も、
「その通り!」と思っていました。
「素質」「経営能力」がある方が、
後継者として好ましいと思っていました。
実際に自分自身が事業を引継ぎ、
苦労した時に、
この点について考えたことがあります。
よく考えると、
なんかおかしいなぁ、と思うんです。
「経営能力が優秀」
ってどんな事なのでしょうか?
そもそも、、、
「経営能力」とは何でしょう?
経営能力が優秀とは、
どんな状態を指すのでしょうか?
「経営をする素質」とは、
どの様な事を言っているのでしょうか?
私は、そのとき、
答えが出せませんでした。
いろいろ調べてみましたが、
詳しい説明は、ありませんでした。
今、調べても、
詳しい説明にはお目にかかれません。
「経営能力」とか「経営者の素質」の、
中身がわからないと、
後継者にそれがあるのか、ないのか、
なんてわかりませんよね。
後継者自身も、
何を身につければわかりません。
この様な表現の指標で、
後継者を選ぶ事なんかできないんです。
あなたが、
ご自身の指標として、
「経営能力」や「素質」の中身を、
細かく書き出していれば別です。
それぞれの中身について、
有る無しを区別する基準がはっきりとあって、
実際に迷う事なく区別できれば別です。
でもですね、
それって簡単ではありません。
言うのは簡単ですが、
実際に使えるようまでするのは、
生半可な事ではないと思うのです。
この様なことは理屈でしかない
ということです。
実行ができない理屈、
ということになります。
もっと別の事が、
後継者を選ぶ時のポイントになる、
というより、
別の事をポイントにしないと、
後継者を選ぶ事も育てる事も、
現実にはできないという事です。
「経営能力」とか、
「経営者の素質」なんて言葉に、
惑わされないでくださいね。