後継者が身につける「商売」感覚

公開日:2015/04/17

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者に経営者感覚を身につけさせるには?で、
後継者が経営感覚として、
「商売」をやることを経験した方がよい、
ということをお伝えしました。

前話でもその理由はお伝えしていますが、
もう少し「自腹をきって商売をする」意味を、
お伝えしたいと思います。

自腹をきって商売をする。

アマゾンで中古本を販売する。

趣味の商品を、
フリーマーケットで販売する。

リサイクル業者に持っていくとか、
古本屋に持っていくとかではなく、
お客様に対峙して実際にものを売る。

これをやる事は、
自腹をきる、自分のお金を使う、
という経営者の感覚が身につくだけ
ではありません。

自分で販売する商品を購入すると、
その支払いをしなければなりませんね。

買掛金の支払いを、
月締めでおこなうことを、
実際にやる必要があります。

商品を販売すると、
販売代金を回収する必要があります。

アマゾン・マーケットプレイスで、
中古本を販売すると手数料を取られます。

販売した金額が、
手元にそのまま入ってくるわけではありません。

さらに、売れてから、
実際に入金されるまでには結構な期間がかかります。

直ぐに現金が手にできない事も、
少なくありません。

自腹をきって自分で商売をすると、
仕入れから売掛金の回収まで、
一通り、自分でやることになります。

商売の全体を一通り経験する事ができます

会社にいると、
仕入れは仕入れ担当がおこない、
支払いは経理がおこないます。

売掛金の回収の確認も、
経理が勝手にやってくれます。

会社で仕事をする限り、
商売に携わっていても、
ごく一部だけを実際にやるだけです。

他は理屈で知っているだけ。

いや、知っているなら、
まだマシな方ですね。

多くの人は、知りもしませんから。

商売の全体像とそれぞれの業務の中身、
業務の関連性を知り実際にできると、
経営、事業への理解が深まります。

実際の経営に、
活かすことができるようになります。

頭で知っている事より、
実体験に基づく理解は、
はるかに役に立ちます。

だからこそ、
自腹をきって、自分で商売をすることを、
後継者にはやらせた方がいいです。

正直に言うと、
簡単そうに見えますし、
やる事は容易です。

今ではネットを使って、
幾らでもやることができますからね。

でも、実際にやる人、
現実には少ないです。

そんなこと簡単にできる、
勉強をしてよく知っていると、
たかをくくっているのかもしれません。

しかし、、、

やってみると、
思い通りにはいかないものです。

その経験も、
経営には役立つ事だと思いますよ。

何はともあれ、
後継者にやってもらってください。

やらなければわからない事が、
山のようにありますから。

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