事業承継した後継者が気にすること

公開日:2015/04/21

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「大塚家具」の「お詫びセール」の話。

昨日の夕方の情報番組でも、
取り上げられていました。

某局は、セール初日に、
新宿ー仙台ー大阪と移動した、
大塚久美子社長に独占密着取材をしたとか。

新宿店では、
会員制の時の受付カウンターを取り除き、
社長が目指すくつろぎのスペースに。

これから、他の店舗も、
順次改装するらしいです。

事業承継を勝ち取り、
後継者として社長になり、
改革を行っていく、
ということなのでしょう。

新宿店では、
セール初日も翌日も、
1万人からの来場者。
大阪でも数千人。

そのために、
対応ができなくなり、
50人待ちとなった店舗も。

大阪に移動した久美子社長には、
セール初日の来店者数が報告されました。

通常の6から7倍の来場者数だったとか。

「よかったわねー」と、
喜ぶ社長とその同行たち。

マスコミは、
久美子社長としてのスタートとしては、
よかったのではないかと評しています。

 

なんかおかしいですよね。

今回の「お詫びセール」は、
来場者が多ければいいのでしょうか?

店舗で接客できないほどの来場者で、
このセールは成功なのでしょうか?

「お詫びセール」は、
事業承継、後継者に関して、
親子ゲンカで世間を賑わせた、
そのお詫びだということはわかります。

だからといって、
来場者が多ければいい全てよし、
というわけではないでしょう。

事業承継での親子ゲンカで世間を騒がせ、
企業の評判を落としたお詫びとはいえ、
ボランティアでセールを、
やっているわけではないんです。

だとしたら、
来場者数が多かったで喜んでいるだけでは、
足らないと思いませんか?

後継者として、
今までの状況から改革をするのですよね。

お客様が多数お待ちいただく状況をどうするのか、
早急に対応を考えなければならないですよね。

それとも、
そんなことは、
来場者が多かったから、
致し方ないことなのでしょうか?

売り上げがどのくらいになったのか、
知る必要がありませんか?

来場された組数に比して、
購入された組数とその比率が、
気にならないのでしょうか?

来店された方に、
また購入していただくために何をするのか、
対応しなくて良いのでしょうか?

そのために、
セール中になにをするのか、
考えなくて良いのでしょうか?

正直に言うと、
一輪の花をお客様に配ること以上に、
気にすることやることがあると思いますよ。

成約したお客様に、
ブーケをプレゼントする以上に、
また購入していただくために、
お客様に対してやることがあると思いますよ。

お客様のプラスになることに、
もっとお金をつかえるのに
と情報番組を見ながら残念に思いました。

事業承継をした後継者には、
もっと気にかけなければならないことが、
他にたくさんあると思いますよ。

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