後継者の能力育成には少なすぎる!?

公開日:2015/07/10

更新日:2019/04/15


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

これから事業承継を考えている、
経営者、社長のあなたは、

後継者を育成し、
経営者、社長としての能力を、
身につけさようと考えているでしょう。

しかし。

経営者、社長のあなたは、
知りたくないとは思いますが、

あなたの後継者が、
経営者、社長としての能力を身につけることは、
容易ではありません。

その一つの理由を、
後継者は必要な能力を身につけられない!?
の中でお伝えしました。

後継者が学ぼうとした時に、
学ぶ対象と内容が、あまりにも多すぎるのでした。

今回は、その逆。

学ぶことが少なすぎるから、
後継者が、経営者・社長として、
成長、育成でき無いというお話。

 

後継者の能力を育成するために、
外部の連続講座を受講する方法を
選ぶことができます。

同じような境遇の後継者が集まるので、
学びの場としては悪く無いです。

一人で学ぶというのは、
なんとも簡単なことではありませんから。

多くの場合、6回ぐらいの講座で、
3ヶ月ぐらいの期間で開催されます。

中には、週5日、朝から晩まで講義と実習で、
まるまる3ヶ月を費やすものもあります。

 

その中身を見てみると、、、

受講することで、
経営者としての覚悟を固めるために、
先輩経営者の話を聞くとか、
講師から講義を受けるとか。

業界、現状分析から始まって、
具体的な事業計画を、
3ヶ月間まるまる使って作成する、
というようなものもあります。

ちょっと考えてください。

3ヶ月間、週5日。
朝から晩まで講義と実習。

みっちり時間をかけて、
一般的な手順で作った経営計画ができました。

講座の先生や同期の後継者を前に、
プレゼンテーションをして、
能力が高まりました。

講師や仲間からも高く評価されました。

自分の会社に戻り、
社員を前にして、
計画をプレゼンテーションしました。

社員はあなたの思い通りに動くでしょうか?
計画通りに進み、
思い通りの成果を手に入れるでしょうか?

 

私は、以前、
赤の他人の社長から、
事業をいくつか継承しました。

それ以前には、お客様から
「降籏先生がメンバーにはいることが契約の条件」と、
指名されるほど成果を出している、
経営コンサルタントでした。

だから、経営に携わるとなった時、
計画も手順に沿ってバッチリ作っていました。

赤の他人から事業と社員を引き継ぐのですから、
それなりの覚悟もありました。

事業承継され、
実際に経営の現場に立ったら、
経営者として成果を出したでしょうか?

 

正直に言いますね。

指示待ち社員の群れを前にして、
途方に暮れていました。

計画通りに進まない状況、
売上が伸びない状況に、
胃がキリキリと痛む毎日を過ごしました。

経営コンサルタントの能力、知識、スキルも経験も、
現実には、それほど役には立ちませんでした。

一所懸命作った計画でも、
社員を動かすことができなければ、
何の役にも立たない、「絵に描いた餅」でした。

覚悟も特効薬にはなりませんでした。

コミュニケーションのスキルをフルに使っても、
動かない社員は動かないのです。

これが現実、事実でした。

 

経営・事業の現場で成果を出すには、

経営・事業を通じて、
どのような価値提供を実現するのか?

そのために、経営・事業をどのように考え、
どのような状態に組み立てるのか?

そのために、
社員などの関係者とどのような関係を構築し、
成果を出すために動くようにするのか?

これらを実現するために、
何が最低限必要なのか、
どのように使うと成果がでるのか。

これらのことを知り、
実行するスキルがあるかどうか、
ということで差がつくことに気づきました。

「覚悟」を持つことが必要なのではありません。
どのような視点、思考を持つのかということ
だと考えています。

「計画」を作るために、現状分析や戦略策定が、
できれば良いのではありません。

実行して成果を出し、事業の将来を実現するために、
最低限必要な手順で、
実行可能な計画を作り実行することが必要なこと
です。

後継者の能力開発は、
計画を作るとか、
社員とのコミュニケーションをどうする、
などという単発の話ではないのです。

事業の将来を実現するために、
必要なことがわかり、
実現方法を考え出し、実行できる、
という「総合力」が求められています

だからこそ、
経営・事業を行う上で、
必要な最低限のことを早く身につけ、
活用できるようになることです。

通説、一般論、
経営系のビジネス書に書いてあっても、
最低限必要なことでなければ学ばないことです。

一般論だからとか、
書かれているからという理由で学ぶほど、
後継者は暇ではありません。

多くの連続講座が、
後継者の能力育成としては、
対象領域と中身が少なすぎ、
範囲が限定されていると考えています。

少ない領域で、
多くの時間を割く(すごく見えますからね。笑)ために、
必要ないことまで教え込もうとしています。

講師に経営経験がなく、
コンサルタントの活動しかしたことがない
からでしょう。

自分の専門領域を教えることしかできないことが、
このような状況を生み出しているのでしょう。

経営者・社長、
そして実際に学ぶ後継者にとっては、
迷惑な話ですね。

 

後継者が、
あなたの事業を引き継ぎ、
経営をするために最低限、必要なことは何か。

どのような状態を生み出すために、
後継者には学び、能力を身につけるのか。

じっくり考えてみてくださいね。

それを提供できる講座が、
あなた、そして後継者にとって、
好ましい学びの環境を提供すると思います。

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