後継者自身のことはわからない

公開日:2015/09/03

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

大学受験を控えた高校生が、
受験先を選んだ理由が偏差値や受験科目だった、
という話を前話でお伝えしました。
参照:社長はなぜ経営をし、後継者はなぜ事業承継するのか?

その話の続きです。

昨日の話に続き、
経営者・社長、後継者にも、
とても当てはまる中身です。

 

「なぜその学部を受験するのか、
なんて急に言われても、答えられないですよ。」

「そうだよね。
それは仕方がないと思うよ。

でもね、大学に行ってさ、
勉強して単位とって、
卒論かゼミかわらかないけど、
学位を取って卒業するんだよね。」

「そうですね。
◯◯学士とかになるんでしたっけ。」

「一応、◯◯について、
専門に学んだ人ってわけだよね。

それがあなたにとって、
嬉しいとか、誇れるとか、
勉強してよかったと思えるのと、

あーあっ、なんか知らんけど、
卒業できちゃったって思うのと、
どっちがいい?」

「そりゃ、、、
◯◯学部を卒業できてよかった、
って思える方が、断然いいですよ。」

「そうだと思うんだ。
となると、どうだろう?

◯◯学部を目指す理由、
何を面白いと感じ、
何を学び活かそうと考えているのか、
ってことは、わかった方がいいんじゃないの?」

「それは、、、
それは、、、そうだと思うんですけど。」

「けど?」

「そんなことわかるんですか?」

「じっくり考えてみれば、
わかってくることはあると思うよ。」

「自分で考えるってことですか?
それでわかるんですか?」

「自分で考えて、
理由がわかると一番いいよね。

でもね、自分のことって、
意外と自分ではわからないんだよね。」

「えっ!?
自分のことがわからない!
何てことあるんですか?」

「現に、今、あなた自身が、
自分で考えることに、
ちょっと不安を感じているでしょ?
うまくできるかなって。」

「あぁ、そうか。そうですね。」

「自分で考えるとね、
考えた中身を、
自分で解釈しちゃうんだよね。

違った観点で見ると、
別の価値や意味がそ
こにあるかもしれないのにね。」

「自分で解釈しちゃうって、、、」

「例えばね、何かをやったとするよね。
自分では正しいって思ったこと、
あると思うんだ。

でもさ、先生とか親の意見を聞いてみると、
実は正解じゃなかったことって、
今までもあったんじゃない?

もっと別のやり方の方がよかったとかね。」

「あぁ、、、そういうことか、、、」

「思い当たることあるでしょ?

私には、そんなこといっぱいあったよ。
っていうか、今でも、
あぁ、そういう見方もできるんだ、
って気づくことも少なくないんだなぁ。」

「えっ!
だって、、、

それなりに経験されてきているんですよね。」

「まぁね。いい歳だからね。(笑

でもね、年齢とか経験に関係なく、
自分のことはわからないことが、
少なくないんだよね。

人は自分のことは、
良い方向に解釈しようとするか、
悩み続けるか、だからね。」

「そうなんですか?」

「友達とか先輩に相談したら、
自分の考えとは全然違うことを言われたとか、
悩みがスッと解消した、
なんて経験あるんじゃないの?

相談の相手は、
先生でも親でも、
部活の監督でもいいんだけどね。」

「あぁ、、、そういえば、、、」

「思い当たることあるよね。

第三者に相談してみると、
自分とは異なる観点、視点で、
あなた自身を見てもらえるんだ。

そうすると、
◯◯学部を目指す理由とか、
何を面白いと考えているのか、
ということも、あなたの考えとは、
異なる意味が出てくると思うんだ。」

「異なる意味、、、ですか。」

「今までの経験から言うとね、
自分の考えよりも、
第三者の意見の方が、
客観的で意味があることが多いんだよね。」

「そんなもんなんですか?」

「ちょっと今回の話も考えてみてよ。

あなたは受験科目と偏差値とかで、
◯◯学部を目指すことを
良しとしたわけでしょ。

でも、私と話をすることで、
大学や学部を選ぶ時に、
違う観点があることがわかったでしょう。」

「あっ、そうか。そうですね。」

「その観点で考えることは、
あなたにとって意味がありそう?
それとも関係なさそうかな?」

「大事だなって思いました。」

「そう言ってくれて、ありがとね。

第三者に相談して、
客観的、かつその人の経験から、
アドバイスをもらうと、

今までのあなたの考えと、
違った観点の意味が
導き出されるよ、きっと。」

「そうか、、、

でも、、、

◯◯について学ぶことの何が面白いとか、
どうやって活かすのかってことは、
いきなり相談してもいいんですか?」

「自分で考えることは必要だよ。
だってさ、あなた自身が、
◯◯は面白そう、学びたい、
って思っているんでしょ。」

「そうか。そうですね。」

「ボンヤリでもいいから、
自分なりの考えがあって、

その上で相談するから、
異なる視点からの意見に、
意味も価値もでてくると思うよ。」

「そうですね。」

「第三者のアドバイスも参考にして、
自分としての答えを出せばいいんだよね。」

「そうか。そうですね。

でも、、、

第三者って、、、誰に相談すればいいんですか?
親ですか?それとも、先生ですか?」

「じゃぁ、その話だけどね、、、」

ちょっと長くなってしまいました。

誰に相談するのか?ってことは次話でお伝えしますね。

 

受験生の話なんですけど、
経営者・社長、後継者にも、
同じことが当てはまります。

経営・事業について、
自分なりの観点で考えることは大切です。

しかし、受験生同様、
自分のことは自分ではわかっているようで、
意外にも固定観念で見ているものです。

簡単に言うと、
勘違いしていることもありますし、
考えが十分とは言えないことも少なくありません

私自身も、自分の固定観念に、
陥ることがないわけではありません。
別の人に相談することも、少なくありません。

「自分のことはわからない」と考えてください

「第三者の観点でのアドバイスが、
あなたの真の姿を導き出していることが少なくない」
と考えてくださいね。

自分で考えることは大事ですが、
それで納得しない方が、
より良いものを導き出せますよ。

 

では、誰に相談するのか?ですね。

それは次の
課題を解決するための相談相手の見つけ方 に続きます。

無料レポート