課題を解決するための相談相手の見つけ方

公開日:2015/09/04

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

大学受験を控えた高校生との話が続いています。

参照
社長はなぜ経営をし、後継者はなぜ事業承継するのか?
後継者自身のことはわからない

 

「受験の話って、、、
ビジネス、事業、経営の話じゃないのか?」
そう思う方もいらっしゃるかも。

受験もビジネスも、
根っこをたどると、
同じ、似ていることってあるんです。

  • ビジネスに当てはめたらどういうこと?
  • 経営だとどんな状況のことだ?
  • 事業に活かすとしたら?

そんな風に考えながら読んでくださいね。

 

「自分のことはわからないから、
第三者に相談した方がいい、
ってことはわかってきたんですけど。

第三者って、、、誰に相談すればいいんですか?
親ですか?それとも、先生ですか?」

「例えば、お母さんやお父さんに、

『僕、◯◯学部を受験するのは、
◯◯のこんなところが面白いって思っているんだけど、
それって◯◯を大学で学ぶことに、
プラスになるかどうか、どう思う?』

って尋ねたとするよね。
そうしたらどうなるかな?」

「うーん、どうだろう、、、

うちの母親は◯◯学なんて言っても、
『そんなのわからないわ。先生に相談しなさい』
って言いそうですね。」

「じゃぁ、学校の先生に、
同じように尋ねたらどうなる?」

「先生ねぇ、、、
『おまえは英語をもう少しなんとかしろ、
そうしないと合格確率はあがらんぞ』
とか言われそうかな。」

「英語が苦手なの?」

「そういうわけじゃないんですけど、
模試とかでちょっと点数が取れてなくて。(苦笑

なんか僕が知りたい事って、
出てこないような気がします。」

「塾に行っているんだっけ?
それなら塾の先生はどう?」

「どうだろう。
『入試まで時間がないし、
今は合格する事だけを考えて勉強だ』
何て言われそうかな。」

「そうだね。
あなたの周りの多くの大人は、
合格する事が全てなんだよね。

もちろん、合格しなきゃ、
◯◯を勉強するスタートラインに立てないよね。」

「そうですよね。
だから、合格しないと。」

「そうだね。
でも、合格しても、
さっきから(前述の記事を参照ください)の話で、
◯◯を勉強する理由があった方がいいんだよね。

それって、合格してから「違ってた!」じゃぁ、
修正が大変だよね。」

「そうですね。
また受験し直しとかになったら、それはやだなぁ。」

「そうだね。
今、考えておいた方がいいよね。

ただ、多くの大人は、
スタートラインに立つことがゴール
みたいに思っていることが少なくないんだ。」

「スタートに立つ事がゴールですか、、、」

「ということはね、
親とか先生とかじゃなくて、
学ぶ事の意味がわかる人、

面白いと感じて学ぶ、
理由があるから面白いと感じる
学びを社会に活かす

ということがわかる人に相談するのが、
もっとも手っ取り早いんだ。」

「えぇーっ、でも、
そんな人、わからないし、、、」

「そうだよね。
先生とかの肩書きで、
わかるものじゃないしね。

実際には、
こんことわからない人の方が多いし。

私も大学に入って、
専攻過程で学び始めて、
少し気づいた事だもんね。」

「えっ?どうして気づいたんですか?」

「それはね、私が所属した研究室は、
教授もすごかったけれど、
講師や先輩もすごい人がゴロゴロいてね、
そこで教えてもらったんだよね。」

「へぇー、、、」

誰から学ぶか。誰と一緒に学ぶか。
これってとても大切だと思うよ。

学問の中身というより、
誰から学び、誰と学んだか、
から得るものの方が多いと思うよ。」

「そうなんですか。
そんなこと、気にしていなかったです。

学ぶ中身が大切だと思っていたから。」

「学ぶ中身は大切だよ。
それは既成の事を単に知るだけならね。

新しい事を生み出したいなら、
既成の事で止まっていられないでしょ。
その時に気づきを与えてくれるのが、
誰から学び、誰と学ぶかって事だと思うよ。」

「そうか、、、
でも、誰に相談すればいいかって、
結局、僕には相談する人がいないような、、、」

「もし嫌じゃなければ、もう少し話を聴くし、
あなたの考えを掘り下げる手伝いはできるけど、、、」

「えっ!いいんですか?お願いします。」

というわけで、ここからは、
個別の彼自身の話になりましたので割愛します。

 

「さて、だいたい話は出尽くしたようだけど。」

「ありがとうございます。
なんか、スッキリしました。

僕が考えていた事と、
全く違う理解ができるなんて、
ちっとも思っていませんでしたから。」

「違った見方ができるってわかるだけでも、
今までの考え方と変わるでしょ。」

「なんでもないと思っていた事が、
結構重要だってわかりましたし、、、

ちょっとビックリです。」

「◯◯学部を目指す意味って、
少しはハッキリしてきたかなぁ?」

「はい。
もっと◯◯について、
分かった方がいいな、って思いました。
知らない事ばかりだし。」

「そう、それは良かった。
偏差値や受験科目は、
スタートラインに立つために、
必要な事でしかないんだよ。

その先、◯◯について学ぶ期間の方が、
はるかに長いわけ。
少なくても数年はあるんだからね。」

「そうですね。しかも、
自分で科目も選ぶんだし。」

「そうだよ。
高校生までのように、
与えられた科目を勉強するとは、
違うんだよね。

自分で学ぶことを選んで、
何を学び身につけるのか?

それとも、テキトーに時間を費やして、
大卒という肩書きを手に入れるのか?

どっちがあなたにとっては、
人生でプラスになるかなぁ?

それも◯◯を学ぼうと考えた過程に、
だいたい入っていた事は、
今日、話をしてわかったんじゃない?」

「はい。頭のなかがスッキリしてきました。」

「あとは、今日の話の中身を、
実際の受験や大学での学びに活かす、
ってことだよね。」

「実際に活かす、、、ですね。
そうですね、、、
やらなかったら意味ないですよね。」

結構な時間がかかりましたよ。(笑
受験生の頭のなかがスッキリしたという事で、
良かったですけれどね。

 

相談すると得るものが多い。

これは受験生、受験に限った事ではありません。

経営者・社長、後継者、
経営・事業についても、
相談すると得られるものはとても多いです。

経営・事業は、
教科書があるわけではないので、
なおさら、適切な相談によって、
得られるものは段違いに多いし役立ちます。

受験生の場合もそうでしたが、
相談する相手は大事ですし、相手は選んだほうがいいです

誰にでも相談すれば良い、というわけではありません。

受験生の場合の、先生、両親のように、
相談相手は、肩書きで、
選べるわけではありません。

あなたの頭のなかが整理され、
新たな視点に気づかせてくれる人に、
相談する事がポイントです。

第三者に相談する時、
私は相手を選びます。かなり慎重に。

最初に相談を始めますが、
相手の反応で、相談を続けるかどうかを決めます。

相談は難しいと感じると、
すぐ違う話にしてしまう事もあります。
「お試し」のような事でしょうか。

相談する相手をうまく選べば、
相談する事で得るものは、
とても多いですし役に立ちます。

相談できるなら、
相談した方が好ましいですよ。
あなたにとって得るものは多いです。

相談できるのに相談しない、
相談する事をためらう、
なんてチャンスを逃しているだけです。

手に入るものを目の前にして、
素通りしているようなものです。
そして後で後悔するようなものです。

相談できる機会があるなら、
それを活かしましょうね。

そして、
経営・事業をする意味、
後継者として事業を承継する理由を、
はっきりと見つけ出してくださいね。

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