経営者・社長、後継者はテクニックよりも哲学・思想

公開日:2015/09/08

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営・事業を今よりも良くしたい。
事業承継を受ける後継者として学ばなければ!

だから、
マーケティングを学び、
リーダーシップを学び、
コミュニケーションの方法を学ぶ。

これはこれで重要なのですが、
もっと大切なことを、
置き去りにしているように思います。

そのことに、
先日、改めて気付かされました。

世界はやはり日本とは根本から違うんだと。

 

先日、風呂上がりの時、
汗がひくまでと思い、
ソファに座ってTVをつけました。

汗をタオルで拭いながら、
リモコンでチャンネルを代えていると、
サッカー番組が画面に映し出されました。

「ヤベッチFC」とかって、
ナイナイの矢部くんがMCの番組です。

いつもならそのままスルーなんですけど、
その時はなぜか、
リモコンのチャンネルを押す指が止まりました。

メッシやネイマール、
以前はロナウジーニョで有名な、
スペインのFCバロセロナ。

可憐なパスプレイで守備陣を切り崩し、
多くの得点を決める、
スペインリーグ屈指のチーム。

クラブワールドカップ、
UEFAチャンピオンズリーグ、
UEFAスーパーカップに優勝するなど、
世界的にタイトルを多く取っている有名チームです。

そのバルサを目指す少年とその親を対象に、
バルサのコーチが指導するスクールが、
日本であったようです。
そこにヤベッチも参加して体験したレポート。

少年たちがグラウンドで、
ミニサッカーをしている光景が映し出されました。

少年がボールを受けると、
コーチからは「簡単に!簡単に!」と頻繁に声がかかります。

そのミニサッカーに、
ヤベッチも加わってプレイをしています。

プレイを終えたヤベッチが困惑した顔で、
「むずかしいわぁー」と一言。
「なにをやるのかわからん」とも。

 

ヤベッチは小学校からサッカーをやり、
今でも番組で、
華麗なボールリフティングを見せることもあります。

そんなヤベッチが、
むずかしい、わからんと言う内容を、
少年たちのミニサッカーで、
バルサのコーチが求めているのです。

この練習は、
バルサのトップチームでも
行っていることだそうです。

「簡単に味方にパスを通す」ことを身に付けるために、
トップチームで行う練習を少年にも課すんです。

 

日本の少年サッカースクールでは、
ミニサッカーやゲーム形式の練習は、
もちろんあるでしょうが、
技術、テクニックの練習が主です。

トラップが上手くなるとか、
キックの種類が多いとか、、、

世界のトップチームでは、
基礎は必要なのでしょうが、
その先は技術の向上より、

試合で勝つために必要なこと、
技術ではなく哲学を身につけさせるのだそうです。

日本式の育成を受けてきたヤベッチには、
試合に勝つための哲学については、
理解し実践するには難しかったから、
「むずかしー」と言ったのでしょうね。

プロでも難しいボールリフティングの技を、
なんとかこなしてしまうテクニックを持っているヤベッチでも、
バルサの試合哲学は実践できなかったのです。

技術、テクニックを重視するのか?
それとも、哲学というか思想を重視するのか?

ここが日本と、
世界的なトップチームとの、
大きな違いなのでしょう。

他の場面では、
室内でバルサのコーチが、
ビデオを用いながら、
戦術の講義を少年たちにしていました。

こんな光景、
日本では見ることはないでしょう。

日本はテクニック、技術重視。
それができれば、
1対1で相手を抜けるし、
ボールを奪われることはありません。

しかし、試合に勝てるのか?
となると、どうでしょうか。

実際、日本代表が世界を相手にすると
テクニックでは太刀打ちできても、
試合には勝ちきれないことが少なくないわけで、、、

 

ちょっと考えてみると、
大切なことがわかってきませんせか?

哲学、思想がはっきりしていると、
目指すことを実現するために行動するでしょうし、
必要テクニックを習得し必要な場面で使うでしょう。

一方、テクニックを身につければ、
質の高いことはできるでしょうが、
それを使いこなせるのか?
勝利のために使えるのかは疑問です。

技術・テクニックも重要ですが、
サッカーへの哲学・思想の有無
が結果に大きく影響すると言えます。

 

「サッカーのことだからね!」って思いましたか?

サッカーに限ったことではないと思います。
経営・事業でも、同じことが、
当てはまると考えられませんか?

販売方法やマーケティングの手法といった、
技術、テクニック、ノウハウを重視するのか?

それとも、経営・事業に対する思想
もう少し砕いて言うと「理念」を重視し、
その実現のために行動するのか?

 

バルサのようにトップを目指せる経営・事業になるのか?

それとも、
今の日本の多くのチームのように、
世界の中で勝ちきれずにくすぶるのか?

アジアチャンピオンズリーグでも、
日本のクラブチームは、
最近は結果を出せずにいますからね。

あなたの会社・事業に、
どちらと同じ状況を望むでしょうか?

あなたの経営・事業についての哲学、
理念をもう一度、考えてみてくださいね。

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