当たり前なのに経営者・後継者がやらないこと

公開日:2015/09/14

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「ハガレン」について書いた記事、
まだ読んでいない方は、
以下のリンクから読んでくださいね。
参照:経営者・後継者は先に出しましょう!

 

この記事を公開後、
しばらく経ってから、知人から電話が来ました。

「あの記事の内容ですけれど、、、
耳が痛いですよねぇ。

わかっちゃいるけど、
なんとも、、、なんですよねぇ」
なんて言い出すんです。

で、いろいろ話すことになったんですね。

彼「わかっちゃいるけどねぇ。
なかなかなんですよねぇ。」

降「あなただって、実際に、
今までやってきたことだと思うよ。」

彼「そうですか?」

降「あなたも高校生のとき、
サッカーやってたじゃない。

中学で全国大会とか行っていて、
結構いい成績を残しているんだよね。」

彼「そうです、そうです。準優勝ですね。」

降「すごいよね。
だから、高校に入ったときも、
サッカー部の部長が、
わざわざ入部の勧誘に来たんでしょう?」

彼「そう、そう。そうでした。」

降「それって凄いことだよね。
私なんか、勧誘は当然ないし、
入部しても、最初は、
まったく相手にもされなかったからね(笑」

彼「降旗先生は、中学のとき、
サッカーやっていなかったから、
それが普通だと思うんですけど。
確か、高校は、
サッカーでは古豪の学校でしたよね?」

降「まぁ、そうだけど。
で、話を元の戻して、、、

ある意味、鳴り物入りで入部したわけでしょ。
すぐにレギュラーになれた?」

彼:「んなわけないじゃないですか!
清宮君じゃぁ、あるまいし。(苦笑

最初は、体力つけるために走ることと、
キックやトラップなどを、
より正確にできるように練習、練習でしたよ。」

降「それで、すぐに試合に出られた?
レギュラーになれた?」

彼「そりゃ、無理ですよ。
先輩の方がはるかにうまいし、体力あるし。

試合に出られるようになったのは、
そうだなぁ、1年を夏の練習試合ぐらいから、
やっと途中交代ででるとか。

レギュラーには、1年の秋の新人戦からですね。」

降「そうかぁ、早いよね。

わたしなんか、2年の春に交代で数分でてさ、
レギュラーになったのは、
2年の秋の新人戦からだからね。

まぁ、それはいいとして。

もし、1年の最初から、
レギュラーで試合に出ていたらプレイできたと思う?」

彼「うーん、、、
私のレベルだと、
難しかったんじゃないですかね?

清宮くんクラスなら別でしょうけど。(苦笑」

降「なぜそう思うの?」

彼「激しいプレイについていけなかっただろうし、
体力も十分とはいえないですからね。」

降「そこは、中学とは違う?」

彼「もちろん!
最初から出ていたら、
競り合いには負けたでしょうし、
体力を消耗して、
試合にならなかったんじゃないかなぁ。」

降「じゃぁ、練習は必要だったわけだよね。
その練習は、楽チンで楽しかった?」

彼「そんなことあるわけないでしょう。

そりゃ、もう大変でしたよ。
毎日、休みなく練習でしたから。

降旗先生も経験しているでしょう?」

降「まぁね。

じゃぁ、つらい練習をやったら、
レギュラーになれるという確約はあったの?」

彼「そんなもの、
あるわけないじゃないですか。」

降「だよね。
レギュラーになれるかどうかわからないけれど、
辛い練習をしたんだよね。

それはなぜ?」

彼「そんなの当然じゃないですか!
レギュラーになれるかはわからなけれど、
やらなきゃ、なおさらレギュラーになんか、
なれないわけだから。」

降「でしょ。

ってことはね、
等価交換の法則、しかも先出しを、
実地にやってきたってことだよね。」

彼「えっ、、、」

降「先に辛い練習をしたんでしょ。
だから、1年生の秋の新人戦から
レギュラーを手に入れたんだよね。

辛い練習をしているときに、
レギュラーになれる確約が、
あったわけでもないのにね。」

彼「そう、、、か、、、」

降「例えば、受験も一緒だよね。
いきなり大学受験をして合格するのか?
というと、、、」

彼「そりゃ、よっぽど頭が良くなきゃ、
無理ってもんですよぉ。」

降「そうだよね。
だから、辛いし面倒で大変な
受験勉強をするよね。

じゃぁね、受験勉強をしたら、
志望校への合格は約束されている?」

彼「約束はされていないですよ。」

降「されていないよね。
合格が約束されていなかったら、
受験勉強はしなかった?」

彼「んなわけないじゃないですか。
合格するかどうかは、
そりゃわからないけど、
勉強しなきゃ合格の可能性が低くなるわけだし。」

降「受験勉強をしても、
合格する保証はないんだよ。
でも、受験勉強をする理由は何?」

彼「何を言っているんですか?

合格するためには受験勉強をして、
合格確率を高くしておくことが必要だからでしょう!」

降「そうだよね。
合格するという課題を乗り越えるには、
合格という結果が保証されていなくても、
受験勉強する必要があなたにあったからだよね。」

彼「そうですよ。」

降「合格する保証がないのに、
大変な思いをして受験勉強をする、
その間、好きなこともできないし、
彼女とのデートもお預けかも。

大変な受験勉強をしても、
もしかしたら合格できないというリスクがあるのに、
必要だから勉強をしたんだよね。

合格するために受験勉強をする。

この等価交換を成立させるために、
受験勉強という苦しさを受け入れて、
価値を先に出しているわけ。」

彼「あっ、そうか。」

降「そう。サッカーの場合も同じだよね。
苦しい練習をするという価値を先に出しているから、
レギュラーとう価値を手に入れられたんだよね。」

彼「そうやって、先に出してきた、、、」

降「そう。みんな、
日頃は価値を先に出しているんだよ。

価値を先に出して、
同等かそれ以上の価値を手に入れている。

ところが、
ビジネスが関係してくると、
先に出すことを拒むようになるんだよね。」

彼「日頃は先に出しているのに?」

降「そう。

無料ならいいのに!とか考えているでしょ!」

彼「あっ、耳が痛い、、、」

降「先に出すのが当たり前なのに、
それを拒むから、
価値が入ってこなくなるわけ。」

彼「無料はダメってことですか?」

降「無料は受けてもいいよ。

それであなたに合うとか、
どんな内容なのかがわかるからね。

でも、なんでも無料ならいいのにとか、
無料じゃなきゃやらない、
というのは適切じゃやないってことね。」

彼「そうかぁ。

でも、先出ししても、
入ってくる価値が疑わしい、
ってことがあるんじゃないですか?

だからやらない。」

降「疑わしなら、やらなくていいと思うよ。

でもね、多くの場合、
単に疑わしいからじゃないんだよね。

飲食は難しいけれど、
多くの商品やサービスの場合、
返品とか返金を受け付けるケースがあるでしょ。」

彼「あぁ、ありますよね。
ネットなんかでは、
当たり前のように返金保証があったりしますもんね。」

降「そうなんだよね。
ある意味、購入する側にはリスクゼロ、
ということも少なくいないんだよ。

でも、やらないんだよね。

私も以前そうだったからわかるんだけど、
それはリスク云々じゃなくて、
別の理由があると思うんだよね。」

彼「損するというリスクじゃない、
別の理由ってことですか?」

降「そう。別の理由ね。」

ちょっと長くなってしまいました。
続きの「別の理由」は、
「できる」と思わないから決断できない
で明かします。

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