経営者、後継者が意思決定できない理由

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営・事業では、意思決定・決断が必要でした。

しかも、意思決定・決断には、
そのスピードがポイントになることをお伝えしました。
参照:経営者・後継者は、教わり自分で考えて見つけ出してください

しかし、多くの場合、
経営・事業について即断即決が簡単にできません。

何故でしょうか?

友達と一緒に食事をしに行くときをのことを、
ちょっと考えてみてくださいね。

レストランに入りました。
例えば、イタリアンのレストラン。

一緒に行く友達は、イタリアンを食べる気満々。

一方あなたは、
特にイタリアンが食べたい、
というわけでもありません。

席に着くと、
メニューが運ばれてきました。

友達はメニューを見るなり、
注文する料理を即決です。

一方あなはた、
メニューのページをめくっては、
こっちにしようか、あっちにしようか、
と思い悩んでいます。

色々料理を見比べて、
いくつかに絞ったのですが、
さらにどうしようか、ちょっと悩んでいます。

知人は、早く注文をしたいので、
ちょっとイライラしてきました。

あなはた、まだ決めかねていますが、
知人のイライラをみて、
まずはウェイターを呼ぶことに。

そこで、料理の中身を尋ねて、
それから決めようと考えました。

ウェイターが来ると、知人は料理を注文。
あなたは、
「この◯◯に入っているのは何?」と尋ねます。

ウェイターが答えると、
こんどは「このXXってなんのこと?」と。

ウェイターの答えを聞いて、
さて、どっちにしようか悩みます。

知人はイライラ。

あなたは悩んだ末、XXを注文します。
でも、また◯◯の入った料理に、
少し未練を感じています。

場合によったら、
「知人と一緒じゃなければ、
もう少しゆっくり選べたのに」
などと思うこともあるでしょう。

 

なぜ、こんなに悩むのでしょうか?

それは、、、

どのような料理が食べたいのか、
という線引きができていないからです。

今日は初めての料理に挑戦なのか。
よく知っている料理をさっさと頼んで、
食事の時間は知人との話に当てるのか。
美味しそうなものを見つけ出すのか?

知人と一緒に食事に行くとき、
何を求めて食事にいくのか、
という点がはっきりしていないからです。

どんなにメニューの料理を見ても、
あっちもいいし 、こっちもいい、
となってしまい選ぶことができないのです。

決断するには、
「基準」となるものが必要です。

その基準に照らし合わせたとき、
目の前のものは、
当てはまるのか、当てはまらないのか、
という選択=決断ができるのです。

 

経営・事業における意思決定、決断でも、
同じことが当てはまります。

経営者・社長、後継者に、
経営・事業に関する基準があれば、
それに照らして、
意思決定をすることは容易になります。

例えば、

  • 案件の損益を重視し、利益を確保する
  • とはいえ、要員の稼働状況を優先し、損益○額なら案件を優先させる。
  • ターゲット顧客として、○○業は対象としない。

などなど。

このような「基準」を持っていれば、
意思決定・決断における悩みは少なくなります。

あなたの頭は、
決定の対象となる事項に関して、
実施したときの状況を想定し、
その状況が「基準」に適合するのかどうかを、
決定をすればよいことになります。

もし「基準」を持たないと、

・目先のメリットに心が揺れて、決めることができません。
先延ばししてしまい、実施しないことが山積みになります。
いつまでたっても何も変わらないし、
成果が出ない状況のままです。

・事項、施策により判断結果が異なるので、
実行する社員は右往左往してしまいます。
成果も出たり、出なかったりです。

・もし意思決定・決断したとしても、
その決定に自信が持てなくなります。
次のときには、逆の決定をすることにもなります。

あなたの中に、
事業を進める上での明確な判断基準はあるでしょうか?

もしはっきりとしていないな、
と考えるならば、
判断基準について直ぐに1日じっくり考えましょう。
判断の基準(基本となる考え)を整理してみましょう。

このわずか1日が、
あなたの事業の成長に大きな差をもたらしますから。

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