今の状況では人材の育成ができない理由

公開日:2015/10/20

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「うちの会社には人材がいないんだよ」
そうなってしまう理由、
それを回避する方法をお伝えしました。
参照:経営者の「人材がいない!」発言って本当ですか?

し・か・し・・・

わっかちゃいるけど、やめられない。

いや違った。
「わかっちゃいるけれど、できませ〜ん」(泣)
この様な経営者・社長、後継者の方、少なくありません。

だから、頭を悩ませているのですからね。

では、なぜ、
わかっちゃいるけどできないのでしょうか???

 

 

スーパーマン不在

一つの理由は、
「求める人材の対象となる人物が社内にいない」
からです。

今まで育てていないので、
どんなに社内でできる社員でも、
ほとんど「帯に短し襷に長し。」

だからといって、
全てに秀でている社員の存在も、
そうそう望めることではありません。

但し、一人で全てに秀でている、
そんな必要はありません。

というより、そんな「スーパーマン。」
ごくまれにしか存在しません。

もしいたら、
他の会社からも引っ張りだこです。
そんじょそこらに転がっていません。(笑)

社員それぞれの良いところを引きだして、
寄せ集めてスーパーマンが描ければ良いのですが、
それも実際には難しいことです。

 

実はビジネスをわかっていないから

「スーパーマンを探す」
「数人を寄せ集めてスーパーマン像をつくる」

どちらも可能なのですが、
実際にやっても、望ましい社員像を、
作り出すことは簡単ではありません。

というよりできないことが多いです。

その理由ですが、、、

正直にハッキリ言ってしまいます。

実は、社員の像を作る、
経営者・社長、後継者のあなたが
「ビジネス・事業をわかっちゃいないから!」
です。

ザックリとはわかっている。
流れはわかっている。

しかし、

  • 詳細な作業内容はわかっちゃいない。
  • 具体的に考えてみたことがない。
  • 整理できていない。

だから、

どんなことが仕事としてできる社員が、
あなたの事業・ビジネスで必要なのか、
その人物像が詳しく考えることができないのです。

 

営業職って何をする人か

例えば、、、

あなたの会社・事業の営業職。

彼らは業務として何をする人でしょうか?
いや、何をしなければならない人でしょうか?

  • 見込み客の掘り出しや集客はするのですか?
  • 集客としてしなければならないことは何でしょうか?
  • 見込み客へのファーストコールはしますか?
  • ファーストコールで何をしなければならないのでしょうか?
  • アポ取りはやりますか?
  • 最初の訪問でやることは何でしょうか?
  • 訪問後やることは何ですか?
  • 見込み客とどの様に付き合うのでしょうか?
  • 提案内容は考えるのでしょうか?
  • 実際に提案書はつくるのですか?
  • 見積はどうやってつくるですか?

などなど

こんな事を、事細かに考えた事。
ほとんど無いと思います。

かつてやったことがあるかもしれませんが、
それは経験があるというだけのことです。

今のやり方が、
やるべき内容かどうかは定かではないでしょう。

ほとんどの場合、
漠然と「営業活動」ととらえているだけです。

これって実は、あなたの会社の「営業」が、
わかっていないということです。

もう一歩踏み込むと、
あなたの会社の「事業」がわかっていない事です。

 

漠然とした仕事内容ばかり

同じように、

  • 店長ってなにをする人、すべき人?
  • 店のスタッフは接客として何をする人、すべき人?
  • SE(システムエンジニア)って何をすべき人?
  • PM(プロジェクトマネジャー)とはなにをすべき人?
  • 課長は何をする人、すべき人?
  • 部長は?
  • マネジャーは?

などなど、他の仕事、職種も同じです。

すべき事を、詳しく、事細かに洗い出して、
整理をしていません。

事業・ビジネスを
ザックリとしか掴んでいないので、
実は詳しくは「わかっちゃいない」のです。

この手の中身は、
本当は職務分掌や組織分掌、業務分掌として、
はっきり定義されているべきことなのですけどね。

そもそもザックリでOKになっていますから、
分掌規定が存在しても、何の役にも立ちません。

この様な状況なので、
会社・事業が必要な人物像を、
詳しく考える事ができません。

どんな資質、能力、スキルが必要なのか、
洗い出すことができません。

すべき業務の内容が詳細に洗い出されていると、
社員像をイメージすることは、
それほど難しくないのですけれどね。

あなたの会社の事業・ビジネス、業務の中身を、
整理してみてください。

最初は大変でしょう。
でも、一度やって仕舞えば、
あとはいろいろに役立てることができますよ。

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