経営戦略、経営計画に関する業務内容を知らない!

公開日:2015/12/08

更新日:2019/04/06


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

『経営戦略』や『経営計画』を伝える時、
実際の行動がイメージできる程
具体的な表現が必要だといことを、
前回の記事でお伝えしました。

参照:経営戦略、経営計画を具体的に伝えるとは

「具体的」ならば、それで理解されるでしょうか?
今回は、この続きからです。

具体的に伝えるときには、
次の点が明らかになっていることが
実際には必要だと考えています。

それは、、、

伝える内容(核)に関連する
業務の内容・目的が明確になっていることです。

例えば、

「見込み客発掘から営業活動を改善し、
○○業務の生産性を向上したいお客様からの売上を増加する」

と伝える場合、ここでの「営業活動」とは何をすることでしょうか?

「営業活動」の認識、理解が、
人によって異なっている場合が実は結構多いのです。

  • 「買いたい」というお客様に対応するのが「営業活動」?「少し良く知りたい」というお客様に対応することも「営業活動」?
  • 関心のある人(の情報)を集めるのは「営業活動」?
  • 購入後のお客様にコンタクトするのは「営業活動」?

このようなことは、マーケティングと営業の境界としても、
綱引きがおこなわれる業務内容です。

会社の中で、
このようなことは意外にもハッキリしていません。

認識が異なると実行しようとした際に、
「○○さんが考えてくれると思った」
「△○から先のプロセスをやればよいと思った」
のような状況になり、
目標達成に向けた同一の行動をおこなう状況になりません。

業務に対する理解・認識の違いが、
『経営戦略』、『経営計画』が効果を生まない原因の一つです。

同じ理解をしていると思われる事項も、
一度整理して、
何をすることなのかを明らかにして、
説明しておくことです。

経営者やそれに次ぐ管理職、
さらには『経営戦略』、『
経営計画』を策定している人でさえ、

自社での「営業活動」は何をすることか、
ハッキリ判っていない場合が非常に多いです。

更に、それぞれの業務が達成すべき目的も、
ハッキリ判っていない場合が多いものです。

あなたは自社の業務について、
すべき内容とその目的を明確に言えるでしょうか?

  • 営業活動とは?
  • サービス提供活動とは?(例えば、SIとは?商品開発とは?製品化とは?・・・)
  • 管理業務とは?(総務とは?人事とは?経理とは?・・・)

などなど

言えましたか?

あるいは、「整理されている」と言えるでしょうか?

ここで一点、注意!

この手の内容は、組織分掌に書かれている
と考えている経営者・社長、後継者の方は少なくありません。

実際には、組織分掌はあっても、
意外にもざっくり抽象的にしか
書かれていないことが多いです。

ある会社では、営業部の組織分掌は、
「営業に関すること一式」と書かれていました。

組織分掌があったとしても、
その業務内容がはっきりしない、
当然、業務分掌がない企業が実はとても多いです。

別の機会にまた詳しく組織に着いては触れようと思いますが、
業務分掌が元になって組織分掌はできあがるものですから、
業務分掌がないなら、たとえ組織分掌があったとしても、
役には立たないと思います。

「そんな細かいことまで、社員説明の時に言うの?」
と思うかもしれません。

例え時間が必要だとしても、
「伝えるべき核」に関する業務については、
明確に伝える必要があります。

業務の中身を伝えることで、
これから実施すべき業務に対する、
社員のイメージはより明確になっていきます

同時に「どこの業務まで意識しなければならないか?」
ということも明らかになり、
更にイメージはハッキリしていきますよ。

伝える内容を「具体的」にするために、

  • 具体的に行動をイメージできる内容
  • 業務内容について、内容と目的を明確にし、整理し、伝える

ことで、上手に社員に理解されるように伝えることができます。

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