「強み」ではない事柄は「弱み」なのでしょうか?

公開日:2015/12/22

更新日:2019/04/06


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営戦略を議論すると必ず出てくる
「強み」について、お伝えしてきました。

参照:

 

では、「強み」に対して「弱み」はどう捉えたらよいでしょうか?

「強み」ではない事項は、全部「弱み」じゃん!
って、そんなに簡単でも無いと考えています。

「強み」に該当しない事項は、一度「弱み」として洗い出す。
この作業は適切だと思います。

その中で、本当にあなたの事業にとっての「弱み」、
すなわち、
あなたの事業に対してマイナスに働いている事象はどれか?
を洗い出せばよいわけですね。

前回まで2回の「強み」の話を読まれた方は、
およそ予測ができると思います。

  1. 対象となる事項を競合と比べた場合、明らかに劣っていることが弱みに相当する。

そうですね。

ただし!

「強み」の場合と同じように、
対象事項に関する競合の状況が、
正しくわからないことが現実には多いででしょう。

「強み」よりももっとわかりません。
誰でも弱い部分は隠したいので表に出にくいからです。

1の観点で、あなたがあげた事項を「弱み」
と判断することは、
現実には簡単なことではありません。

 

「強み」と同じように判断基準を考えると、

自社の売上・収益への貢献度が低い

これに該当する事象が、
あなたの事業に対する「弱み」ということになります。

この時、貢献度をどのように解釈すれば良いでしょうか?

対象事項を実施しても売上が増えない。
対象事項を実施しても、収益の増加に関係しない。

これは「弱み」でしょうか?

「弱み」というより、
あなたの事業に影響を及ばしていない
と考えることができます。

ゆえに、
「本当はやらなくても良いこと」
と捉えることができます。

「弱み」と考える以前に、
「弱み」からも除外される事項かも知れないのです。

「強み」以外の事項は簡単に「弱み」と考える前に、
あなたの事業を行う上で、
その事項は本当におこなう必要がある事なのかを
考える必要があります。

まず、この観点で「弱み」なのかどうかを選別しましょう。

では、次に、あなたの事業にとって、
本当の「弱み」は何を基準に暴いたらよいのでしょうか?

それは、次回、
「弱み」と決めるポイント でお伝えします。。

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