会議が減る「基準」とは何か?

公開日:2016/01/25

更新日:2019/07/02


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

・最近、会議が多いな〜。
・長い会議だけど、何が決まったんだっけ?
・新たに○○会議を設けたらしいぜ!君、メンバー?
・やっと会議が終わったけれど、また会議かよ!

と感じているあなたへ!

会議ばかりじゃ、仕事にならない!
何も決まらない会議じゃ、
やる気もでないし、業績向上なんて無理!

『そりゃ、会議のやり方が悪いんだよ!』ということで、

・議事内容を事前に参加者に知らせているかい?
・終了時間をちゃんと設定して、参加者に知らしめているかい?
・議長や進行役がちゃんといて、議論をコントロールしているかい?
・議論を終えるときに、決まったことをちゃんと伝えているかい?
・誰が何をするかまで、明確にしているかい?

これをやれば、解決するよ!って指摘する人、多いですね〜。

それはそれで大切なのですが、
やっても大した改善効果は得られない!
ってお話を前回しました。
参照:会議は減らず、会議時間は短くならない

実際に試してみるとよっく判りますよ。

現実に会議は減りません。
会議の時間が少し短くなるだけです。

短くなる分、決めきれないので、
結局、会議の回数が増えます。

全体で見ると、なんにも変わらないか、
却って会議に関する時間が増えてしまいます

今回は、会議が増える、会議が長引く、会議で決まらない、
その本当の原因を告白します。

ということは、
会議を短くするポイントがわかります。

前回の最後に、会議をおこなうときに、
意思(意志)決定に関する「基準」が
決定的に欠如しているからだ、
という点をお話ししました。

ここでの「基準」とは、判断基準のことです。

何に関する「判断基準」かというと、、、

経営・事業をおこなう上での判断基準です。

施策、行動が、

  • 経営・事業の方針に適しているのか?
  • 経営・事業が目指す将来像の実現にプラスになるのか?ならないのか?

これを判断するための基準となるモノです。

この基準は、
経営・事業の戦略および経営・事業の計画に
明記されるものです。
それも、極めて具体的にイメージできる明確な内容!
としてですよ。

で、これがあると、なぜ会議が減るのでしょうか?

会議を開催したいと考える状況を考えると良くわかります。

なぜ、会議を開催したいのでしょうか?

それは、、、

権限を有する職位の人が、自分自身で決められないからです。

そこで、関係者・有識者を集め、
みんなの意見を聞いて、
全員の総意として決定を下すことで、
責任を回避し、体裁を保ちつつ、
自分自身を守って安心したいからです。

なぜ権限を有する職位の人間が、
自身で決められないのでしょうか?

決めるための「基準」が無いからです。

もう一つは、責任を負いたくないから。。。

これはどうしようもない。
そんな人を職位に据えたあなたが悪い。

もし、明確な経営・事業計画が、
「判断基準」として存在するとどうなるでしょうか?

判断基準に沿って、
権限を持っている役職者が、
自分自身が決めれば良いことですね。
即断即決もできます。

決定に関して説明する点は、
とても明瞭かつ簡潔。

判断基準のどれに沿っているかを
明らかにするだけです。

これで、意思(意志)決定に関する会議の開催が激減します。

では、「施策を具体的に議論する会議」はどうでしょうか?

この会議は開催することは必要でしょう。
よく議論して、納得した上で、
施策を実施することが必要ですからね。

ただし、会議の時間は短くなります。

この手の会議が長引く理由も、
対象となる施策が、適切かどうかを決められず、
「あーでもない、こーでもない」と
堂々巡りの議論を繰り返すからです。

明確な判断基準があると、
それに対して適切かどうかを議論するので、
決定は当然早くなりますね。

会議が長引く。
たくさん会議が開かれる。

その原因の本質は、
経営・事業に関する明確な「判断基準」があれば解決します。

・・・ここまで読んで、あなたはちょっと不安になったでしょう?

その不安について、次回お話しましょう。

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