社員がやる気を出すには「将来像」が必要

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社員の「やる気」を引き出すには、

会社の目標達成に関して、
会社・部門などの組織として、
その社員への「期待」が必要でした。

それは、会社の中に「社員の居場所」を作るためでした。
参照:社員のやる気には「居場所」が必要

「期待」の他に、社員のやる気をひき出すものがあります。

それは、、、

「将来像」と「お客様の評価」でした。
参照:「お金」で社員のやる気はでない!

 

今回は「将来像」についてお伝えします。

社員の目標を設定する際、
経営者のあなただけでなく、社員の上司、管理職は、
その社員についての「将来像」を伝えているでしょうか?

「それが『社員への期待』のことじゃぁないのか!?」

あなたはそう思うかもしれませんが、
今日お伝えする『将来像』は、
社員への『期待』とは異なります。

社員への『期待』は、
目標達成に対して、
会社・組織として、
社員に実現してもらいたい「姿」のことです。

一方、社員の『将来像』とは、
その社員が社会人として、
将来辿り着き実現する「姿」のことです。

例えば、、、

将来、大規模システムインテグレーション(SI)案件
などに携わるプロジェクトマネジャー(PM)を目指している
若手社員がいたとしましょう。

若手ですから、
まだPMとして仕事を任せるわけにはいきません。

彼の経験や知識を考えて、
あなたは彼を、
SI案件のプログラマーとして
プロジェクトメンバーにしました。

彼には、そのPJの重要性を説明し、
そこでのプログラマーとしての彼の役割、
彼が達成すべき目標を設定し、
彼にそれを伝えるでしょう。

そして、目標の達成を、
「君ならできると期待してるよ」、
と伝えることでしょう。

そしてさらに、今回の目標を達成したとき、
次に彼が担う役割は、

例えば、PJの中のあるプログラマチームのリーダー役

としてプロジェクトの経験を積んでほしいと、
会社も上司も考え、期待していると伝えるでしょう。

これが、会社・組織としての社員への『期待』です。

一方、社員の『将来像』は、

今回、プロジェクトのメンバーとして、
プログラマーとして活動することで、
将来、その社員が目指しているプロジェクトマネジャーに、
今回の経験が、一体どの様に影響し、役立っていくのか。

将来のプロジェクトマネジャーとしての活動に役立てるために、
今回、どのようにプログラマーとして仕事をするのか。

を示すことです。

彼の社会人としての将来の目標・ゴールに対して、
今回の仕事がどのような位置づけ、経験になり、
何を得るために今回の仕事に取り組むことが必要なのか

これが社員の『将来像』を示すことです。

これを伝えている上司や管理職はもちろん、
経営者の方も、こんなことはちっとも気にしていません。
誰一人、伝えることをしていません。

いないです。
本当にいないです。
お目にかかったことがありません。

そのために、
社員の「彼」は、
希望とは違う仕事にちょっと腐りながら、
でも仕方なくプログラマーとして仕事をします。

「なんでこんな仕事ばかりやらなきゃならないんだ!」
不満を溜め込んでいきます。

この繰り返しで不満はドンドンたまります。
仕事へのやる気は減ることはあっても、
増すことはありません。

そしてある時爆発し、
「退職して転職します!」
なんてことになってしまいます。

やる気の有無どころの話ではありません。
そうやって貴重な人材を失ってしまいます。

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