経営者・社長が見落とす社員の現実

公開日:2016/06/06

更新日:2019/04/04


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

本日の内容は、
1+1は2を越えられない です。

経営に関する話の中で、
1+1>2になる、
あるいは2を超えるようにする、
という話がありますよね。

相乗効果(シナジー)があるから、
1+1は2をはるかに超えるんだ、という理屈です。

このことを、あなたは本当だと思いますか?

 

はっきり言いますけれど、、、
ほとんどの場合、こんなことは起きません。

例えば、社員のことを考えてください。

あなたの会社には社員が何人いますか?
その人数分以上の成果が出ているでしょうか?

ほとんどの場合、この答えは「ノー」です。

1+1>2を超えるのは、
本当に厳選した数人で仕事をしている間だけです。

そのあとは、社員が増えるほど、
人数分の仕事はできなくなります。

理由は簡単。

同じ仕事をする人が増えると、

「これは誰かやってくれるだろう」

他の人に依存し、自分ではやらなくなるからです。

人数が増えるほど、依存する相手が増えるので、
結果の減少度合いは増します。

人の心理的な影響なので、
組織構築、人材活用に対する考え方と、
それを実現するノウハウを持ち合わせないと、
人が増えるほど成果は出なくなります。

多くの場合、
組織構築、人材活用のノウハウがないので、
1+1<2の状態に陥ります。

ノウハウがあるならば、
毎半期頃に組織を変えることも、
しょっちゅう人事異動を繰り返すこともありませんから。

同じように、
M&Aによってグループ会社化を進めても、
それぞれの会社はよくなることは多くありません。

あなたの周りにも、
グループ化していながら、
個々の会社同士の関係性が薄い企業グループって、
少なくないと思いますよ。

一緒になれば相乗効果が出る、
なんて甘い話ではないからです。

相乗効果とか、シナジーとか、1+1>2になるという、
ホワッとした考えから脱却しましょう。

本当に成果を出したいならば、具体的に考えましょう。

  • 社員一人ひとりの成果を出すにはどうしたらよいのか。
  • どのような組織構造や役割にすると、依存度合いを下げて、個々人の能力を最大に発揮できるのか。

M&A、グループ会社化でも、同じことですよ。

「そうだと思っていた!」という感想、
あるいは「そんなことはない!」という反論。

どちらでも構わないですよ。
あなたの考えを問い合わせから教えてくださいね。

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