成果を出す経営者・社長になりたいならば

公開日:2016/06/08

更新日:2019/04/04


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「韓非子」ってご存知ですか?

知らないまでも、聞いたことはあるかもしれません。
中国の戦国時代の法家である韓非の著書のことです。

内容は、中国の春秋・戦国時代の
思想・社会の集大成と位置付けられます。

三国志でも有名な蜀の諸葛亮が、
劉備の後継者、幼帝劉禅の教材としたとされます。

諸葛亮なら、聞いたことがありますよね。

「韓非子」の中に、

聖人の治は民に蔵して府庫に蔵せず

というものがあります。

立派な人が国を治める方法は、
国の蔵に食料財宝を納めず民の蔵に満たすようにし、
城郭は構わず民の強化に務める、という意味合いです。

江戸末期の大儒学者 佐藤 一斎が著した「言志録」では、

土地人民は天物なり。
承けて之を養い、物をして各そのところを得しむ。
これ君の職なり。

とあります。

治世の要件は、

民を満たすことにある

ということです。

国庫を富ますことよりも、
民に日頃から分け与えていれば、
いざという時に、民が力になることを現しています。

そうそう。
佐藤 一斎の門下生は、佐久間 象山、横井 小楠など。

その門下生は勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰、
さらに西郷隆盛、伊藤博文、山県有朋と、
幕末から明治の偉人に引き継がれた教えです。

そもそも国家経営を論じているのですが、
現代ならば、会社経営に当てはめることができます。

とすると、、、

社員に蔵して社長に蔵せず

ということになります。

経営者・社長のあなたはどうでしょうか?

利益が上がったから、社長、役員の報酬を翌期から増額する。

上場していても、大株主が社長や親族だから、
一般株主に還元すると言って配当額を増額する。

しかし、社員は安い給料のまま。

場合によったら、
未だにサービス残業をしていても見て見ぬ振り。

こんなことに、なっていませんよね。

しかし実態は、これに近いことが起こっています。

その結果、いざという時に、
社員がしらけて見守るだけになります。

社長が走り回っていても、
社員自ら力になろうとは考えません

うまくいかなくなります。

社長が何も得てはいけない、
なんてことではありませんよ。

社長や親族、一部の役員だけが、
独り占めするとマズイってことです。

社員に還元することを、
先に考えるくらいのことが必要ということです。

そうしていないと、
必ずどこかで巡り巡ってきますよ。

なにしろ、2500年前から
延々と伝えられていることですから。

無料レポート