褒めることがやる気を妨害する!?

公開日:2014/01/30

更新日:2019/04/08


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社員を褒める場合には、
3つのパターン、ケースがありました。

今回は、ほめる場合分けの三番目のパターン、ケースです。

1番目、2番目のパターン、ケースは、以下を参照してください。
参照:
人を褒める。社員を褒める。今の方法は適切か?
褒めるとやる気がでない!?

 

1番目、2番目の「褒める」では、
社員のやる気を引き出すことは難しいのでしたね。

1番目、2番目の”褒める”には、
根本に弱点があるからです。

その「褒める」に潜む弱点とは、、、

 

逆に考えると・・・

1番目、2番目の「褒める」は、
結果に対する反応として、
あなたが社員を褒めているからです。

”褒める”が「社員のやる気」につながらないのは、

  •  社員が結果をだせないので、あなたが反応のしようがない
  •  結果に対する評価が揺れ動くので、褒められても社員が反応できない

からです。

結果は重要ですが、
結果にばかり目を向けていると、
社員の「やる気」を引きだす機会を逃します。

とうことで、考え方を逆転します。

「結果に対してほめる」の逆。

それは、

目標達成に対して「期待」をする

ことです。

ちょっと考えてみてくださいね。

社会人になってから、
仕事に関して「期待されたこと」ありますか?
社員に対して「期待を示したこと」ありますか?

 

本気で示していますか?

「人事考課のための目標設定の時に、
やっているよ!」

このようにおっしゃる経営者や役職者が、
いらっしゃるでしょうね。

わかります。わかりますよ。

そのとき、

あなたはどこまで本気で期待していますか?

社員一人ひとりのことを考えて、
あなたは期待を示していますか?

社員のことを考えて、
本気で期待を示すことは、
意外に多くはないのはありませんか?

というより、、、

ほとんどない!
のではありませんか?

ほとんどの社員が、
期待されず、成果もでず、評価もされず、
日々の仕事を淡々とこなしています。

 

社会に出てからありません!

社会にでるまでは、
ほとんどの人が期待され、
結果を評価されています

通知表しかり、テストの点数や成績順位しかり。
志望校に合格すると祝福されます。

期待し、評価してくれる人が、
例え、親であり、先生であり、友人であっても、
その機会は少なくありません。

しかし、社会にでると、
期待されるのは 、
新入社員の、しかも入社したての最初だけです。

そこから先は、
訳の判らない目標を背負わされ、
尻を叩かれ、結果がでていないと怒鳴られ、
ほめられることもなく、
評価されることもありません

ちょっと言い過ぎかも知れませんが(笑)

このような状態で、
目標に対して熱心に取り組めるでしょうか?
仕事に対して「やる気」がでてくるでしょうか?

「やる気」には繋がり難いですよね。
いや、繋がりません。

仕事はこなすだけです。
怒られない程度にやって、お茶を濁すだけです。

 

褒める前に

この状況をぶち壊すのが、
目標を設定する際に、
目標達成に対して、
本気で「期待」を示すことです。

褒めるずーっと前に、「期待」を示すことです。

本気で期待されて嬉しくない人は、
少ないと思います。

自分自身のことを、
本気で考え期待されているとわかったとき、
やってやろうと思う人、多いと思います。

これから社員と話をする時、

  • 彼自身の将来のことを考えてください。
  • そのために、今の仕事はどの様な位置づけか、考えてください。
  • その仕事を実行することで、どのような成果が生まれるのか、考えてください。
  • 成果をもたらすことで、社員自身の将来に、どの様なプラスが生まれるのか、それを考えてください。

仕事の成果、社員の将来への成果、
それを実現することを、
あなたが望み、期待していることを、
社員との話を締めくくる時に、
社員に伝えてくださいね。

そのとき、社員はどの様な反応をするでしょうか。
仕事の取組み方はどの様になるでしょうか。

今までとは、違っていると、
あなたは感じることができますよ。

無料レポート