どんなに学んでも本当はわかっちゃいない!

公開日:2016/04/06

更新日:2019/04/05


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

私が大学生の時の話です。

「亀の子」の六角形がでてくるだけで、
「わからない!嫌い!」という方少なくありません。
だから化学はわからない、好きになれない方、
本当に多いと思います。

 

私は有機化学が好きでした。
亀の子(ベンゼン環のこと)に、まったく抵抗がありませんでした。
だから化学の学科に在籍し、
有機化学を専攻にしようと講義をとっていました。

 

英語の分厚い教科書を講義では使います。
前半は理論。
後半は有機の反応それぞれについて解説されています。

どのような化合物に、どのように化合物を反応させると、
どのような化合物が合成できるのか。

目もくらむほどたくさんの反応式が書かれています。
講義では、一通り説明はされます。
復習として、英語を読み解いて数回は読みます。

でもですよ、ちっとも頭に入りません。

紙に何度も反応式を手書きして、覚えようとします。
それでも、簡単には覚えられません。

何度も忘れ、何度も見返し、理論を解き明かします。
これを繰り返して、覚える努力をしました。

 

私の有機化学の分厚い教科書は、
ラインマーカーと書き込みがどんどんと付け足されていきました。
外観は、角がおれ、手垢で小口は黒くなり、
どんどんくたびれていきました。

それでやっと、研究室での実験に、
なんとか使える知識を手に入れることができました。

研究室に入ってからも、
この有機化学の教科書をひっぱりだして、
確認することは少なくありませんでした。

 

好きなことでも身につけ覚えることに苦労した経験が、
経営者・社長、後継者のあたににもあると思います。

好きで勉強していることでも、
多くのことを覚え身につけること、
使えるよにすることは、簡単ではありません。

経営者・社長、後継者の方は、
会社経営について、多くのことを学ばれていると思います。

 

例えば、、、

「GEのジャック・ウェルチの本を読んだことがありますか?」
と質問をしたら、手を挙げる方は少なくないと思います。

「その本の中身、内容を、隅々まで、
あるいは半分以上、覚えていますか?」
と質問をしたらどうでしょうか?

「イエス」と答えられる方、多くはないと思います。

答えた方でも、「内容を教えてください」となったら、
スラスラ答えらえる人は多くはないと思います。

 

「学んだ」と思っていても、
現実には「本を読む経験をした」だけです。

一度読んだからといって、
学びを活かせるまでに到達していることは多くはありません。

わかっているようで、ほとんどわかっちゃいない!

これが現実です。ほとんどがこの状況です。
「わかっている」というのは、単なる勘違いです。

 

「わかっている」なんて言わずに、
何度も繰り返して学んでください

次から次へと、学ぶ対象を変えないでください。
それは「勘違い」を積み重ねるだけですから。
何もあなたに、もたらしませんから。

愚直に、繰り返し、同じことを学んでください。
使えるようになってください。

そこまで行ってから、
次のことに学びの関心を向けてください。

 

あなたにも、身につけるために、学びに苦労した経験があると思います。

どのようなことを身につけようとしましたか。
どのような苦労をしましたか。

せっかく振り返るのですから、紙にペンで書き出してください。
書き出した内容を問い合わせフォームから私に送ってください。

 

「そうか。わかったよ」ではなく、
実際に紙に書き出し、コメントとして送る行動をしてください。
そうやって振り返ると、
今日お伝えした内容の本当の意味がわかりますよ。

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