経営戦略、経営計画を具体的に伝えるとは

公開日:2015/12/08

更新日:2019/03/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営者・社長、後継者のあなたが、
『経営戦略』、『経営計画』を伝えた時、
それを聞いた社員は、
具体的に内容をイメージできたでしょうか?

イメージできたとして、
どの様にイメージできたのでしょうか?

あなたは、ハッキリ説明できますか?
自信をもって「社員は○○がイメージできた」言えるでしょうか?

経営戦略、経営計画を活かす伝え方」の中で、
『経営戦略』や『経営計画』を上手く伝えるためには、

  • 単純明快
  • 具体的

であることが重要だとお伝えしました。

前回までの2回に渡って「単純明快」の話をしました。
(下記記事を参照してください)

経営戦略、経営計画は抽象的

今回は「具体的」についてです。

『経営戦略』、『経営計画』の核を伝えるとき、
抽象的な言葉になることは、よく起きることです。

例えば、
「○○を必要とするお客様への取り組みを強化する」
などの内容が少なくありません。

ここでの「取り組み」とは、何のことを差すのでしょうか?

  • 営業活動のことでしょうか?
  • 見込み客への対応のことでしょうか?
  • 既存客のフォローのことでしょうか?

では、「強化する」とは、どうすることでしょうか?

  • お客様への対応時間を増やすということでしょうか?
  • お客様を増やすということでしょうか?
  • 売上を増やすということでしょうか?
  • お客様からの獲得利益を増やすということでしょうか?

「取り組み」を「強化する」ということをどんなに伝えても、
一体全体、これから何をするのか、
社員はよく判らない
です。

「○○を必要とする」ということも、
○○が具体的なことなのか?
必要とするとはどういうことなのか?

この部分でも「具体的なのか?」を問われることになります。

経営戦略、経営計画を別解釈する

このように抽象性が高い言葉では、
聞く人の知識や情報量によって、異なる解釈になってしまいます。

人によって異なる理解がされてしまうと、
『経営戦略』、『経営計画』を実現するための、
同一の行動につながらなくなってしまいます。

伝える内容は、

  • 誰が聞いても同じように理解できて、
  • 実際の行動がイメージできる具体的な表現、
  • 同じ目標を達成するための行動が想像できる表現

でなければなりません。

「○○業務の生産性を向上したい見込み客の発掘から
その見込み客への営業方法を見直す。
それによって売上を増加する。」

このような内容を核としてまず伝え、
次に、各業務領域での対応を具体的に展開して伝えていくと、
聞く人はイメージしやすく、理解しやすいでしょう。

経営戦略、経営計画を伝える以前に

では、ここまで「具体的」ならば、
それで充分に理解されるのでしょうか?

次の点も本当はあった方が好ましいです。
いや、一緒に伝えないとまずいと考えています。

その「次の点」とは、
全体の業務の流れと、それぞれの業務内容です。

同じタイミングではないとしても、
社内で明らかにして、同じ認識にしておく必要があります。

詳しくは、別のところで触れますね。

無料レポート