結果が出ていても改善・解決できない理由

公開日:2016/08/04

更新日:2019/04/03


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

知人から電話がありました。

「エスプレッソがうまく淹れらないんだけど、
どうしたらいいの?」
という問い合わせです。

チェーン系のカフェ、
日本のDとか海外のSとかTとかありますけれど、

正直、そこのエスプレッソは、
私は苦すぎて飲めません。
エスプレッソのスッキリがありません。

店での淹れ方が、ヘタッピィなんですね。
豆の焙煎が足りないのですね。

なので、
エスプレッソマシンを買い込んで、
特別に深く焙煎してもらった豆で、
自分で淹れるています。

知人もコーヒー好き、
エスプレッソ好きだったので、
マシンと淹れ方を教えたと言うわけです。

エスプレッソを淹れると、
抽出したエスプレッソの表面に
泡(クレマというらしい)が立ちます。

多い少ないはその時々でありますが、
私も淹れるとクレマができます。

知人が淹れると、このクレマができないし、
エスプレッソが美味しくないから、どうなってるの?
という問い合わせなのです。

「だってね、ホルダーを本体につけるでしょ。
スイッチを入れるとお湯が漏れてくるんだよね。
それに美味しくないし。」

「豆は何を使っているの?」

「行きつけのコーヒー店で、
エスプレッソ用の豆を挽いてもらったやつだよ。」

「あの味を出したいなら教えた豆じゃないと。

焙煎の深さが違うから味は違ってくるよ。
かなり深く焙煎しているからあの豆は。」

「えっ、そうなの?」

「そのコーヒー店は、
コーヒーミルってしょっちゅう調整している?」

「調整って、、、調整が必要なの?」

「そもそもだけどね、
そこのミルは、刃で切るタイプ?
それともすり潰すタイプ?」

「知らなーい。」

「刃で切る方がいいし、締め具合は緩むから、
同じ番手で挽いても、
調整していないと挽き具合は全然違うよ。

豆を挽いた粗さによって、
豆を押さえた時の状況が違うし、
味は全く変わってくるよ。」

「えぇーっ!」

「お湯が漏れるというけど、
どんな状況で、どこから漏れているの?」

「うーんと、、、
スイッチを入れると何しろ漏れるんだ。」

「どこから漏れているかで原因は違ってくるよ。
よく見てみた方がいいと思うよ。」

「そうかぁ、、、面倒臭いなぁ、、、」

とこの後も続くのですが、、、

知人は、エスプレッソ用の豆は、
どれも同じだと思っていたわけ。

同じ番手のミルで挽けば、
全部同じ粗さの豆になる、と思っていたわけ。

エスプレッソの味に何が影響しているのか、
知人はわかっていなかったわけ。

エスプレッソの因子がわかっていないので、
結果である、

まずいエスプレッソ、
クレマのないエスプレッソをどうしようも無かったわけです。

あの電話からずいぶん時間が経ちましたが、
知人はエスプレッソを、未だに美味しく淹れられないとのこと。

エスプレッソマシンは埃を被っているそうです。

エスプレッソの味に何が影響するのか、
最初に要素を明らかにしておけば、
こんなことにはならなかったのにね。

私も知人は知っていると思って、
伝えていなかったと言う落ち度はあるのですけれどね。

経営・事業でも同じことです。

結果に影響する因子を
最初に明らかにすれば、すぐに対応策を講じることができます。

最初によく検討して、明らかにしておきましょう。

そうして準備をしておいても、
やった後になってから、
わかってくることも明らかになることも、
実際には沢山あります。

やる前に準備をしておかなければ、
何が何だかわからなくなって、知人のように、

何も対応できない
そのまま放っておく

ようになってしまいますよ。

やり始める前に、

何が結果に影響する可能性があるのか
最初に洗い出しておく

ことが改善できるかどうかの分かれ目になります。

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真夏の空です。
真夏の雲です。

学生は夏休み。
社会人は暑いうだるような夏です。

<お知らせ>があります。

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ための動画を近々公開します。

8月7日(日)か8日(月)からの予定です。

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このブログでもお伝えします。

暑い夏。

クーラーの効いた部屋で涼むと気持ちいいですね。
併せて学ぶと、あなたの成長の機会になるかも。

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