社員が自ら考え行動する方法:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

部下を思い通りに動かすことができれば、
社員がドンドン仕事をして、
バンバン売上アップする、
と考える経営者の方。

しかし、現実には、
社員は経営者の思い通りには動きません。

成果も出ないし、売上アップも実現しません。

なぜなら、
経営者のあなたと社員の関係が、
ガンダムとアムロ、

あるいはエヴァンゲリオンと碇シンジ、

古いことで言えば、
鉄人28号と正太郎君、

あるいはマジンガーと兜甲児、

のような関係性にあるからです。

この関係性をぶっ壊して、
社員が自分から考え、動くように近づける。

考え動くようになるためには
どうしたらいいのか?

この点は以下の記事の中で
あなたと共有をしました。

「社員を操縦しよう」なんてお止めなさい!:社長の経営講座

今回はこのロボットと操縦者の関係性にある
社長、経営者、上司と部下、社員の関係性を壊して

社員や部下が自分で考える、
自分から行動するという状況になる、
あるいは近づけるための方法は何か。

今回はこの点をあなたと共有します。

重要な観点はこれ!

社長、経営者、あるいは上司のあなたと
社員、部下の関係性を

ガンダムとアムロ、
エヴァンゲリオンと碇シンジ。

古くいえば、鉄人28号と正太郎君。

マジンガーZと兜甲児のような
操縦する側と操縦される側
という関係性を壊して、

自分で社員、部下が考え、
行動するように変身させる
その方法は何かということです。

これは意思決定を
誰が行ったのかということと
密接に関連をしています。

この関係を見つけ出すには、
なぜ社員、部下は言われたこと、
指示命令されたこと、
指導されたことしかやらないのか?

その原因、仕組みを知ることです。

夏の辛い思い出

ちょっと思い出して
頂きたいんですけれども、

少し前に夏休みが終わったと思います。

学校時代の夏休みの宿題を
ちょっと思い出してみてください。

夏休みの宿題。

あまり良い思い出はないと思いますが、
あなたはいかがでしょうか?

私には全く良い思い出がありません。

私も毎年、毎年、夏休みが終わるギリギリまで、
宿題はほぼやりませんでした。

最後の数日でなんとか必死にやって、
やって、やって、やって、
辻褄合わせていました。

まあその辛いのなんのって。

あなたにもご経験が
あるのではないでしょうか?

ではなぜ夏休みの宿題は
計画を作っているにも関わらず、
計画通りにやることがないのでしょうか?

宿題そのものがつまらないし、
やりたい、やらなければとは思わなかったからです。

あとは夏休みが終わりになんとか無理をすれば
間に合ってしまうという経験が一度でもあったから、
なんとかなると思っていた。

そういうこともあるかもしれません。

一方、自分が所属している運動や何かのクラブ活動、
あるいは、プールに毎日行くというようなことは、
楽しいことなので予定通りやりきった、
やったと思います。

人は楽しいことはやりますが、
楽しくないことは基本やりません。

ただし、楽しいか楽しくないのか。

それだけの理由でやる、
やらないを決めているのかと言うと
必ずしもそうではありません。

辛くてもやったこと

高校受験や大学受験を前にして、
あなたは塾通いをしたこと、
あるいは、
一所懸命、勉強に取り組むようになった
という経験がありませんか?

自分から塾に通うと言い出したのでしょうか?

あるいは、最初は勧められたとしても
自分から行こうと決めたのでしょうか?

あるいは、帰ってきたらこの時間は勉強するぞ
と決めたのでしょうか?

そしてその結果、
その塾に休まず通いましたか?

あるいは、
この決めた勉強時間に
できるだけ勉強するように
一所懸命に取り組むことをやったでしょうか?

もし「イエス」だとしたら
塾に通うことはあなたにとって、

あるいは、
この決まった時間勉強をやることは

あなたにとって
夏休みの海水浴やクラブ活動のように
楽しいことだったでしょうか?

楽しいというよりは
やらないとまずい、やる必要性がある
という状況だったと思います。

楽しい、楽しくないということは
人が自ら進んで行う際には
重要な観点の一つです。

ただし、楽しい云々の前に
やる、やらないを決める要素があります。

違いはどこにあるのか

塾に通うとか、
帰ってきてからのこの時間は
必ず勉強するということを
あなたの親が決めていたら

あなたはその事に
一所懸命に取り組んだでしょうか?

塾に行って一所懸命に勉強するとか、
決められた時間に一所懸命に問題集を解く、
宿題をやるというようなことを
真剣に行ったでしょうか?

宿題以外にも過去問題とかもやる
ということをやったのではないでしょうか?

もし行ったと答えたなら、
なぜそこまで行ったのか?

本当はここまでで最初は良い
と思っていたのに、

さらに加えて過去問題集をやるとか、
というようなことをなぜやったのか、
ちょっと考えてみてください。

同じ塾通いであっても
あるいは同じように
帰ってきてからの夜のこの時間を
勉強するということであっても、

決められたこと、
最初に決められたことしか
やらなかったのか、

それ以上に自分で考えて
これも必要だ、これもできる、あるいは
こういったことも
やった方がいいと言って
やるように取り組んだのか。

その違いは何なのかということです。

自ら考え行動するポイント

その差は、
自分で意思決定をした。
自分で決めた。

このことが強く影響をしています。

このことが分かると
毎年、毎年、夏休みの終わりに
辛い思いをしながら夏休みの宿題を

いつも夏休みが終わる直前までやらない理由も
わかってくると思います。

夏休みの宿題を自分で決めていない。
夏休みの宿題の中身を
自分で意思決定していないからです。

要は学校から与えられた宿題、
ドリルや問題集、あるいは、
こういった自由研究を自分で考えてやりなさい
という形で学校から与えられている。

自分では何も決めていないからです。

意思決定は、
自分の力の及ばない学校内部、
あるいは教育委員会の中で行われていて、

その決められた宿題をやるように
強制されているからです。

自分で意思決定をしたこと、決めたことは
先ほどの塾や夜の勉強時間のように
たとえ楽しくないことでもやります。
やろうとします。

自分で意思決定をしていれば、
必要と思えば言われたこと以上、
決められたこと以上のことにも
取り組もう、やろうとします。

というより、
自分で工夫をしてやろうという風に
考えるようになります。

どんなに「重要だ」と言われても、
自分自身で意思決定を全くしていないことに
熱心に取り組むことはまずありません。

「自分でやる」と意思決定をしていないと
言われたことしかやりません。

それ以上のことを考えて
何とかしようということはありません。

人は与えれば与えるほど
与えられたことだけをやります。

それ以上のことをやろうとはしません。

言われた以上のことをやるのは、
自分自身でそのことに「やろう」、
「取り組もう」と決めた、
意思決定をしている
ということがあるからです。

社員や部下は
言われたことしかやらないと
社長、経営者のあなたが感じているとしたら

社長、経営者や上司が
やることを社員に全て与えている。

そして、それをやりなさいと
強制をしている。
結果として強制している状況に
なっているからです。

命令、指示も同じです。

命令、指示をするほど
社員、部下は命令や指示を
待つようになります。

この点に気付いているかどうか。

この点がわかって社員、部下と
接しているかどうか。

そのことが、社員、部下が
自ら仕事、業務のことを考えて
取り組むようになるのか。
取り組もうとするのか。

あるいは、
言われたことしかやらないのか。

言われた以上のことには
熱心に取り組まないし、
やろうともしないのか
という分かれ道になっているということです。

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