「将来像」を社員は自分で描けない

公開日:2016/02/25

更新日:2019/04/05


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社員の「やる気」を引き出す要素のひとつは、
社員自身の『将来像』でした。

会社が社員に伝える『期待』と、
社員自身の『将来像』の違いは、
昨日の記事でお伝えしました。

参照:社員がやる気を出すには「将来像」が必要

 

ある方から質問をいただきました。

「自分の『将来像』は、
社員個々が自分で考えるものでは
ないのでしょうか?」という内容です。

『社員が自分の将来像を考えて、
それに必要な行動を自らおこなう』

これがベストです。
これができる社員なら、
放っておいても仕事をする
でしょう。

 

し・か・し・・・

これができる人は、本当に一握りの人です。
社員の中にも数えるほどしかいません

若い社員には難しいことでしょうし、
無理といえるでしょう。

ちょっと考えてみてください。

入社数年。

システム関係のプロジェクトのメンバーになったとしても、
まだ、プログラマー(PG)や
下っ端のシステムエンジニア(SE)しかやっていない。

この人に、大規模システムインテグレーションの
プロジェクトマネジャー(PM)に必要なことや
業務が自らわかり、
そのために必要な行動内容がわかるのか、

というと、、、

それは難しいことだと思います。

わからないし、想像もイメージもできない

想像・イメージができなければ、
何をどうやったらよいか?
なんて、わからないでしょう。

プロジェクトマネジャーに対する
強烈な思いや熱意があれば、
それこそ、自分で勉強して、
わかるようになるかもしれませんが。

ということで、先程、質問された方の次の意見。

「プロジェクトマネジャーがどんな仕事で、
どんな技量が必要かということは、
本を読めばわかることもあるのでは?」

確かに!
書籍を読めばわかることもあります。

しかし、、、

それは、プロジェクトマネジャーとして
どんな仕事をするか、ということです。

机上の理屈です。
綺麗なことばかりで、実際はわからないものです。

あなたにも経験がありませんか。

実際に体験してみると、本やセミナーで知っていたことと、
異なること、想定外のことが山のようにあったということが。

プログラマー、システムエンジニアとしての技能、経験が、
プロジェクトマネジャーにどのように活かせるのか?

この様なことには、現実にはほとんど触れらていません。

正直、プログラマー、システムエンジニアの経験を、
プロジェクトマネジャーの時に活かした経験がある人にしか、
説明できないものです。

プログラマーやシステムエンジニアの仕事内容が
どのようにプロジェクトマネジャーで役に立つのか?

プロジェクトマネジャーを目指して、
プログラマー、システムエンジニアで何を感じ、
学ばなければならないのか?

もし、あなたがシステムインテグレーション部門の役職者なら、
自らの経験も踏まえて、これを社員である部下に説明し、
「将来像」として目標設定に組み込む必要があります。

社員自身では、
将来像について自ら学ぶことは容易ではないからです。

学べることはきれいごとばかりで、
現実の話が多くはないからです。

あなたの経験から滲み出る体験談が必要です。

それがあるから、話を聞いた社員は想像・イメージができるし、
「将来像」として実感が沸くし、
やるべき仕事への取り組み姿勢が詳しくわかります。

詳しくわかるから取り組み、
自ら変わるきっかけを手に入れることができます。

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