経営は社長の「学びの環境」で決まる

公開日:2016/04/12

更新日:2019/04/04


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「社長・経営者の「勉強」の勘違い」
へのコメントを、たくさんいただきました。

「身につまされる内容だった。
これから自分の知恵になるように行動しよう。」

「本で学んだことを実践している。メモを取っている。」

など、気づき、実際におこなっていることを送っていただきました。

ありがとうございます。とても嬉しいですs。

個別にお返事を差し上げています!

 

本日の本題に入ります。

若い頃、結構スキーをしていました。

「もう春なのに、冬のスポーツ、スキーの話かよ!」
「今はスキーよりスノボだよ!」

と突っ込まれることは百も承知ですが、おつきあいくださいませ。(笑

そこそこ急な斜面を滑れたので、それはそれで楽しんでいました。

そうはいっても、
「もっとうまくなりたい!
急斜面を(上級者のように)ウェーデルンで
滑り降りたら格好いいだろうな!」
と思っていました。

ある年の12月。

スキースクールの講師、プロスキーヤーを目指す人もいくという、
合宿のスキースクールに行きました。

ワンクール4日間で、3日目の夕方に試験があります。
そこで合格すると、次のレベルのコースを受講できます。

時間がきたらおしまい。レベルは自己申告。
という半日コースのスクールとは違います。

初めてなので、初級からスタートです。

 

1コースで5人ぐらいの受講生とコーチ、コーチ補佐の7人。

コーチが説明をして、実際に滑って見せます。
そのあと、一人一人、順番に滑り降ります。
それをコーチが見て、アドバイスをして、直してくれます。

  • 足の裏のどこに重心をもってくるのか。
  • その時、足首、膝は、どのように曲げるのか。
  • 上体の前傾はどのくらいか。
  • 腕はどんな風に構えるのか。
  • 目線はどこにするのか。

このようなことを、一つ一つ指摘され、
どのように直すかをアドバイスされます。

レッスンは午前、午後、各2時間ずつ。
その間、この繰り返しです。

 

それまでにも半日のスクールに入って、
レッスンを受けて、滑れていました。

実際にいろいろなスキー場のいろいろなコースを滑って、
レッスンの成果を保ってきました。
仲間の中では、そこそこ上手い方でしたよ。

なのですが、まぁコーチから注意されるわけです。
直されることが山積みです。

しかも試験があって、
それをクリアしないと上のコースに進めません。

その時は、コースを2回、計8日間受講したのですが、
結局、初級コースを卒業できませんでした。

それほど、プロのコーチから見たら
初級の基本もできていなかった
のです。

なんとも危なっかしい滑りだったのでしょう。
いらぬところに力が入って、
無理やり滑っている状態だったのでしょう。

その後、数年間、このスクールに何回か通い、
なんとか上級コースまでたどり着けました。

 

毎回、基礎を叩き込まれます。
我流だったところを直されます。

その結果、、、

滑ることが楽になりました。
滑り終えたあと、変な筋肉痛がなくなりました。

急斜面でも、コブコブでも、アイスバーンでも、
楽に滑れるようになりました。

このスクールに行く前にも、スキーは楽しんでいました。

しかし、このスクールで基礎を叩き込まれてから、
それまで憧れでしかなかった
山スキーをすることにもなりました。

乗鞍岳の頂上直下までスキーを担いで登り、
スキーで中腹まで滑降しました。
草津白根山、八甲田山で春スキーをしました。

そこでの光景は、ゲレンデスキーとは違う世界でした。

これができたのも、

あのスクールで、基本・基礎を叩き込まれたから
基本・基礎だと単に思い込んでいた「我流」を徹底的に直されたから

です。

半日のスキースクールでも、基礎は教えています。
ただし、受講側の意識は薄いです。

「しょせん半日でしょ!」と思っています。
「そこそこ滑れたら満足だよ」です。
一緒に受講するメンバーも、同じように考えています。

あのスキースクールは、
「4日間も同じレベルを受講する」、
「スキーをうまくなりたい」
という強い意識が受講者に働いています。

一緒に受講しているメンバーには、
「プロを目指している」という人も多いです。

教える側も、教わる側も、
共に意識レベルは高いです。

それが私にも影響して、
必死に基礎、基本を身につけよう、
なんとか上のクラスに行こう、となりました。

この環境があったから、
実際に基礎が身につき、
我流を直すことができました。

より高いレベルのスキーができて、
次元の違う楽しみ方ができました。

 

スキーに限らず、学ぶことは容易にできます。

会社経営、事業に関するビジネス書はたくさんありますし、
セミナーも山のように開催されています。

私も、たくさんのセミナーを受講してきました。

しかし、、、

あのスキースクールのように、
教える側、教わる側、
ともにレベルの高いものは数える程でした。

多くのビジネス書を読みました。

基礎・基本を学べているのか。
表面上のトピックに過ぎないのか。
我流になっているのではないか。

書かれている内容は適切なのか。
我流の理解をしているのではないか。
自分の学びの意識レベルはどうなのか。

と考えることは少なくありません。

学ぶこと、教わることは簡単です。

ただし、身につけ活用することを考えると、
学び教わる環境はとても重要です。

私が体験したように、
お手軽半日コースのスクールと、
4日間合宿で叩き込まれるスクールとでは、
結果が全く異なるように。

レベルの高い学び教わる環境は、
簡単には手に入りません。

半日スクールは簡単に入れますが、
あのスクールには、何日も受講に時間を割くだけの、
労力と手間が必要だったように。

 

スキーは時期外れ(笑 ですが、
あなたにも、私のスキーと同じように、

学ぶ環境(考え方、学び方など)を変えたら、
それまでと状況が変わった
ということがあると思います。

それを思い出してみてください。
走り書きで良いので、書き出してみてください。

「面倒臭い」なんて思わずに、
5分の時間をとって、考え書き出してください。

わずか5分です。

あなたがこの時間を割いて考え書き出すことで、
学びの環境変化の第一歩を踏み出すことになるのですが、、、

その意味、あなたなら、お分かりになりますよね。

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