社員のやる気を遠ざける数字目標

公開日:2018/10/24

更新日:2019/03/06


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業を行う際に、
社員に意欲を持って、
取り組んでほしい
とあなたは考えているでしょう。

社員が意欲を持って、
日頃の仕事に
熱心に取り組んでくれれば、

成果につながる、
結果がでると思うでしょう。

社員のやる気には数字!?

社員の意欲を高めるために、
あなたはどうしますか?

以前からあるのですが、
目標をハッキリと掲げる、

あるいは、
日頃の仕事を数字で表す、
という方法が勧められます。

例えば、
○○を何回実施するとか、
○○人の見込み客を集めるとか。

あるいは、

実際にやった回数を記録する。

数字で示すと、
社員の意欲が増す、
熱心に取り組む様になる、
というのです。

あなたは、
この数字で示す、
カウントすることを、
どう思いますか?

もちろん、
これによって、
社員の意欲が増す場合が、
ないとは言いません。

しかし、

数字で示し、
数字でカウントすると、
社員の意欲につながるのか、
というと疑問です。

そうやってお尻を立ていても、
社員は動きません。

それならば、
罰則を設ければ良い、
という話もありますよね。

目標数字に達さなければ、
評価を下げる、
ということをします。

影響はあるのか、
というと、

評価制度との絡みで、
現実には、
意欲にはつながりにくいです。

数字でやる気が出ない社員たち

なぜその目標数字なのか。
その数字の達成がなぜ必要なのか。
今の数字では十分ではないのか。

この点がわからないと、
目標数字を達成する意欲、
今の数字をよりよくする意欲、
は社員には一向に湧きません。

もともと意欲がある社員に対して、
意欲をさらに発揮させる術として、
数字を示すことは効果があります。

しかし、

日本の多くの場合、
もともとの仕事への意欲が、
十分ではないことが、
現実には少なくありません。

数字を掲げても、
誰も見向きもしません。

見たふりはしますが、
正当な理由を並べて、
それでおしまいです。

これが現実。

社員のやる気を下げるだけ

社員に数字を掲げることで、
社員の意欲を出そうとするのは、
キケンです。

数字を掲げると、
却って反発心を芽生えさせます。

なんでこの数字なの?
なんで達成が必要なの?

この部分を納得できる様に、
社員に示せると、

掲げる数字、
カウントする数字を
良くしようという、
意欲が生まれる様になります。

なぜその目標数字なのか。
その数字の達成がなぜ必要なのか。
今の数字では十分ではないのか。

これを明らかにする基本として、
事業の価値を明らかにすることです。

価値を社員に伝えることです。

あるいは、
社員に一緒に考えさせることです。

自分の仕事は、
何のために行うのか、
どの様な結果につなげたいのか。

この点がハッキリするからです。

価値の実現は、
お客様にとって
好ましいことです。

お客様が求めているものです。

お客様は、
価値を手に入れれば、
嬉しいですし、
喜ばしいこと、
だからです。

実際に事業の価値を明らかにして、
その実現に取り組むと、

社員の仕事への意欲が増して、
自分から考え行動する社員が、
増えているケースが
現実にも多いです。

社員のやる気を引き出すには

数字を掲げる。
カウントする。

これで社員の
仕事への意欲が増す、
というのはキケンです。

事業の価値を明らかにして、
それを実現するときに、
どの様な数値が望ましいのか、

を社員にハッキリ伝えることが、
社員の仕事への意欲を
引き出すことにつながります。

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