“経営者の勉強”の勘違い

公開日:2018/10/08

更新日:2018/10/15


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

今回は、少し耳の痛い内容かもしれません。

あなたは勉強家だと思います。

ビジネス書を読む。
セミナーや教材を受講する。
ビジネス関連の動画を観る。

そこでの内容は、
あなたの身についているでしょうか。

もし身についていないとしたら、
身につけるにはどうするのか。

今回はその点をお伝えします。

経営者の勉強でよくやっていること

ビジネス書を読む時。

重要なところにマーカーを引く。
付箋を貼る。

このようにしていると思います。

セミナーや教材を受講する時。

教材や資料に書き込みをし、
アンダーラインを引くでしょう。

これ、多くの方がやっていることですね。

マーカーを引いたところ。
アンダーラインを引いた部分。
付箋を貼ったところ。

この部分を、
改めて見直しているでしょうか?

意外にも、
見直している方は多くないです。

マーカーを引く。
書き込みをする。

「あぁ、勉強したーっ!学んだーっ!」と感じて、
これで満足している。
この状況は少なくないです。

ノートを取ったとしても、同じことです。

ノートに書いた内容を、
見直す方は多くはありません。

ビジネス関連の動画を観ることで、
勉強する機会も最近増えました。

その場合は、
動画を観て終了ということが多いと思います。

動画を観たことで、
満足してしまいます。

経営者は勉強として同じことを繰り返す

ビジネス書を読んだ。
セミナー、教材を受講した。
動画を観た。

これで満足するので、

ビジネス書を読み終えると、
次のビジネス書を開きます。

セミナー、教材を受講すると、
次に受講するセミナー、教材を探します。

動画を見終えると、
次の動画を探します。

そして、これを繰り返しています。

取り組む対象を変えて、
次々に繰り返すことが、
勉強だと思っている方は少なくありません。

多くの時間を割いているから、
勉強をよくしていると、
勘違いしています。

この繰り返しで、
得た知識の対象は増えていきますが、
内容が身についているでしょうか?

自分のものとして、
使うことができているか、というと、
なかなか難しいと思います。

このようにとっかえひっかえ、
次々に取り組むことの繰り返しは、
本来の勉強、学び、学習とは言いにくいです。

どんなに時間と労力をかけても、
結果として身についていないからです。

ただ、やった経験がある、
という事実があるだけになってしまいます。

時間と労力とお金をかけたのに、
もったいないと思いませんか?

次のことに手を出す前に、
成果・結果を得たいと思いませんか?

小中学校の勉強を思い出すと

小中学校の時、
どのように多くのことを学び、
身につけたのかを思い出してください。

教科書にマーカーを引く。
書き込みをする。
ノートを取る。

これをやって、
テストで良い点を取るなどの、
成果が出たでしょうか?

(学ぶことの結果として、
テストの点数がわかりやすいので、
それを取り上げますね)

なかなか、良い点を取る、
というわけにはいかなかったと思います。

では、、、

どうすると良いと、
あなたは習ったでしょうか?

授業を受けて、
教科書にマーカを引いたり、
黒板の内容をノートを取ったとします。

この状態だと、
私たちが今、日頃やっているのと、
ほぼ同じ状態です。

授業の内容を理解して、
使えるようになって、
テストで良い点を取るには、
次のことが勧められたと思います。

  • 内容を整理する「まとめノート」を作る
  • 例題や練習問題をやる
  • ドリルや問題集をやる

この過程で、
わからないことは、
必要なタイミングで質問をします。

これをやるので、
実際のテストや模試で、
色々な問題が解けるようになりましたよね。

経営者としての勉強に当てはめる

同じことが、
今の経営者の学びにも、
当てはまると思いませんか。

ビジネス書を読んで、マーカを引いた。
付箋を貼った。

セミナーの資料や教材に、
マーカーを引いた、書き込みをした。
ノートに書き込んだ。

動画を観た。

そうしたら、
内容を整理してまとめる、
ということが必要です。

ノートだろうが、
裏紙だろうが、
それは構いませんが、

マーキングした内容。
付箋を貼った内容。
資料やテキストの重要部分。
動画内容で注目した点。

これらを集めて整理します。

それによって、
初めて全体の内容がわかるようになります。

勉強として次にはやること

ワークや練習問題があれば、
次にそれをやります。

ワークになっていなくても、
できそうなことは、
自分で取り組んでみます。

これが2番目の例題や練習問題の部分です。

その上で、
自分自身の状態に当てはめて、
やってみることになります。

これらの過程で、
わからないことは、
その都度、質問をします。

経営者として勉強を無駄にしないために

ここまでやると、
ビジネス書やセミナー、教材、
動画などの内容が、

あなたご自身の身につくところになります。

自分自身の状態に当てはめてやる。

これは、一度やってわかる、
というものとは限りません。

ほとんどの場合、
繰り返しやる必要があります。

繰り返す中で、
新たな気づきや学びがあり、
それが身についた内容を、
さらに効果があるものに変えます。

学校の勉強でも同じだったと思います。

ドリルや問題集は、
ある程度の問題数をやらないと、
応用力がつかなかったと思います。
それと同じことです。

経営者として身につけるためには

一つのことを学び、
それを活用して、
結果を得るまでには、
手間がかかります。

ビジネス書を読んだ。
セミナ、教材を受講した。
動画を観た。

マーカーを引いても、
付箋を貼っても、
書き込みをしても、
動画を何度繰り返して観ても、

身につける最初の小さな小さな一歩、
に過ぎません。

そこから手間をかけて、
内容を整理し、
練習し、実際に使うから、
身につくようになります。

ビジネス書を読む、
セミナー、教材を受講する、
動画を観る。

これらにかけた
時間、お金、あなたの労力が、
これで報われることになります。

面倒ですが、
手間をかけてやらないと、

時間、お金、あなたの労力
は無駄になってしまいます。

で、、、

「あなたはどうなの?」と思いますよね。

正直にいうと、以前は、
マーカー引いて、
付箋貼って、動画を観て、
満足している側でした。

一通り終わると、
次の本を探し、教材を購入し、
動画を観ていました。

勉強のやり方がわかってからは、
止めました。

私が書き出して整理した成果物を
ちらっとお見せしますね。
(今回は、コピー用紙に書いて留めたもの)

で、これらを元にして、
実際に、練習し、試し、
繰り返しやっては知見を得ています。

今回の内容が、
あなたの日頃のビジネスに関する
勉強、学習をするときの、
参考になると嬉しいです。

 

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