「社員を操縦しよう」なんてお止めなさい!:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

売上アップを実現するためには
社員、部下に指示、命令あるいは指導をして、
社員、部下を思い通りに動かすようにしたい。

そうすれば成果、結果が
どんどん出るようになるのに。

あるいは、

もし社員、部下が
社長、経営者の指示、命令、指導に従って
思い通りに動いてくれたなら
売上アップ、成果、結果の実現なんて
すぐにできるのに。

このように考える社長、経営者、経営幹部の方は
少なくありません。

今回はこの
社員、部下を動かす、動いてもらう
という点について、
あなたと共有したいと思います。



気持ち良いかもしれないけれど

社員は指示、命令、指導をして動かすもの。

私も役職に就いた最初の頃は、
同じように社員、部下に指示、命令、指導をして
動かそうと思っていました。

あなたはいかがですか?

社員は指示、命令、
指導して動かすもの。

これは部下をコントロールしている。
部下を操縦している。

ということと同じ意味合いになります。

世の中には「部下操縦法」ですとか、
「部下を思い通りに動かす」といったような
この手の表現やその内容を想像させる表記、

あるいは、このようなことをタイトル、
サブタイトルに使ったビジネス書も
たくさんあるにはあります。

社長、経営者、あるいは、管理職の上司にとって
社員、部下を思い通りにコントロールできたら
気持ちが良いと思うと思います。

まるで”マジンガーZ”の”兜甲児”のように
“マジンガーZ”を操るということです。

あっ、ちょっと内容が
古かったかもしれません。

ガンダムを操るアムロですとか、
エヴァンゲリオンを操るニュータイプの少年達、
少女達の事かもしれません。

以前、”鉄人28号”を操縦桿で操る
正太郎くんの例を例えたら”ポカン”とされた
ということはありますが、

いずれにせよ、
操縦する、あるいは操作をしている
ということです。

永遠に続ける

操作をしている人は気持ちが良いと思いますが、
ただし、”永遠に操縦し続ける”ということになります。

「ガンダム。
 勝手に赤い彗星シャアと戦ってくれ!
 アムロの僕はちょっと他のことをやるから」
というわけにはいきません。

いつもいつも、
ずっとあなたは部下や社員を操縦し、
指導、命令をし続けなければなりません。

それは社長、経営者のあなた、
あるいは上司のあなたにとって
どうなのでしょうか?

望ましいことですか?

正直に言うと私は嫌です。

なぜなら、社長、経営者、あるいは上司として
他にやらなければならないことが
山のようにたくさんあるからです。

事業の戦略や経営の将来などを考える。

あるいは部下、組織として
どのように成果を出すか。

その具体的な方策を考える。

そういったことの準備をする、
考えるということをする必要があります。

常に自分の部下である現場の社員、
あるいは部下の事を指導し、
命令し続ける、
操縦し続ける、
ということは避けたいと思います。

あなたも同じだと思いますが、
いかがですか?

立場を変えてみると

では今度は操縦している正太郎君、
あるいはアムロ、
あるいはニュータイプの少年、少女とは立場を変えて、

操縦されているガンダムや鉄人28号、
あるいはエヴァンゲリオンになって
考えてみましょう。

ガンダムがアムロの操縦通りに動くのは
なぜでしょうか?

想像以上の動きをしないのは
なぜだと思いますか?

ガンダムがロボットだからでしょうか?

ではあなたの会社の社員は
ガンダムのようなロボットでしょうか?

「いや、うちの社員、部下は
 ”ガンダム”じゃなくて”ザク”だよ」

といような話ではありません。

社員、部下はロボットではない
ということです。

アムロのような
ニュータイプではないですが
れっきとした”人間”という存在
そのものです。

社員の気持ち

人はロボットとは違います。

人には意志があり感情があり、思考があります。

ではロボットのように
もし扱われたとしたら、
あなたの社員や部下はどう思うでしょうか?

面白くないでしょうし、
嫌だけれど仕事だから
仕方なく言われたことをやる。

与えられた仕事を何とかこなして、
叱られないようにする。

こんな気持ちではないでしょうか。

あるいは、言われたことだけをやる。

それ以上のことは考えない。やらない。

こんなことに
なるのではないでしょうか。

というより、私が社員の時、
このようなことを感じていました。

もしあなたに社員、あるいは
部下であった経験があった時、
あなたはどのように感じられたでしょうか?

みんな人間だ

社長や経営者、あるいは上司が
部下や社員を操縦するとかコントロールする。

この考えは、社長や経営者、
上司の勝手なエゴだと思いませんか?

にもかかわらず、
社員、部下を指導して、指示通りに動かすことが
世の中では当たり前のように言われ、

”部下操縦法”などという言葉、
あるいは、表現が出回っているわけです。

経営者も上司も”アムロ”ではない
ということです。

経営者も社員も部下も
ともに生身の人間だということです。

これを分かったうえで仕事、業務をやる、
やる状況にしないと

社員を操縦したい!
指示、命令、指導をしてその通りに動かしたい!

と思うようになってしまいます。

仕事が面白くない。
指示されたことだけをやっておこうと
社員、部下はなってしまうのです。

指示、命令、指導した通り社員を動かそう。
このようなことは考えないことです。

では一体、
どのような考え方をしたら良いのか?

それはこの後の動画で
あなたと共有したいと思います。

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