1ヶ月後に売上57.3%増を実現する経営ビジョン、事業ビジョン 作り方3つのポイント

公開日:2018/08/29

更新日:2018/09/19


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

あなたの会社にも、
経営理念やビジョンがあるでしょう。

一度、経営理念やビジョンを作ると、
社内に発表する、説明する、
ことはありますが、
それ以降はどこかに
しまいこまれてしまいます。

年度計画を作るときや
中長期計画を作る際に引っ張り出されて、
計画書の最初に転記されるくらいでしょうか。

一方、経営ビジョン、事業ビジョンを
実際に活用すると、
翌月売上57.3%増加ですとか、
競合から「一人勝ち」のような
成果・結果を出すことが可能です。

今回は、成果を出すための
経営ビジョン、事業ビジョン活用の3つのポイント
をご紹介します。

ビジョン活用で経営・事業の成果は誰でも手に入る

 

経営ビジョン・事業ビジョンとは、

ビジョンという言葉を、
比較的頻繁に使うことがありますが、
そもそも、どのような意味合いでしょうか。

ビジョンとは、

将来のあるべき姿を描いたもの。
将来の見通し。構想。未来図。未来像。(大辞林(第3版)

です。

姿を描いたもの。
構想。
未来像。将来像。

これを経営に当てはめると、
経営ビジョンになります。

事業に当てはめると
事業ビジョンになります。

一般に、経営ビジョンという言葉は、
よく出て来ますが、
事業ビジョンが用いられることは、
まずありません。

経営と事業の関係性が、
明確に定義されていないこと、

経営ビジョンが事業ビジョンを代替している
と認識されていること、
のためでしょう。

実際に検討をするとわかりますが、
経営ビジョンは事業ビジョンを含むので、
同一ではなく、内容は異なります。

詳しくは、
経営戦略と事業戦略
の項で、説明します。

経営ビジョンとは、

「経営を行うことによって、
将来実現する経営のあるべき姿、未来像、将来像」

となります。

事業ビジョンは、
この説明の経営部分を
「事業」に置き換えたものです。

詳しく経営ビジョンの解説をすると、
『長期的時間軸によって、
企業の目的や使命、
実現・提供すべき企業価値などの
「将来あるべき姿」を明らかにしたもの』
となります。

経営ビジョン、事業ビジョンの位置付け

経営ビジョンが示されることにより、
従業員など企業に関係する人達が、
会社経営の将来について具体的な姿を共有し、
同じ方向に向かって進んでいくことが
できるようになります。

経営理念と経営ビジョンは、
経営戦略の前提です。

会社組織が進む際に、
求心力をもたらすものです。

企業が成長するためには、
経営ビジョンが欠かせないものとして、
一般には認識されて来ました。

経営ビジョンの現状

従来、日本企業が描いてきた
ビジョン「未来像」の多くは、
「社会貢献」
「顧客第一」
「業界のリーディングカンパニーになる」
などの目標を掲げたものが多い
と言われています。

また、「2001年1兆円企業構想」のような、
「数値目標偏重」の経営ビジョンが、
日本の多くの企業の特徴だとも言われています。

経営ビジョンが示されることで、
従業員をはじめとして、
企業経営の将来として具体的な姿を共有し、
同じ方向に進むことができるはず、

なのですが、

現実には、経営ビジョンの出番は、
事業計画策定や中長期計画策定の時だけです。

しかも、一度作った経営ビジョンを、
計画書の最初の方で、
指定されたスペースに転記するという使われ方です。

これでは、
経営ビジョンを持っていても、
それを活用することはできません。

経営ビジョン、事業ビジョンはいつも使うもの

一度作るとそれっきりで、
しまいこまれてしまう経営ビジョン、
事業ビジョンですが、

適切に活用すると、
翌月売上57.3%増加とか
90日経たずに売上23.7%増加とか、
競合から自然に「一人勝ち」状態、といった結果を、
いとも簡単に手に入れることができます。

しかも、繰り返し繰り返し、
実現することが難しくなくなります。

経営ビジョン、事業ビジョンは、
経営と事業によって実現する将来の姿、未来像
です。

年度計画や中期計画だけでなく、
日々の仕事、業務は、
すべて経営ビジョン、
事業ビジョンを実現するために行います。

経営ビジョン、事業ビジョンは、本来、
仕事や業務の判断基準の一つとして日々使うもの
です。

今までのような「目標を掲げたもの」や
「目標値重視」の内容ではなく、

日々の仕事、事業で使える形に、
経営ビジョン、事業ビジョンが
なっている必要があります。

経営ビジョン、事業ビジョンを
どのように導き出すと、
日々使える形になるでしょうか。

経営ビジョン、事業ビジョン 作り方3つのポイント

経営ビジョン、事業ビジョンを、
売上増加や事業の継続、
競合からの「一人勝ち」につなげるためには、

経営ビジョン、事業ビジョンの作り方に
次の3つのポイントがあります。

  • ビジョンは価値提供から考える
  • ビジョンはチャンクダウンして詳細にする
  • ビジョンは構造を明らかにする

経営ビジョン、事業ビジョンを、
日々の業務で活用できる内容にする、
ということです。

ビジョンは価値提供から考える

経営ビジョンは、
経営理念から考えるというのが、
一般的なやり方でしょう。

理念とは、
企業の経営や活動に関する基本的な「考え方」、
「価値観」、「思い」、
そして「企業の存在意義」を指すもの
と定義されます。

企業経営への想いともいえます。

その結果、理念として、
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
人類、社会の進歩発展に貢献すること」
のような中身が出て来ます。

これはこれで、
会社を運営する観点では必要です。

しかし。

そもそも、
事業を行う器として
経営を行なっています

なぜ事業を行うのか、
を考えたときに、
その内容が、
従業員の幸福や、人類、社会の発展に貢献することか、
となると、

それはズレている
となるでしょう。

「事業」は、
対象となるお客様に
価値を提供することです。

この観点で考えると、
どのような価値を提供し、
お客様にどのようになってもらうのか

ということが、
最もベースになる想いになると考えています。

価値を提供する

この観点で整理をすると、
経営理念に組み込むことが望ましい
とされる3つの要素

  1. 使命・存在意義(Misson/ミッション)
  2. 信念・価値観(Value/バリュー)
  3. 行動指針・行動規範(Way/ウェイ)

は組み込まれます。

価値を提供している状態に
なった時の姿、将来像

これが経営ビジョン、
事業ビジョンに該当します。

提供する価値が明らかになると、
経営理念が導き出されるし、
同時に、経営ビジョン、事業ビジョンも
導き出されます。

経営理念を考えて、
そこから経営ビジョンを導き出す
のではなく、

お客様に提供する価値
という同じルーツから、
理念もビジョンも導き出されます。

これによって、
目標達成や目標値重視から脱却し、

日々の仕事、業務で
経営ビジョン、事業ビジョン活用し、
成果・結果を生み出すことが
できるようになります。

ビジョンはチャンクダウンして詳細にする

提供価値からビションを導き出したとしても、
最初は、耳障りの良い、
抽象的な言葉が連なっているものです。

例えば、

お客様満足と価値創造で
世界のリーディング企業を目指します

とか、

経営的にも、精神的にも日本一強く、
人に優しく接することができ、
人と環境に優しい商品を作り続ける

のような内容です。

これはこれで悪くないのですが、
実際に売上増加や事業の継続などの
成果・結果を出すためには使いにくいです。

例えば、
お客様満足とは何を指すのか?
価値創造とはどんなことなのか?

具体化、詳細化はされていないからです。

事業で成果を出すことを考えると、
実際に何をやればこれが実現できるのか
わからないからです。

社員や従業員、協力会社などと、
何をすることなのか、
共有することが難しいからです。

その結果、
経営ビジョン、事業ビジョンは
あるけれど、作っただけ。

日頃は参考になることもなく、
計画策定の時にだけ引っ張り出され、
計画書に書き出すうな使い方になります。

抽象的な表現を、
具体化、詳細化して、
何を指しているのか、
この点を明らかにします。

抽象的な言葉の塊(チャンク)を、
小さな具体的な中身に分解
(チャンクダウン)します。

すると、自社にとって、
お客様満足とは何を指すことなのか
価値創造は何をすることなのか、
がわかります。

具体的にわかれば、
それをどうやれば実現できるのか、
ということは、自然にわかります。

抽象的な言葉をビジョンに並べる限り、
具体的な将来像、未来像は、
実現できなどころか、
近づくこともできません。

漠然とした将来像、未来像は、
絵に描いた餅になるだけです。

詳しく具体的な内容の
経営ビジョン、事業ビジョン
があると、それを活用することで、
実現に近づくことができます。

その過程で、
売上増加や競合からの「一人勝ち」
という成果を生み出すことができます。

しかも、ほとんどの場合、
短期間で実現することができます。

ビジョンは構造を明らかにする

提供価値をもとにし、
実現する中身を具体的、詳細な内容にします。

これを一度、構造にします。

構造にするというのは、

誰が、誰に対して、いつ、どこで、何を行い、
どのようなビジョン、理念を実現するのか

ということです。

ビジョンを作っても実現しない、
しまいこまれてしまう理由は、
抽象的で、何を作りあげるのか
はっきりしないからです。

構造にすること =
誰が、誰に対して、いつ、どこで、何を行い、

どのようなビジョン、理念を実現するのか
は、将来像、未来像、あるべき姿を
具体的に明らかにしてくれます。

構造にすることで、
実現すべき将来の姿がはっきりします。

はっきりすると、
実際、何をやると実現できるのか、
がわかります。

経営ビジョン、事業ビジョンから、
戦略を作ることができるということです。

まとめ

翌月売上57.3%増加。
90日経たずに、売上23.7%増加。
競合から自然に「一人勝ち」状態 など

このような成果を出す一つの観点は、
経営ビジョン、事業ビジョンを、
日々の仕事、業務で活用することです。

3つのポイントに沿った
経営ビジョン、事業ビジョンを
日々の業務を行う際の基準に使った結果、

上記のような売上増加をもたらし、
競合から「一人勝ち」状態を
作り出しました。

経営ビジョン、事業ビジョンを
活用できる形にするには、
次の3つのポイントがあります。

  1. ビジョンは価値提供から考える
  2. ビジョンはチャンクダウンして詳細にする
  3. ビジョンは構造を明らかにする

この観点で経営ビジョン、
事業ビジョンを整理して導き出すと、

日々活用することができるようになります。

日々活用をすると、

  • 具体的に何をすれば実現できるのかわかります。
  • やろうとしていることが、ビジョンの実現にどのように関係するかわかります。

この2点がわかると、
それぞれ必要な行動、対応ができるようになります。

その結果、経営の未来像、将来像を
実現する具体的行動につながり、
実際に実現されて行きます。

提供価値からビジョンが導き出されているので、
ビジョンが実現すると、価値提供が実現します。

価値の提供は、
お客様に対して行われていることなので、
結果として売上の増加や
競合からの「一人勝ち」につながります。

経営ビジョン、
事業ビジョンを明らかにすることが、
直接、売上や事業の成果に繋がります。

経営ビジョンや事業ビジョンを作ったことが、
無駄になることはありません。

経営ビジョン、事業ビジョンの活用で、
実際の成果、結果を手に入れている
あなたの姿を想像して見てください。

その光景は、
あなたにとって必要な光景でしょうか?

 

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