後継者は息子という甘え

公開日:2014/08/01

更新日:2019/04/10


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者は息子だから。
会社は息子が継ぐから。

中小企業では、
このようなことが少なくありません。

でも、、、

これって、おかしな話です。

事実の報告としてはわかります。

しかし、
「息子」ということと、
事業承継とは関係無いです。

第三者を後継者にするより、
息子が後継者のほうが、
事業承継が楽だから!
手間暇がかからないから!
資産がうまく引き継げるから!

もしそう考えているなら、
大きな勘違い!だと思います。

単純に言えば、
後継者の目星がつけやすい。
後継者を探すのが楽だ。
単にそれだけのこと、
ではないでしょうか?

経営者の親の背中を見てきているので、
「継がないとならないかも」と、
息子が自然に思ってくれている、
というだけではありませんか?

長年、おやじの背中を見ているので、
事業について他人より知っているかも、、、
という程度ではありませんか。

実際には、
後継者の息子と親の社長の間に、
確執(意見の対立とそれによる不仲)があることが、
少なくありませんね。

親である社長に、後継者の息子が、
自分の考え、意見をいうことが、
なかなかできない、
ということが現実には多いです。

この原因は、
後継者が息子だからという、
息子、親の関係に双方が「甘え」ているから。

現実には、
息子といえども親の社長とは別の人格。

思うようには考えてくれないし、
思ったようには決して行動しません。

それにも関わらず、

  • 家族だから、親子だからなんとかなる、
  • 言わなくてもわかる、
  • 言えばわかる

と考えているのですよね。

ビジネスは、最終的には、
結果を出さなければなりません。

好むと好まざるとにかかわらず、
他との競争の中に、
身をおくことになりますよね。

そのときに、
家族だからなんとかなる、
なんてゆるいことを言っていられるでしょうか?

家族としての関係性や、
団結、協力を否定しているわけではありません。

事業承継では、
それはプラスというより、
マイナス要素が大きいということです。

息子だ、親だという関係は、
会社を継ぐときに邪魔はしても、
有益なことは多くはありません。

事業を起こし、おこなってきた社長。
これからそれを引き継ぎ成長させる後継者。

それぞれが、
相手に敬意をもって、
真摯に事業について議論し考え、
検討する姿勢が
必要
だと思うのですね。

そのための考え方、やり方、ツールが、
いろいろあります。

それらを、
このブログだけでなく、
メールマガジンでもさらに詳しくお伝えしています。

 

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