後継者の役割り。現在の経営者の役割り。

公開日:2014/12/10

更新日:2019/04/12


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業承継をする。

その際には、

  • 経営の承継
  • 資産、負債の継承
  • 後継者の育成

の3つが大きな課題です。

資産、負債の継承は、
現経営者が手を打つ事が少なくありません。

それ以外は、主人公は後継者。

だから、
後継者は一所懸命に自社の仕事を覚え、
自ら学んで継ぐ事に取組むものだ。

現社長のあなたは、
このように考えていないでしょうか?

現実には、後継者は悩んでいます。

  • このまま継いで、自分がやっていけるのだろうか?
  • 今の事業は、将来どうなって行くのだろうか?
  • 社員はついてきてくれるだろうか?
  • いろいろ学ばなきゃならない事はわかる。でも何を学べば、、、
  • 学ばなきゃならないけれど、自社の仕事に追われる日々で、、、

これを全部、
後継者自身に解決させますか?

「いや、いや、
だから、いろいろアドバイスをしている」

「会社で仕事をしているのだから、
気づく事はたくさんある」

「継ぐという事は、
自分で学び、吸収して、やっていく事だろう」

確かに、おっしゃる通りでしょう。

しかし、、、

その結果、事業承継、
とくに経営の継承をした後、
後継者が悩み、苦しむとしたら。

事業が停滞するとか、
後退する様な事になったら、、、

その状況は、
現在の経営者であるあなたが、
望んでいるものではないでしょう。

これを回避するには、
どうしたらよいでしょうか。

事象承継、特に経営の承継には、
現経営者と後継者、
それぞれに重要な役割があります。

現経営者は、
今の事業を将来に続く形に整える役割です。

会社、事業の将来について、
後継者が継ぎやすく整理する役割があります。

会社、事業の将来を、
後継者と調整する役割があります。

後継者が育つように、
時間や資源を用意する役割があります。

一方、後継者。

自社の経営、事業の状況、仕組みを学ぶ
ことがあります。

会社を率い、事業を運営するための、
自身の知識、スキル、実行する力を高める
ことがあります。

会社、事象の将来をどうするのか、
夢物語ではなく実現できる姿として
自分の考えを持ち、整理する
こと。

現経営者と、
後継者自身の考えをすり合わせる役割
があります。

今の事業、経営を、
引継ぎ、発展させる役割があります。

経営者、後継者それぞれに、
それぞれの役割があり、
お互いにそれをすり合わせる役割があります。

それぞれの役割をおこなうと、
上手に経営の継承を進める事ができます。

それぞれの役割を明確にして、
ハッキリと実行しましょう。

  • なんとなくわかってくれる。
  • 一緒にやっているから気づいてくれる。
  • そんなことはわかっているだろう。

そんな風に考える事は避けましょうね。

実際のところ、後継者は、
わからないかもしれないし、
気づいているとは限らないです。

わかっていても、
それがあなたの考えと、
一致している保証はどこにもありません

必要な事を明らかにし、
互いに認識し、意見を交わして、
漏れ、不足を回避します

日程を決めて、計画を立てたから、
事業承継はできるわけではありません。
中身が重要です。

中身は、
ハッキリさせて意見を交わすから、
相手にもわかり、
実行に移す事ができます。

経営者、後継者は、
会社、経営、事業運営について、
意見を聴き、意見を交わしましょう。

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