会社を継がないのは後継者が原因か?

公開日:2015/02/13

更新日:2019/04/13


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

これから事業承継を迎えようとしたとき、
「後継者は息子なんだけれど、
どうも継ぐ気持ちはないようで、、、」
このようにボヤく経営者の方は、
少なくありません。

親は経営者。
子供、息子に会社を継いで欲しい。
しかし、息子本人は継ぐ気持ちが薄い。ない。

だから、事業承継に進めない。
どうしようか頭を悩ませているのですね。

「息子に、会社を継ぐ気持ちがない。
会社を継ぐ意志がない」となると、
事業承継が進まない理由が、
息子にあるように見えませんか?

「息子の考え方次第で、
事業承継を進めることができるのに!」
ということの様に見えます。

本当に、息子の気持ち、
後継者本人次第で、
事業承継を進めることができるのでしょうか?

事業承継をした後継者への調査で、
多くの後継者が、
「しかたなく継ぐことになった」と回答した
ということが言われます。

息子の気持ち、考え方次第とはいえ、
事業承継をした後、
「しかたなく会社を継いだ」と、
あなたの後継者に言わせたいでしょうか?

間違いなく「ノー」だと思います。

では、どうすれば、
「しかたがなく継いだ」と、
後継者は言わなくなるでしょうか?

「しかたがなく会社を継いだ」
というのは、会社の後継者を、
押し付けられたと感じているからでしょう。

逃げ場がなくなって、
継ぐ気にならないのに、
継がされたからでしょう。

「しかたなく会社を継いだ」と、
考えさせない、言わせないためには、
どうしたら良いでしょうか?

もし後継者本人が、
「おやじの仕事を手伝うよ」とか、
「会社は継いでやっていくから」
と自ら考えたとしたらどうでしょうか?

自ら言い出したとしたら、
「しかたがなく継いだ」などと、
平気で言うでしょうか?

後継者が自ら、
あなたの今の事業、会社経営に、
携わりたいと考えること。

これが、
「しかたがないから継いだ」を、
消し去る要因です。

「降旗先生!
後継者が自分でやると
言わないから困っているんですよ!
と言われてしまいそうですね。(汗;

ちょっと考えてみてください。

なぜ、後継者は、
あなたの事業、会社経営を、
継ごうとは思わないのでしょうか?

なぜだと思いますか?

・・・

・・・

・・・

一言で言ってしまうと、

『事業、経営に魅力がない!』

からです。

経営者のあなたの、
日頃の状態を見ていると、
「大変なだけじゃないか!」
と思ってしまうからです。

そうまでして、
その仕事をやりたい、
関わりたいと思えないからです。

その仕事をやる意味、意義がわからないからです。

事業の将来がわからないからです。

経営者になったとして、
生活していけるのかどうか定かではないからです。

先が見えない。
やっていて楽しくない。
その仕事をやるだけの意義がわからない。

ないない尽くし、なのですね。

これらの理由を、
できるだけ取り除かなければ、
後継者が会社、事業を継ごうとは、
考えないでしょうね。

取り除くためには、
今、まさに、
あなたが取り組んでいる事業、経営の、
将来がハッキリ示せることです。

その将来像の実現に向かって、
会社、事業が進んでいることを、
実行を通じて示すことです。

あなたの事業を、
やりたくなる、関わりたくなるような、
面白さがあって、
儲かる事業に変えていくことです。

後継者が継ぐ気がない、
継ぐ気にならない、
というのは、
後継者の問題ではありません。

後継者が自らの気持ちを変えて、
継ぐ気になる、
というものではありません。

  • 後継者が魅力を感じる事業。
  • やりたいと感じる事業の中身と将来の姿。
  • 後継者が実現したいと感じる事業の将来。
  • 関わることが面白い、意義があると感じる事業。
  • 実際に収益が上がる事業。

これがあるから、
後継者は、自らあなたの事業に関わり、
事業承継を受けようと、
考えるようになります。

後継者候補の継ごうという気持ちを、
引き出せるのかどうかは、
現在の経営者である、
あなたが解決するべき課題なのですね。

事業承継を考えるならば、
いますぐ、あなたの事業、会社を、
魅力ある将来の姿が描けるように変えましょう。

将来の姿の実現につながることを、
実行して行きましょう。

その状況を、後継者候補に、
わかるようにしましょうね。

で、、、

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