「事業承継」は事業を引き継ぐことです

公開日:2015/05/21

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業承継を考えている経営者、社長の方は、
後継者がいないことに頭を悩ませます。

息子や婿、娘など、後継者候補がいても、
彼らに継ぐ気がないことに頭を悩ませます。

そして、
「経営者になる覚悟をしてくれたら」と、
口にします。

 

一方、息子や婿、娘といった、
後継者の候補者たちは、
事業を継ぐことに対して、
次にように心の中で思っています。

  • この事業を続けて意味があるの?
  • この事業、これからもやっていけるの?
  • 苦労するだけの甲斐がある事業なの?
  • 事業を継いでも苦労するだけじゃないの?
  • そもそも、事業を継いで食っていけるの?

 

「事業承継」とは、
事業を引き継ぐことです。
後継者が事業を受け継ぐことです。

事業承継を実際に行い、
あなたの社長の座を後継者に譲ることになります。

まさに社長の座を譲る時、
それまでの事業を、
そのまま、まずは後継者に引き継がせます。

 

ここで、ちょっと考えてみて欲しいんです。

あなたが後継者に、
受け継がせようとする事業。

それは、後継者が抱える、
先ほどの危惧を、
スッキリ解消するような事業に、
なっているでしょうか?

いかがですか?

 

そもそもですが、、、

事業承継で、社長の座を譲る当日。
その時、事業がどうなっているのか?
どうなっている事業を後継者に受け継がせるのか?

あなたの中に、
はっきりと描かれているでしょうか?

事業承継のその時、
後継者に引き渡す時の、
事業の姿が描けていなければ、
今の状況を引きずったままで、
受け継がせることになるでしょう。

その事業の姿は、
後継者の危惧を解消できているでしょうか?

結局、
事業承継で受け取ってもらう事業の姿が、
受けるとる後継者の危惧を、
すっぱり解消できるものか?
とうことになります。

さらに言うと、
受け継いだ後継者が、
事業の将来に期待をもって、
経営、事業運営に取り組める姿に、
なっているのか?ということです。

いかがですか?

経営者、社長のあなたが、
後継者が期待をもって熱心に取り組めるような
事業にしておくことが必要になります。

その状態を今から作り上げていくことが、
事業承継までに、
経営者、社長がやっておくことです。

相続税や贈与税の節税や、
株式の取り扱い。

これはこれで、重要ですけれど、
これにばかり、
関わってはいられません。

事業をどのような形にして、
後継者に受け取らせるのか?

これが最も重要なことです。
事業承継で焦点を当てるべきことです。

事業の将来の姿が描けていて、
後継者、後継者候補から見て、
実現するだけの魅力があることです。

そのような事業の将来像を描き、
その実現に向けて、
実際に取り組み、
少しずつでも実現させることです。

その過程に後継者を参画させ、
アイデアを出させ、工夫させ、
経験を積ませていきますよ。

事業としての魅力。
事業としての将来へ期待が持てる。

これがなければ、
後継者、後継者候補者が抱く、
最初にあげたような危惧は、
解消できないでしょう。

これがなければ、
後継者候補者はいても、
後継者に名乗りはあげないでしょう。

「事業承継」での最重要点は、
文字の通り、
「事業」に焦点を当てることです。

あなたの会社の「事業」の将来像を、
ハッキリと描いてくださいね。

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