こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
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売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
事業承継をする後継者がいる。
息子、婿、娘、親族の誰か。
あるいは、役員、従業員。
事業承継をする社長・経営者のあなたは、
後継者のことをわかっているでしょうか?
何年も、あなたの会社で、
後継者はあなたと一緒に働いてきた。
仕事のやり方、会議での意見も、いろいろ聞いてきた。
だから、後継者の考えることは、
よくわかる。わかっている。
だからこそ、後継者にしようと思ったのだし。
とあなたは考えているかもしれません。
では、、、
なぜ彼・彼女は、
あなたの事業を継ぐことにしたのかご存知でしょうか?
経営者・社長のあなたは、スパッと答えられるでしょうか?
意外に答えられないものではありませんか?
答えられたとしても、
それが後継者の本心なのか、
あなたは自信をもって言えるでしょうか?
あなたの後継者は、
事業を継いでどうしたいと考えているのでしょうか?
将来、どんな会社、どんな事業にしようと考えているのでしょうか?
あなたが今まで築き上げてきた、
今の事業のやり方、会社の状況を、
そのまま継いで欲しいとあなたは考えているかもしれません。
しかし、、、
説得されて継ぐことになった彼・彼女は、
そんなことは考えていないかもしれません。
描いている将来の姿は、
あなたの考えと全く異なっているかもしれません。
今の事業とは別に、
後継者がやりたい事業があるのかもしれません。
それを展開することを考えて、
とりあえず今の会社を継ぐのかもしません。
どんなに長い間あなたと一緒に仕事をしていようと、
後継者が近しい親族であろうと、
後継者が考えていることは、
はっきりとあなたはわかっていないものです。
わかっていたと思っていても、
それはあなたの思い込みかもしれません。
うまくいかなかった事例を、
実話として教えて頂くことがあります。
長い年月、一緒に仕事をしてきた息子に、
老舗の会社の事業承継をしました。
親子の仲は悪くはありませんでした。
事業承継を迎えて、
親子の確執のようなものは一切ありませんでした。
順当に事業承継が行われました。
父親は社長から会長に就任。
地元の名士だったこともあって、
父親は対外的な面を受け持つことになり、
後継者の息子が経営と事業をおこなうことに。
実際に事業を始めると、、、
後継者の息子は、本業はうわの空で、
今までとは違う事業にどんどん手を出し展開。
最初は順調に見えたのですが、
結局うまくいかずに失敗。
負債を背負いこんで、
本業にも影響が及ぶようになりました。
そして父親が代々継いできた老舗の会社を、
他に売却せざるおえなくなりました。
代々継いできた親と息子には、
何も残りませんでした。
社長の父親は、後継者の息子のことを、
よくわかっていると思っていました。
親子の対立も、経営者と後継者の確執も、
事業承継時の争いもありませんでした。
しかし、うまくいきませんでした。
社長は、事業承継をすれば、
息子が本業に取り組むと思っていたからです。
それは、当然、
後継者の息子もわかっている、
と信じて疑っていませんでした。
現実は全く違っていたんです。
後継者は、本業をやろうなんて、
ちっとも思っていませんでした。
老舗だから、
番頭役の古参社員がいればなんとでもなる、
と甘く考えていました。
後継者にには他にやりたい事業があって、
なにしろそれをやりたかった。
だから、事業承継をすれば、
自分のやりたい事業がやりやすくなる、
ということで後継者になったのです。
実際には、そんなに経営も事業も、
甘くはなかったわけです。
こんなことが当たり前のように起こります。
それもこれも、
後継者のことはわかっている、という
経営者・社長の思い込みがあるからです。
事業承継をする理由を、
後継者からよく聞き出してください。
事業承継をしたのち、
どのような経営を行い、
どのような事業にするのか、
よく考えを聞き出してください。
事業承継のこと、会社のこれから、
事業の将来について、
経営者・社長と後継者で、
何を考えているのか話し合いましょう。
事例の老舗会社の話でもわかる通り、
事業承継をした後を考えると、
このことがとても重要だからです。