後継者の育成は「ビリギャル」と同じ!

公開日:2015/07/13

更新日:2019/04/15


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「ビリギャル」

映画が公開されました。

素行不良のギャルで、
高校2年生で小学4年生程度の学力しかなかく、
当然学年ビリだったギャルが、

1年間で偏差値を40上げて、
慶應大学に現役合格した実話です。

書籍になり、映画化されました。

彼女の指導を行った坪田信貴氏が、
ある講演で話しをされたのを、
以前聞いたことがあります。

そこでの話です。

 

ある有名私立大学の文科系の学科。
入試科目に日本史があります。

ここの受験をする学生には、
日本史は、関ヶ原以降を教えるのだそうです。

なぜなら、、、

関ヶ原の戦い以前に関する問題は、
今まで一度も出ていないからだそうです。

知識を獲得する、広めるという観点なら、
縄文時代から日本史を学ぶ方が良いでしょう。

しかし、短期間に、
受験で合格するという目標を達成するなら、
出題範囲に絞って学ぶ方が、
効率的で効果が高いのです。

坪田先生曰く。

「学ぶことにも戦略が必要。
戦略は『戦いを略す』ことですから、
出題されないことは学ばない。」

というようなことをお話しされていました。

確かにそうです。

必要ないことは学ばない。
必要なことを学び、
それを活用できる方がよほど重要です。

同じことが、
後継者の育成に当てはまりまると思います。

後継者は、
リーダーシップの専門家、
講師になるわけではありません。

同じように、

  • コミュニケーションの専門家、
  • 計画策定の専門家、
  • 組織論の専門家、
  • 人材育成論の専門家、
  • 経理・財務の専門家、

になるわけではありません。

社員の仕事への意欲を引き出し、
自ら考え、行動できる社員を
一人でも多くすることです。

経営者、社長の考えを伝え、
社員が実現に向けて、
活動できるようにすることです。

具体的な計画を作って、
実行、成果・結果を手に入れることです。

 

後継者が学び、身につけることは、
専門家になるためではなく、
実務をおこない、
成果・結果を手にするためです

経営について一般的なことを学ぶのと、
実際に活用することの間に、
大きな隔たりがあることを、
私は実体験から感じました。

経営者として実務に携わったとき、
それまでの経営コンサルタントとしての知識も、
実務経験もそれほど役には立ちませんでした。

そのとき必死に学んだ、
ビジネス書、受講したセミナーの内容、
以前の同僚のアドバイスも、
どれも役立ちませんでした。

それまで学んできたことが、
どれほど形式的で、
実務では不要なこと、
役立たないことが多かったのか、
思い知らされました。

この隔たりの大きさ、
同じようなギャップを、
その後支援した経営者、後継者の方も、
感じていることがわかりました。

経営者、後継者が身に付けたいことは、
売上アップ、継続、成長する経営・事業として、
好ましい状態を作り出す考え方、視点、
実現する方法です。

コミュニケーションや、
リーダーシップなどの単体の知識、方法が、
知りたいわけではありません。

コミュニケーションもリーダーシップも、
計画の作り方も、
経営・事業で、経営者・後継者のあなたが、
実現したい状態を作る道具の一部にすぎません。

道具の一部ですから、
必要な部分だけを身につければ十分です。
全てを知る必要はありません。

そもそも、全てが何かわからないので、
全てを知ることもできません。

ビリギャル同様、
必要最低限を身につけましょう

経営者・後継者のあなたには、
じっくり全てを学ぶほど、
時間的な余裕はありませんから。

効率よく必要なことを学び、身につけ、
活用、実践できることが必要なのですから。

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