結果追求型の経営とは?

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「結果追求型」になっている、
今の経営、事業のままだと、
事業承継は失敗すると、
あなたの事業承継は失敗する!? でお伝えしました。

「結果追求型」経営と言っても、
どんなことなのか、
いきなりではわからないでしょう。

日頃の経営、事業運営で、
「結果追求型」では、
どのようなことが起こっているのか、
今回はその点を整理します。

「結果追求型」の経営の場合、
次のようなことが起きています。

・年次計画で最も重要かつ時間をかけるのは予算数字

年次計画を作っていると思います。

最初に設定されるのは今期の売上額と利益額。

そこから各部署が頭をひねって、
今期は顧客満足を高めるとか、
新しい商品を何個投入するとか、
実施する内容を整理します。

そして、月々の予算額を設定します。

最初に設定された売上額と利益額から、
逆算して予算額を算出します。

実施する中身よりも、
予算額が設定値を満たしているのかどうか、
この点を重視しています。

・計画の変更は予算数字の変更だけ

実際に年度が始まります。
状況によって、当初の予算を、
修正することが発生します。

その時、修正するのは予算の数字です。

実施する中身である、
顧客満足を高めるとか新商品を出すといった、
施策の中身は変えません。

 

数値の達成状況だけで予実管理

毎月、予算に対する実績値を、
会議などで検討するでしょう。

予算未達の場合、
重要な点は、翌月の予算は達成できるのか?
という点です。

さらに、年間を通じて、
当初の予算額からどのくらい乖離するのか、
という点を管理します。

一応、予算未達の理由は尋ねます。

販売が予想通りにいかなかった。
予定していた販促が遅れた。

こんな理由が並ぶのですが、
これ以上、突っ込まれることはありません。

なぜ予想通りにならなかったのか?
なぜ販促が遅れたのか?

この点が重要なのですが、
翌月以降の売上予定が重要なので、
突っ込むことはしません。

 

・問題、課題の追求と解明よりも、
予算数字を達成できるかどうかが重要

上記の説明のように、
原因の解明や対応より、
これから数字をどこまで作れるか?
に関心をもっています。

原因を明らかにして対応策を講じれば、
同じようなことは起きなくなります。

しかし、それをやらないので、
毎回、同じような理由で、
予算未達を繰り返しています。

 

コストより売上げ

日頃は、コストには関心は薄いです。

売上と利益の数字が重要であり、
コストの数字は気にしません。

期末になって、どうにもこうにも、
予定した利益が確保が難しくなると、
コストを無理にでも削減して、
利益を得ようとします。

毎年、年度末が近づくと、
突然、コスト削減を始めることが特徴です。

 

・考えるよりまず行動!まずやってみよう!

思い立ったらすぐに行動を評価します。

簡単な準備が足りずに不具合があろうとも、
何はともあれ、すぐにやってみよう、
ということを進めます。

他の業務への影響などは、
考えることはありません。

 

常にチャンスを探す

どこかに、まだ誰も知らないチャンスがあって、
それをやれば結果につながる、
と考えています。

チャンスを知るために、
情報を仕入れることが大好き。
それをやるように指示することが好きです。

 

目先の売上が大事。

今月、来月、予定通りの売上と利益が、
手に入るかどうかが重要です。

将来、事業や会社がどうなっているのか?
となると、はっきりした姿は描けていません。

設定しているのは、売上額と利益額。
それだけが常に存在しています。

 

テクニック、手法で差別化を図る

価値よりも、テクニックや手法で、
他と差をつけようとします。

だから、新しい方法、
やっている人が少ない方法が好きです。

手当たり次第にやるわけではありません。
売上と利益の観点で、選別はしています。

しかし、
テクニックや手法をやることによる影響、
社内の仕事の割り振り、
関連する部門への負荷などは、
全く考慮しません。

 

日頃の経営、事業で、
このどれかに当てはまる行動、
考え方をしている人が、
「結果追求型」の経営者です。

あなたの場合、
いくつ当てはまったでしょうか?
それとも、当てはまるものは、
ありませんでしたか?

将来まで見据え、
事業、経営での成長を実現するためには、
「結果追求型」とは別の視点が必要になります。

それがどのような型なのか。
それは、次の記事で説明しますね。

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