後継者の育て方は間違っている!?

公開日:2015/08/27

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業承継をするために、
後継者の育成が必要だと、
ほとんどの経営者・社長が考えているでしょう。

実際に、ビジネス書を読むことを勧め、
セミナーを受講させているでしょう。

経験が重要だからと、
社内で役割やポジションを与え、
実務経験を積ませていることでしょう。

後継者の育成に熱心な経営者・社長のあなたは、
聞きたくないとは思いますが、

その育成内容はズレています。
足りません。足りていません。

だから、後継者は育つことは難しいです。

なぜでしょうか?

学んでいることが、
表面的な浮ついた理屈と、
テクニックにノウハウばかりだらです。

 

後継者の育成は間違いだらけです。

経営・事業を行うには、

  • 事業の理念を考え、社内に広める。
  • 将来像を考え、実現に向けた行動をする。
  • お客様に価値を提供できる、商品・サービスを考え、実現する。
  • お客様との間に作り出す関係性を考え、実行する。
  • 社員、取引先との関係性を考え、実践する。

などなど
考えなければなりません。
実現するための行動をしなければなりません

テクニックやノウハウは、
行動をするときの道具です。

考えとそれを実現する行動があって、
効果的・効率よく行動をするための道具として
テクニック、ノウハウがあるのです。

最初に考えがあって、
次に行動内容があり、
そしてテクニック、ノウハウの適用です。

今は、先にテクニック、ノウハウを学びます。
そこから行動内容を考えています。

このテクニックを使うなら、
こうしないと使えない、みたいにです。

逆なんです。逆!

 

テクニック、ノウハウを学ぶことは、
悪いことではありません。
道具ですから、知っていれば、
どこかで使えることもあるでしょう。

道具を使うには、
考えと行動が前提にある、
ということです。

考えた内容を行動にしていくので、
もっとも根本は、
何を考えるのか?考えたのか?です。

あなたの中に、
どのような考えが浮かぶのか?
ということです。

 

自分の位置付け、関連性などの
精神面が形作られるから、
適切な行動が考えらます。

赤ちゃんは、精神面がまだ形作れていないので、
自分のエゴを通す行動しかできません。
お腹が空けば泣き叫びます。

一方、精神的に成長した大人は、
空腹だからとそのエゴを通そうとはしません。
もちろん、泣き叫びません。(笑

自分の立ち位置を理解し、
周りのことを考え、気遣い、
その中で空腹を満たす行動を考えます。

ランチの時間でも、
同僚が仕事で忙しそうにしていれば、
手伝ってから一緒にランチ、
という人も少なくありません。

しかし、一方、
周りが忙しくても、
俺は俺だからとランチに行ってしまう大人も、
現実には少なくありません。

年齢を経たからといって、
精神面が高まっているとは限りません。

忙しい同僚を手伝ったからといって、
全体としての精神性が高い、
成熟しているとも言い切れませんし。

社会的にも、
精神性の時代になったと聞く機会は、
この10年増えたと思います。

しかし、経営・事業は、
未だに物質性から脱出できていません。

その証拠が、
過去の経営理念やビジョン、ミッションを、
未だにひきづっていることですし、
その中身自体です。

漠然として特徴なく、
耳心地の良い格好良い単語が並んでいるだけです。

それを実現できている企業は、
どれほどあるのでしょうか?

理念やミッションとはかけ離れた経営現場、経営の実務。
これが現実です。

 

精神面の向上があるから、
適切な考えと行動が産まれます。

精神面の話を、
よく「人間性」などと言います。

人間性を高めるとか、
人間性を重視するとか。

正直に言いますね。

「人間性ってなに?なんのことですか?」

この質問に、スパッと答えられる人、
いないと思いますよ。

「人間性」なんて言葉の誤魔化し、
もうやめましょうよ。

 

事業を提供する人として、

  • 何を基本に据えて考えるのか
  • どのような視点をもって考えるのか
  • その中身がどれほど社会に必要なのか

これをあなたの中で明らかにし、
信念をもつことが、
経営者・社長の精神性を高めるポイントだと考えています。

この点が、
事業理念、事業の使命、将来像に影響し、
反映されていきます。
事業の内容、業務に、全て組み込まれていきます。

後継者を育成したいなら、
精神性を充実することを、
併せて行う必要があります。

現実には、こんなこと、
全く扱われていません。

経営者として覚悟があるとかないとか、
というのは、精神性の話とは全く異なります。

正直に言うと、覚悟なんて、
必要ありませんから。

覚悟なんて言っているうちは、
後継者は育たないし、
事業承継しても失敗するだけですから。

 

とはいえ、まず、

あなたは経営、事業を行う際に、
何を基本に据えるのでしょうか?
どのような視点をもって考えるのでしょうか?

これを考えてみてくださいね。

経営者・社長のあなたにも、
現在、この部分は必要ですからね。

後継者の育成については、
次の記事でもう少しお伝えできればと考えています。

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