こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
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売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
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先日、ある会社の経営者 Tさんと、
事業承継の話をしました。
T:「そろそろ、息子に会社を継がせることを、
考えているですけどね。」
降:息子さんは後継者になることは、
決めていらっしゃるのですか?
T:「前々から、そのことは言ってありますから。
もううちの会社で働いていますしね。」
降:そうですか。それは良かったですね。
T:「えぇ、まぁ。
子供が会社を継いでくれない、
なんてことは避けられますからね。
でもですね、、、」
降:でも、どうされましたか?
T:「贅沢なのかもしれませんが、、、
息子に継がせて大丈夫なのか、
ちょっと心配ではあるんですよ。」
降:息子さんに継がせることが心配なのですか?
T:「心配というより、
いつ継がせればいいのかと、思っているんですよ。」
降:事業承継をいつおこなって、
息子さんを社長にするのか、
そのタイミング、時期ということですか?
T:「そうです、そうです。
息子に、いつ継がせればいいかと。」
降:継がせることに今は、
ちょっと心配があるということですね。
T:「まぁ、そういうことです。」
降:息子さんを後継者として育てることは、
色々やられているんですよね。
T:「まぁ、少しずつですけどね。
なにもやっていない、
というわけではないですよ。
普通は、どのくらいの期間を、
みなさんはかけえるんでしょうね?」
降:一般にアンケートをとると、
2〜3年が25%ぐらい。
5年はかかるとうのがやはり25%ぐらい。
5年から10年は必要等のが30%ぐらいですよ。
(「事業承継実態調査報告」
平成23年3月 中小企業基盤整備機構)
目安ですけどね。
T:「そんなにですか、、、
5年は必要なんですね。
まだ先ですねぇ、、、(苦笑」
降:ちょっと待ってくださいね。
あくまで一般的なアンケート調査の結果です。
短期間では難しいと
一般に考えられているってことで、
目安に考えればいいと思いますよ。
T:「目安ですが、、、」
降:えぇ、目安です。
5年と設定したから、
5年後に社長の座を譲れるのか、
といったらどうですか?
T:「そのように予定していたら、
譲ろうとは考えるでしょうけど、、、」
降:けど?けどなんでしょうか?
T:「経営を譲ろうと考えるでしょうけど、
譲るかどうかは、その時になってみないと、
なんとも言えないようにも思えますね。
それって、、、まずいですかね?」
降:事業承継の準備期間を5年と決めた。
5年経ったから、譲らなければならない、
というものではないですよね。
今のその考え自体がまずい、
ということはないと思いますよ。
ないと思いますけれどね、、、
T:「”ないけれど”って、、、
なにか気になることがありますか?」
降:5年後に譲れるように、
後継者のための準備の計画を立てて、
それを実施するわけですよね。
T:「息子を育てる必要もありますから。」
降:準備で5年間育てた。
でも、譲るのにためらうってことですよね。
ためらうのは、なぜなんでしょう。
T:「なぜって、、、
社長として十分だと思えないから、
じゃないですかね?」
降:そこだと思いますよ。
T:「えっ?そこというのは?」
降:社長、経営者として後継者が十分な状態。
それはどのような状態でしょう?
T:「どのような状態って、、、
社長として、
経営を任せられる状態ってことですかね。」
降:経営を任せられる状態って、
どんな状態を指しているのでしょうか?
T:「それは、、、」
降:「この点だと思いますよ。」
T:「どういうことでしょうか?」
降:後継者がどのような状態になったら、
あなたが社長を譲るのか、
という点がハッキリとしているかどうか、
ということだと思います。
例えば、後継者が、どのようなことが、
できるようになるとか、
どのような考えで行動できるとか。
それがクリアできれば社長をやらせようと、
あなたの中に決めれらているのか?
社長にするための基準がある、
ということです。
T:「社長にする基準ですか、、、」
降:基準がないと、
なんとなく不安、心配だから後継者を社長にできない、
ということになりませんか?
今、まさにそんな気持ちだと思いますが。
T:「そう言われるとそうですね。
なんか不安で、後継者を社長にできない、
と考えてしまう。」
降:こうなったら社長にしてもいい、
とあなたの中に基準があるから、
その姿に向けて、後継者を育てることもできます。
そうでなければ、なんとなく勉強させて、
育てた気になってしまいますよ。
T:「そう言われると、そうですよね。
確かに、今のままだと、
5年経っても、不安なままかもしれません。」
後継者が、事業承継をためらう理由は、
後継者が「経営に自信がない」と言うならば
で、お伝えしました。
同じように、経営者が、
後継者を不安に感じ心配して、
事業承継、会社を継がせることをためらいます。
どちらの理由も似ています。
経営者の場合は、
後継者がどのような状態になったら、
あなたは社長を譲ることができるのか。
その点を考えてみましょう。
その点が明らかになると、
当然、どのように後継者を育成するのか、
という点も明らかになります。
後継者の育成も効果的にすることができますし、
事業承継をおこなうタイミングもわかるようになります。