「目標数字」の意味がわかっていない!

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

『経営戦略』、『経営計画』の策定をおこなうと、
目標数値を検討することになります。

売上高、原価、営業利益、経常利益。

もっと詳細な費目・項目、

例えば、
新規顧客獲得数、回転率、ネット系でのROAなどなど、
に関して目標数値を定めることもあるでしょう。

いずれにせよ、
経営者として、あなたはその目標数値の値の意味を、
十分に理解し、わかっているでしょうか?

売上高とは何か?
営業利益はどうやって算出する?
みたいな、そんな話ではありません。

どういう観点での意味か?というと。

例えば、
「売上20億を目標にする」
という目標値を掲げたとき、

なぜ売上で20億という数字が必要なのか、
あなたは判っているか?ということです。

「前年度売上が18億だったから、
会社を取り巻く環境を考えて、
1割り増の20億が今期の売上目標で
いけるんじゃないか?」

現実には、
こんな風に目標数値を算出している、
ということは少なくありません。

もしそんな風に20億の意味を捉えているなら、
目標値の達成に向け、
社員は辛く苦しいだけになります。

売上20億は達成できない可能性が高いです。

20億の売上を達成できたとしても、
この考え方だと、翌年は22億の売上目標となり、
さらに社員への負荷は増すばかり。

そして社員は疲弊して行くばかりです。

なぜこのようなことになるのでしょうか?

20億の売上達成のために考え、戦略を検討し、
施策策定・実施することに、
経営者、役員が必死にならないからです。

なぜ経営者、役員が必死にならないのでしょうか?

目標値を与えたから、
あとは部署と中間管理職以下に任せてしまえば、
社員がなんとか達成のために働くと思っているからです。

そもそも、売上20億が必要な理由が、
経営者、役員の中に無いからです。

理由がないので、必死に考える必要を感じません。
あとは社員がやれば良いと考えています。

対前年比○%増加など鉛筆を舐めるようにして、
数字を弾いているから、そこには、
理由も実現する意義も見出せないのです。

これを『数字のお遊び』と言います。

その売上額が必要な理由をよく考えてください。
その利益が必要な理由を考えてください。

その理由には、
経営者・社長、役員としてあなたが考える、
これからの会社の姿が反映されるているはずです。

  • 借入を圧縮したい
  • 利益を増やして、給与を増やしたい
  • 社員の研修教育を充実して育てたい
  • 福利厚生で社員を喜ばせたい
  • 賞与を増やしたい

理由はいろいろでしょう。

いろいろでしょうが、
この姿を実現することが経営者の本心ですよね。

そのために必要な目標数字ならば、
実現に向けて考え、
戦略検討、施策策定・実施に、
経営者や役員は必死になり、
実施結果に真剣に向き合うでしょう。

あなたは、

  • 経営目標数字の意味をわかっているでしょうか?
  • その数字の達成が必要な理由を整理しているでしょうか?
  • 達成必要な理由は、会社の望む姿の実現と重なっているでしょうか?

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