こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
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本日の内容は
パーセントでの比較は誤解を生みやすいから危険
です。
関東地方も梅雨が明けたようです。
今日はもう真夏の日差しです。
そういえば、
関東地方は渇水が一時期、話題になりました。
関東の水瓶がある利根川水系に
今年は梅雨の時期にあまり雨が降りませんでした。
それで貯水量が激減していると、
ニュースがなんども取り上げました。
もうすでに10%の取水制限で、
このままでは真夏には20%の取水制限、
さらには時間断水もあるかも、
なんてことが言われていました。
梅雨明けの天気予報と併せて、
ある番組で利根川水系の貯水量を取り上げていました。
利根川水系には、たくさんのダムがあります。
半数近いダムの貯水量は90%以上になったと、
画面で説明していました。
「渇水なんて騒いだけれど、
貯水量はなんとかなりそうじゃないか」
とあなたは思いますよね。
ざ・ん・ね・ん・で・し・た!!!
関東地方は、まだまだ渇水対策が必要です。
なぜなら、、、
貯水量が90%以上のダムと、
その他の50%に満たないダムでは、
それぞれのダムの貯水量が全く異なるからです。
90%の貯水量のダムは、
そもそもの満水の量がすくない小さなダムばかりです。
一方、貯水量が50%に満たないダムは、
八木沢ダムなど、
元々の貯水量がとてつもなく大きなダムばかり。
利根川水系全体の貯水量から、
現在の貯水量を表すと50%を超える程度でした。
このままだと、
やはり渇水状態になる可能性が
とても高いというのですね。
わかりやすいようでいて、ダムの貯水量のように、
パーセンテージ表示は錯覚を起こしやすいです。
パーセンテージでの比較は簡単ですが、
誤解、間違った解釈を導き出しやすいです。
各ダムの貯水率は、
私たちにとってあまり重要ではありません。
水の心配をするならば、
利根川水系全体でどのくらいの貯水率なのか、
が重要なのですから。
あるいは、パーセンテージ表示より、
実際の貯水量と現在の貯水量の数字、
リットルとか立方メートルとかで示された方が、
間違いは起きないでしょう。
簡単だから、わかりやすいからと、
安易にパーセンテージを使うと判断がズレます。
にもかかわらず、
経営・事業ではパーセンテージを多用します。
そもそもの母数、
ダムのように規模が異なるのに、
単純にパーセンテージの数宇で比較して、
よかった悪かったと評価しています。
比較評価は大事ですが、
そもそもの実数字、その大小を最初に見ます。
その上で、
さらに突っ込んだ比較、評価をするために、
パーセンテージを使ってくださいね。
最初からパーセンテージの数字で比較したらアウトですよ。