こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
経営や事業の計画を一所懸命に作っても、
中身が実行されずに、
成果・結果がでない原因。
そのひとつは、計画の内容が、
仕事に関する人の資源配分まで検討されておらず、
実行しようにも、
現場には余力がない状態だからです。
参照:計画があっても成果・結果がでない理由
もう一つ、
計画内容の実行を妨げる、
とても重大な原因があります。
今回はそのお話し。
それは、、、
計画内容を詳細な実行計画にして、
実際に実行することを、
担当部署に「お任せ」しているからです。
方針・方向性、戦略の概要、
経営レベルでの計画内容を、
担当部署に説明しますね。
その後は、
「実施計画を実際に作って、
実行してください」
と、実施部署に「お任せ」にしていませんか?
例えば、
「今期は、新規の顧客獲得を強化する」
という経営方針を実現することについて、
考えてみましょう。
営業部門の責任者にこの方針を伝えますね。
そして、
「計画や具体的な施策を検討して、
今期中に実行して目標を達成してくれ」
と指示をしますよね。
*いつまでに「実行計画」をつくるか、期限を定めていません。
故に、いつまで経っても実行計画はできてきません。
例え実行計画ができたとしても、
報告されることはありません。
*具体的に検討した施策内容・実施計画を、
経営者は見ていますか?
施策や実施計画の中身を確認していないので、
実行計画の有無だけでなく、
計画の実現性、実効性がわかりません。
よくあることは、
実施部門の計画も抽象的な内容。
実施担当者がウーンウーンと唸り、
実施内容がハッキリせずに悩むだけ。
悩んだあげく時間切れで、実行に至らないわけです。
*他部門との協力が必要な事項があったとしても、
部門間調整が進みません。
部門間調整は面倒です。
担当者レベルでは、協力することが、
困難な場合も少なくありません。
部門間の調整が進まないことを理由に、
これ幸いと実行には至りません。
*実施状況・進捗の確認方法を定めていません。
実施しているのか?どこまで進んだのか?
客観的に確認しないことを幸い、
いろいろ理由をつけてやりません。
というより、現場もどこまで進んでいるのか、
良くわからないことが多いですね。
*実施結果の把握方法を定めていません。
実施しても実施しなくても、
結果が分かりません。
「実施したが結果が出なかった」との、
ボンヤリした報告でオシマイにしてしまいます。
*実施状況の報告・チェックについて、
定めているわけではありません。
尋ねられるまで報告しません。
というより、期限があっても、
報告や提出を守りません。
ある意味、社員は舐めているのですね。
そして、、、
計画内容は、
実施されないまま期末を迎えます。
施策が実施されない大きな原因、
根本に渦巻いている原因は、
現場に全てを任せ、
施策の実行状況をコントロールしない、
「任せっ放し」です。
この点に気づいて打破すると、
施策が実施され、
結果・成果につながります。
長良川の鵜匠のアユ漁をイメージしてくださいね。
実際に、川に潜って、
くちばしをつかって、
上手にアユを捕まえるのは鵜です。
どうやってアユを見つけ、捕まえるか?
それは、鵜に任せています。
ただし、、、
鵜には引き綱がついていて、
あらぬ方向に鵜が行くことが、
できないようにしています。
アユを捕まえたら引き寄せて、
アユを吐き出させますよね。
そしてまた、鵜を川に放ちます。
あなたはアユ漁の鵜匠です。
部門や社員は鵜です。
もし、鵜匠が、鵜を野放しにしていたら、
あなたは鵜が捕まえた、
高級アユを口にすることができるでしょうか?
野放し鵜は、捕まえたアユを、
飲み込んでしまうでしょう。
何匹か飲み込んだあと、
川面を漂って休むでしょうね。
鵜匠はアユを手に入れることができません。
野放し、任せっぱなしは、
成果・結果につながりません。
野放し、任せっぱなしにならないように、
引きツナをつけて、
社員をうまく動かすことです。
部門や社員を自由に動かし、
上手に能力を引き出しながら、
引き綱を使って、
締めるところは締めて、
結果・成果につながるようにしますよ。
何をすれば、あなたの仕事では、
鵜匠の引き綱になるでしょうか?
実行計画の中身を把握し、アドバイスすること。
報告させること。
結果・成果を定量的に捕らえること。
他部門と協力関係を作ること。
どれもこれも、引き綱になりますよ。