後継者の育成は「受験勉強」と同じ!?

公開日:2015/05/12

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業承継をする後継者を育成する。

それには、早い段階で、
経営、事業運営に関する、
基礎、基本を学ぶことだとお伝えしました。
参照:後継者が学ぶ時に重要となる観点

早い段階で、基礎、基本を学ぶ、
もう一つの理由を今回お伝えしますね。

あなたは、
大学、高校の受験を経験したと思います。

熱心にやったかどうかは、
ちょっと横に置いておいて、、、(笑

受験に向けた勉強のことを、
ちょっと思い出してくださいね。

例えば、、
大学受験を控えている、
高校3年生の5月としましょう。

入試試験は、
翌年の1月から3月の間に行われます。

最初の試験日に合わせて、
受験勉強をしていくわけです。

当然、学校の授業を受けてます。

そのとき、
入試直前まで、
授業では教科書の新しいベージをめくって、
新しい内容を教わるでしょうか。

「今日までかかって、
高校の教科書で学ぶことを、
やっと教え終わりました。

あすからの受験で、
この学びの成果を発揮してください」
なんて教え方、教わり方を、あなたはしたでしょうか?

数日前まで、初めて学ぶことばかり。
明日からは、それをつかって入試試験に臨む、
なんてことしたでしょうか?

「そんなバカなこと、
やるわけないじゃないですか!」
ですよね。

では、実際にはどうやったでしょうか?

学校によって時期に、
差があるとは思いますが、、、

高校3年生の早い時期、
少なくとも、夏休み前には、
授業の中では、
高校の教科書を一通り教わっていたと思います。

そこからは練習問題を、
解き実力テストを受ける。

模試を受ける。

志望校の過去問題を解きまくる。

こんなことをやっていたと思いますよ。

教科書を学ぶだけでなく、
そこでの学び、基礎、基本を、
入試問題で活かせるように、
応用できるように練習したと思います。

応用のために、
模試や実力テスト、過去問題を解くのです。

応用をしてみると、
基礎、基本でわかっていなかった点、
使えなかったことがわかります。

それを教科書や参考書に戻って、
もう一度学び、練習問題で確認して、
模試、過去問題でもう一度解き直す。

そして、次の問題を解く。

この繰り返しで、
問題を解く自信が増していきませんでしたか?

実際に、模試を受けて、
偏差値が良くなったと思いますよ。

学ぶだけでは、十分と言えないのですね。
模試や模擬試験、過去問題など、
実際の入試に近い形で問題を解くことで、
実力を増し、自信をつけたのですよね。

模試をたくさん経験する、
過去問題をたくさん解いていると、
入試試験のときに、
「あがる」ことも少なかったと思います。

後継者が学ぶことも、受験勉強と同じです。

社長交代をする前日まで、
経営、事業運営について、
基礎、基本の新しいことを学び続ける。

社長交代をしたら、
そこから初めて「さぁ、実践!」
なんてことはやらないですよね。

社長交代までの間に、
基礎、基本を学び、
実際の経営、事業運営の中で使い実践する。

この実践が「受験勉強の模試」に当たります。

そこでの結果を見て、
足りない部分は学び直しや、
新たに学びます。

そして、実際の経営、事業運営で使って、
その結果をみる。

なん度も実際の経営、事業の中で試してみる。

その結果から、さらに学ぶ。

学びをまた実践する。

この繰り返しが多いほど、
積み重ねるほどに、
後継者の実力と自信が増していくでしょう。

「模試」を受けた回数、
過去問題をやった量が多いほど、
自信は増していったことと同じです。

なん度も「模試」を受けるためには、
早い時期に、基礎、基本を学び、
「模試」を受けるだけの時間が必要です。

だからこそ、
後継者は、早い時期に、
経営、事業運営の基礎、基本を学ぶことが重要だ
と考えています。

後継者には、早い時期に、
経営、事業運営の基礎、基本を、
学び、実践する機会を設けてくださいね。

それが、事業承継をしても、
経営、事業が継続、成長する要素だと思いますよ。

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