外してはいけないこと。受講後にやっていない!:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社員に成長してもらいたい。

社員には能力を伸ばしてもらい、
それを経営・事象に反映して
成果・結果につなげたい。

この様に考え、研修受講や
育成の手を打つけれど、
実際にうまくいくケースは多くありません。

その理由は、
外してはいけないことを
ほとんどの場合、外しているからでした。

今回から、社員を育成する時に
外してはいけないこととは何なのか。

この点をあなたと共有します。

受講したとして、、、

社員に研修・セミナーを
受講してもらう。

営業日を割いて受講をする場合が
ほとんどでしょう。

研修・セミナーを選び出し、
受講を推奨する。

この場合は、時間外という場合もあり、
その際は、受講費用を会社が持つなどの
仕組みを構築するでしょう。

社員がこれらの状況から、
自主的、会社の指示として、
研修・セミナーを受講しました。

受講した後、どうしているでしょうか?

ほとんど場合、
「受講したよね。
 受講報告書を書いてね。
 それを上司に提出してね」
でしょう。

上司は受講報告書を見て、
「確かに受講したな。
 交通費や受講費の
 支払い申請はされているな。
 書類上問題ないな」
となるでしょう。

会社の仕組み上、さらに上位の承認が必要なら、
順次上位者により、承認されるだけです。

最終的に経理に回覧され、
受講費の支払いや交通費の支払いが
されていくでしょう。

ほとんど場合、
この様なことではないでしょうか?

残念。

これでは、
受講費、交通費、社員の仕事の時間を
ただただ無駄にしただけです。

経理処理のため?

研修・セミナーの受講など、
社員の育成に関する
外部の資源を使用した時、
外してはいけないことの第一は、
受講後にその内容を報告させることです。

「報告はさせているよ。
 受講報告書を書かせ得ているから」
という声が聞こえてきますね。

確かに、報告はさせています。
報告はさせていますが、
報告している内容は、
「確かに受講しました。
 受講にはこれだけの費用が発生しました。

 受講した内容はこんなことです」
ということが書かれているだけです。

そして上司、さらにその上司者に回覧され、
承認され、経理処理されるだけです。

社員は成長したのか?

これで、あなたが望むことは
実現できるでしょうか?

社長、経営者、役職者のあなたが望む、
社員の成長、能力を
伸ばすことにつながるでしょうか?

社員はどの様に成長性たのでしょうか?
社員のどの様な能力が伸びたのでしょうか?

確かに、新たな知識を
知る機会にはなったでしょう。

それであなたの望み、要望は
満たされたのでしょうか?

いかがですか?

もしこれで
あなたの望みが満たされるとしたら、
仕事の時間を研修受講に充て、
受講料や交通費を払うことに
意味や価値があったのでしょうか?

「社員が新しい知識を身につけたから、
 それで社員の能力は伸びているじゃないか」
ともし考えていらっしゃるなら、
考え直した方が良いのではないですか?

「社員が新しい知識を身につけた」で、
社長、経営者、経営幹部の
あなたの要望が満たさせるならば、

なにも平日の仕事の時間を割いて、
高額の受講費や
交通費(場合によって宿泊費)を
支払う必要はないと思いませんか?

反映されることはない

社員に成長してもらいたい。
社員の能力を高めてほしい。

これを望む社長、経営者、経営幹部の
本来の意味合い、目的を
思い出してください。

経営・事業に反映すること
ではなかったのですか?

社員が研修・セミナーを受講しました。
受講報告書を書きました。
上司がそれを見て承認しました。
その上位者も承認しました。

受講した内容が、
経営・事業に反映されるでしょうか?

答えはすぐに出るのではないですか?
反映されることはまずありません。

これでもし反映されたとしたら、
受講した社員を重用する必要があります。

今の経営幹部などの上級役職者と
入れ替えた方が良いでしょう。

それほど能力が高いということです。
経営、事業を変えるだけの
知見と能力を有している可能性がある
ということです。

本当の目的は

社員が成長する。
社員の能力を伸ばす。

このことは、
経営・事業にこれらを活かし、
経営・事業に成果、結果をもたらす、
手段の一つに過ぎません。

この点がわかっているならば、
受講報告書に書かれた内容で
満足する、などということが
考えられるでしょうか?

冷静に考えれば、
お分かりいただけると思います。

受講報告書の中身では、
十分とは言えません。
はっきり言って足りないと思います。

社長、経営者、経営幹部の視点、
受講内容を経営、事業に活かす観点から、

受講者に受講内容について、
質問したいこと、
訪ねたいことは
山の様にあるのではないでしょうか。

もし質問したいことはない、
訪ねたいことがないのなら、
そもそも受講させる必要がない、
ということだと思います。

社長、経営者、経営幹部のあなたが、
事前にこの研修・セミナーを受講し、
その内容を熟知している場合以外、
質問したいこと、訪ねたいことがない、
ということは起こり得ないことです。

もしあなたが詳しく知らないことならば、
質問、訪ねたいことは、
山の様にあるはずです。

それが、経営、事業の成果、結果に
つながると考えていることならば、
なおさらではありませんか?



外してはいけないこと

ここまでの話の流れで、
すでにお分かりだと思います。

研修・セミナーを社員が受講した際に、
外してはいけないことの1番。

それは、受講後に、
直接社員から受講報告を受ける機会を
必ず設けることです。

社員の上司がそれをやるのではありません。

この研修・セミナーを受講することで、
経営、事業に活かそうを考えた方、
その上位者、そして事業責任者は、
必ず報告の場にいて、活発に
質問、ヒアリングをする必要があります。

その場に、社長、経営者、
他の事業責任者や経営幹部も、
その場にいることが、
ほぼ必須であることも
お分かりいただけるでしょう。

直接に報告の機会を設ける。
しかも、その機会は、
受講後できるだけ早い時期に
設けるものです。

受講後の時間が経つほどに、
日々の業務に押し流され、
受講者の意識、意欲が減るからです。

責任者、社長、経営幹部、
事業責任者などの
関心も薄れてしまう可能性が
あるからです。

社員が研修・セミナーを受講した。
その後、できるだけはない時期に、
受講した社員から
直接受講内容を報告する機会を
必ず設けてください。

その場には、
社長、経営者、経営幹部、事業責任者、
他の事業の責任者など、
経営、事業に責任を有し関与する人が、
必ず同席してください。

そして、質問などをして、
受講内容を詳しく聞き出してください。

次回では、、、

さて、この報告の場において、
受講内容を詳しく聞けば良いのか、
となると、どう考えるでしょうか。

詳しく聞かないよりは、
聞いた方が良いです。

それについて、質問などを
することには意味があります。

しかし。

この時に、
受講した社員に何を報告させるのか。
どの様な観点で質問をし、
場合により議論をするのか。

実はこの点が、極めて重要です。

次回は、何を報告させ、
どの様な観点で質問、議論をするのか、について、
あなたと共有します。

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