ルールを遵守させるその前に:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

会社、事業、業務毎に決まりごと、ルールが
大抵の場合あります。

これらの決まりごと、
ルールを守らせるようにしようとするでしょうが、

実際には守られず、
ルール違反は繰り返されます。

決まりごとを守らない。
ルール違反が繰り返される。

このようなことが
なぜ繰り返し起こり続けるのでしょうか。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:13分50秒)

決まりごとを守らない、
ルール違反が繰り返される理由を今回は明らかにし、

その対応も併せてあなたと共有をします。

物を置かないルール

ある倉庫で実際にあった話です。

倉庫の中には、
防火シャッターや出入りの扉、
消火器や消火栓などが配置されています。

例えば、
防火シャッターならば、

降下して閉まる場所には、
日頃そこに物を置かずに、
常に空けておく必要があります。

そこで該当する床面の
物を置いてはいけない範囲を
黒と黄色の縞になった
トラテープを貼って囲うことがよく行われています。

万が一の火災時に、
何かしらのものが
その場所に置かれていて、
防火シャッターが閉まらなければ
延焼を食い止めることが
できなくなくなるからです。

扉の前にもトラテープで
同じように物を置かない範囲を
囲って示しています。

これは扉が開かなくなることを
避けるためですし、
扉が開くから
そこは危険があると示しています。

消火器や消火栓の周りも
同じように
トラテープで囲われています。

ものが置かれていると、
消火器や消火栓が
使用できないからです。

倉庫だけでなく
スーパーやデパートなどでも、
「ここには物を置かない」
などと記載された表示が
床面に施されています。

同じように必要な機能を使用し
安全を守る必要があるからです。

繰り返されるルール違反

ある倉庫でも、
同じような理由、用途から
各所にトラテープが貼られ、
物を置いてはいけない区画が
示されています。

トラテープで囲った部分には、
物品類を恒常的に置く、
設置することはダメ、
という決まりごと、ルールです。

恒常的に置くだけでなく、
瞬間的であろうと
一時的であろうと、
物を置くことは禁止、
というルール、決まりごとです。

しかし。

トラテープで区分された場所に、
一時的にものが置かれることが
この倉庫では散見されまし。

例えば、
カゴ車を一時的に置く。
カートを一時的に置く。
パレットを一時的に置く。

など、など。

社員や安全担当の役職者は
この状況を見つけると
近くの作業者に注意をします。

「ここには物を置かないで。
すぐに移動しなさい」と。

作業者は置かれていたもの、
例えばカゴ車、カート、
パレットを移動します。

注意をした社員や役職者は、
移動を確認して去っていきます。

しかしまた1日も経たずに
トラテープで囲った場所に
ものが置かれます。

気づいた社員、役職者が
近くの作業者に注意します。

置かれた物は
直ぐに移動し取り除かれます。

しかし数日も経つと、
またものが置かれます。

このようなことを
何度も何度も繰り返しています。

繰り返される違反

同じように、
例えばカートは1台ずつ移動する
というルールになっていますが、

左右の手で1台ずつ、
計2台のカートを
一度に移動する作業者もいます。

何度も注意され、
その時は1台ずつ移動をします。

しかし、数日も経てば、
一度に2台のカートを
移動する作業者がいます。

決まりごと、
ルールがあるのですが、
往往にして守られません。

そのような場面に出くわすと、
あなただけでなく多くの人が
ルール、決まりごとを
遵守させようと注意をします。

その瞬間は注意に従いますが、
しばらくすると
同じルール、決まりごと違反が
繰り返されます。

注意をして、
決まりごと、ルールを
遵守するように指導しているのに、

決まりごと違反、ルール違反が
なぜ繰り返されるのでしょうか?

原因解決を怠る

いろいろ理由は考えつくでしょう。

例えば、
決まりごと、ルールを伝えていない。

決まりごと、ルールとなった背景、
例えば防火シャッターがあって、
火災時にこんな危険があるから、
シュッターが閉まらないと危ない
ということを
ハッキリ伝えていないとか。

伝達、伝えることの不足、
相手に理解させることの不足、
という点はあるでしょう。

しかし。

十分に伝えとしても、
決まりごとが守られない、
ルールが守られない、
ということは減らないでしょう。

なぜなら。

決まりごと、ルールは守ること、
という前提に縛られてしまうがゆえに、

決まりごと違反、
ルール違反が起こる原因を明らかにし、
その原因を解決することを怠っているからです。

伝えたとしても

先ほどの倉庫での
トラテープに物を置くことの場合、

そこに物を置く、
例えばカゴ車を置く、
カートを置く、パレットを置くのは、

置くことで作業がやりやすい
という場合が少なくありません。

そこにカゴ車を置くことで
作業がやりやすいから、
そこにカゴ車を一時的に置くわけです。

カゴ車を置くことで、
防火シャッターが
完全に閉じない状況になる、
ということはよくわかっているのですが、

いつ起こるかわからない火災、
災害の事なので、
一時的に置くのは大丈夫でしょ、
という心理が働くからでしょう。

「一時的に置くのは大丈夫でしょ」
という考えは適切ではないのですが、
この考えでやってしまうことは
現実には少なくありません。

この部分をどんなに伝えても、
完全に取り除くことは、
現実には難しいです。

難しいこと、
容易なことではないので、
現実には物を置くことが
直ぐに繰り返されるわけです。

繰り返す理由がある

だとしたら
どのように対処すれば良いのか?
ということです。

本来はおいてはいけない場所に、
作業をする上では便利だし、
「一時的だからいいよね」と
カゴ車、カート、パレットを
置いてしまうわけです。

ということは、
その作業を行なっているスペースが、
今の状況では足りないことが
そこに置いてしまう理由なのでしょう。

作業をする場所が適切ではないことが
そこに置いてしまう理由なのでしょう。

スペースが足りない。
場所が適切ではない。

この部分を解決しなければ、
置いてはいけない場所に
一時的に物を置く
という行為は無くなりません。

物をおいてはいけない場所に
物を置くことが悪い、
ルール違反、決まりごと違反だ
というのはそうなのですが、

そもそもそこに
置く必要が生じてしまう理由がある、
ということです。

そもそも置いてしまう理由を
取り除く対応をしなければ、
トラテープで囲われた場所に
物を置くことは無くならない、
ということです。

カードを一度に2台移動することが
何度も繰り返されることを
先ほどお話ししましが。

この状況は、
カートを2台一度に運ぶ方が
作業の効率が良くなる
と作業者が考える、感じる場所に
カートを移動する必要がある状況だ
ということです。

カート2台一度に移動しないと
作業に影響が生じる
と作業者が感じる作業内容、作業場所、
あるいはカートの移動先の場所
を見直し修正しない限り、

カートを一度に2台移動する行為は、
ルール違反、決まりごと違反と
わかっていても繰り返す、
ということです。

理由を取り除く対応

私たちは、決まりごと違反、
ルール違反が発生すると、

先ほどの倉庫の社員、役職者のように、
注意をして守らせようとします。

決まりごと遵守、
ルール遵守が絶対だ、
と考えています。

これらのことは
どれもその通りです。

決まりごと、ルールは、
遵守する必要があります。

違反しているならば注意をして
守るように仕向ける必要があります。

多くの場合、
ここで留まっている事が、
決まりごと違反、
ルール違反を繰り返させています。

決まりごと違反、
ルール違反を繰り返すことは、
決まりごと、ルールに沿った
行動をしない側に問題はありますが、

同時に、決まりごと、ルールを定め、
守るように仕向けている側にも
大きな問題がある、ということです。

決まりごと違反、
ルール違反が繰り返される場合、

そこには決まりごと、
ルールに従わないほうが
業務や作業上、やりやすい状況がある、
ということです。

この状況の場合、
決まりごと、ルールを遵守するように
仕向けることは大切ですが、

同時に、業務や作業が
決まりごと、ルールによって
影響している部分を
改善する必要がある、
ということです。

改善しなければ、
決まりごと違反、ルール違反は
際限なく繰り返されることになります。

決まりごと違反、
ルール違反であることを注意する。

遵守するように仕向ける。

でも、決まりごと違反、
ルール違反の状況になる。

決まりごと違反、
ルール違反であることを注意する。

このサイクルを
際限なく繰り返すことになります。

決まりごとを守らない。
ルール違反をする。

注意をして守るように指導をしても、
決まりごとを守らない、
ルール違反をすることが
繰り返される。

このような状況に対しては、
ルールや決まりごとを
守らせるだけではなく、

決まりごとを守らない、
ルール違反をする理由を
明らかにしましょう。

この理由を解決する対策、
対応をしましょう。

そうすれば
決まりごと、ルールを守るようになります。

無料レポート